白砂山~八間山縦走トレッキング2020新緑

雪代も終わり梅雨入り前のハンノキ沢。涸れ涸れです。快晴に恵まれた白砂山稜線トレイルでは、僕たち以外10人のトレッカーと出逢いました。

途中昨秋の台風19号の傷跡が何か所か残っていましたが、心配するほどではないです。一番ひどいのが八間山からの裏ルートで池の峠駐車場へ下りていく登山道の途中2か所、ひどい倒木で登山道が塞がれています。でもここはピンクテープを設置してあるので、ちゃんとピンクテープ通りに歩けば大丈夫です。

上の写真が2か所のうちの一つです。写真ではひどい状況だという様子があまり伝わらないですね。

それから例年通りに残雪で道迷い遭難を起こしやすい場所がまだ3か所ほどあります。ピンクテープを設置しておいたのでこちらも目印を見落とさないようにすれば大丈夫です。まずは水場から堂岩山の間です。登りも下りも踏み跡がなければ初めて歩く人は迷う場所です。二つ目は堂岩山山頂付近です。そして三つ目は金沢レリーフ手前です。まぁ、あと一週間くらいで残雪も少なくなるので、時がたてば解決です。

ところで10人のトレッカーのうち一組二人連れの方々は三国峠からムジナ平避難小屋泊の方でした。小屋泊は快適だったとのこと。僕もいつか。

この時期、お花も結構楽しめました。派手なお花はまだですが、小さなお花にはたくさん逢うことが出来ました。ヒメイチゲとナエバキスミレは堂岩山から八間山の稜線でお花畑が見事でした。シラネアオイも野生のものが今見頃でした。

それからイワナシやミツバオウレン、ショウジョウバカマ、タケシマラン、エンレイソウなどもいろいろな場所で開花していました。

そうそう白砂山稜線では山桜にも逢えました。

白砂山稜線のハクサンシャクナゲはいよいよこれから咲きそうです。シラネアオイはまだもうちょっとって感じですね。

朝7時前に白砂山登山口をスタート。白砂山山頂には10時過ぎ着。下山は八間山経由で14時過ぎゴール。だいたい健脚向きの7~8時間のコースでした。

上の写真は白砂山頂から谷川連峰へと続く稜線トレイルです。白砂山トレッキングはぜひ天気の良い日にお勧めです。天候不安定だと雷やゲリラ豪雨が怖いです。逃げ場がないので。

今日みたいな日に恵まれれば最高に楽しめます・・・

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野反湖のシラネアオイ2020

いよいよ花の季節が野反湖にもやって来ました。これから10月にかけて次から次へと色とりどりの花々が咲き誇り、訪れる人を楽しませてくれることでしょう。

そしてシラネアオイが今見頃ですよ。今週末から来週末にかけて楽しめるかと思います。野反湖にはシラネアオイを見に来られている方がちらほらといらっしゃいました。

まだ芽吹きの遅い岳樺の林は明るくて、シラネアオイが斜面いっぱいに太陽の光を浴び春風に揺れながら咲いている風景は圧巻です。

先日全国のコロナ緊急事態宣言がようやく解除されて、今週末辺りから外出自粛も少しずつ段階的に自由になりそうです。静かな自然の環境でゆっくりと過ごしたい方が、これからまた野反湖へたくさんやってきてくれることでしょう。

エゾハルゼミの賑やかな鳴き声が聴けるようになれば、いよいよグリーンシーズン本番です・・・

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新緑の松岩山&高間大黒天2020

藪山ファンが多い松岩山と登山口の案内板に書かれていました。昨年NHKほっとぐんま640の群馬の山で紹介してもらったからでしょうか、以前よりも踏み跡がしっかりできていたような気がしました。歩く人がまれにあるようです。ただここでも昨秋の台風による傷跡があって、大きな倒木が2か所登山道をふさいでいました。

ところで藪山ファンの方には申し訳ないのですが、今回の松岩山は藪漕ぎが全くなかったです。盛夏の頃ならば薄暗い森の小道も、今は新緑が眩しいくらいの明るい森の中に続いています。

まずは山頂へ。野反峠とサンビキ山が樹林越しに眺められましたが、こんな感じで山頂からの展望はさほど良くないのが残念です。松岩山からの展望を楽しむならぜひとも案内板にあった天狗岩や十二様山へ寄り道することをお勧めです。

こちら十二様山からの絶景です。そして十二様山が祀られている小さなピーク周りにはいろいろなツツジ類やシャクナゲなどの低木の木々に覆われ、ご神木と思われる古い立派なゴヨウマツがあります。

昔から山仕事に従事する里人たちに大事にされてきた場所かなということが感じられます。

振り返ると先ほど登ってきた松岩山頂が見えます。十二様山は往復20分もあれば行ってこれますが、急坂の上り下りがあるのでパスしてしまいそうになりますが、頑張って行ってみて後悔はしないはずです。天狗岩は十二様山に対してかなり楽に行ってこれるのでぜひ立ち寄ってほしい展望台です。

天狗岩からの絶景も十二様山とまた違う感じで草津白根山を楽しめます。

芳ヶ平湿地群もだいぶん残雪が少なくなりました。

新緑のグラデーションが素晴らしい松岩山を午前中歩いた後、午後は暮坂峠から高間大黒天への昔の道を歩いてみました。こちらは藪山ファンにお勧めかもです。

杉の植林地の中にポツンとこんな看板を発見。最近誰かが見つけて目印が付けられていたので、僕もわかりました。高間大黒天が当時けっこうな参拝者があったことを窺わせてくれような道標です。今回これを見つけることが出来ただけで大収穫でした。

高間大黒天はこの自然の大岩が大黒様に見える人だけに御利益があるとのこと。

いかがですか・・・

こちらのお馴染みの馬頭観音が藪の中で倒れていたので元に戻しておきました。残念なことにどうやら伐採作業が近くで行われていて、新しい作業道の開削によって一部古道が荒れていました。初めて歩く人は迷いやすいかもです。

松岩山は世立八滝と合わせてたくさんの方に歩いてほしいお勧めの山でしたが、暮坂峠から高間大黒天への古道ルートは荒れ方がひどいので紹介するのはちょっと難しそうです・・・

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奈良俣湖カヤッキング2020新緑

2019シーズンは屋久島で漕ぎ納めをしましたが、2020シーズンは群馬の山上湖で初漕ぎです。奥利根湖か奈良俣湖か悩ましいですが、この時期奥利根湖はフィッシングボートで賑やかそうなので奈良俣湖へ出かけてみました。

雪代が流れ込んで湖は満水状態。軽やかに湖面に漕ぎ出せば、360度の山々の新緑が織りなす鮮やかな緑のグラデーションに癒されます。

本流バックウオーターを目指して久しぶりのパドリングを楽しみました。天気は残念ながらスッキリせず至仏山はガスの中で姿を現しませんでしたが、オオカメノキの白い花やムラサキヤシオの赤が目を楽しませてくれます。カルガモたちもあちこちで元気な姿を見せてくれます。エゾハルゼミもにぎやかに鳴き始めていました。

本流バックウオーターも360度まさに緑の空間に包まれたような不思議な気持ち良さです。濃密な森の木々の葉を通して降り注ぐ光が湖水までも新緑色に染めているのでしょうか、それとも至仏山流域源流の森から流れ出る水が緑色に染まっているのでしょうか、なんて想像します。

小さな沢の流れ込みにカヤックで上陸できる場所を見つけランチタイムです。ゆっくり休憩していたら、なにやら風が強くなってきていました。急に日差しが強くなってきたからでしょうか。体の軽い家内はカヤックごと風にあおられて大変そうなので、いったん引き返して風待ちしても良かったのですが、頑張ることに。

帰りの奈良俣湖はずっと向かい風や横風を受けてのパドリングでした。時々湖面を兎もはねていました。潮風の臭いがないだけで、まるで奈良俣湾の海を漕いでいるようで、これはこれで楽しいハプニングでした。

ふと顔を上げると、いつの間にか至仏山がその姿を現していました・・・

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チャツボミゴケ公園&野反湖ツアー解禁2020

例年より1か月遅れて待ちに待ったチャツボミゴケ公園が2020オープンしました。管理棟の受付や売店、公園内の送迎バスもコロナ感染防止対策がなされ、万全の態勢でお客さんを迎えていました。

管理棟から登山道を穴地獄まで歩きました。新緑を楽しむには今もっともよい季節です。温泉の沢沿いでは一足早くトウゴクミツバツツジやレンゲツツジも咲き始めていて、木々の柔らかい新緑とともにチャツボミゴケグリーンと映えてとても綺麗でした。

穴地獄から水池、大池、平兵衛池へと神秘の3池コースも歩いておきました。標高を上げるに従い新緑の色が薄くなって季節を逆戻りしていくことが実感できました。

水池や大池、平兵衛池ではモリアオガエルの鳴き声が聞こえました。これから産卵活動が始まるのでしょうね。穴地獄のそばの池ではモリアオガエルの鳴き声がさっぱり聞こえなかったのは、工事の影響かなとちょっと心配です。

午後は野反湖へ足を伸ばしました。標高1500mの天空の湖は、さすがにチャツボミゴケ公園と違ってちょっと寒かったです。

御覧の通り南向き斜面のシラネアオイが満開です。これから6月初旬にかけてまだまだ見頃は続きそうです。駐車場とトイレは開いていますが、まだ自粛ムードが漂っていて、シラネアオイの看板も目立っていないので訪れている人はまれなようです。シラネアオイのことを知らずに野反湖へドライブでやって来た人は、皆さん素通りのようでした。来週あたり首都圏方面の外出自粛が解除されれば、たくさんの方々に楽しんでもらえそうです。

シラネアオイに続いてたくさんの色とりどりの花々がこれから野反湖を彩ってくれる季節がいよいよやってきました。

中之条町観光協会では、今年も天空の湖を歩く!野反湖とチャツボミゴケ公園散策ツアーを募集しています。毎年たくさんの方に群馬の中之条kuniの大自然やいろんなの魅力をガイドがご案内して楽しんでいただいています・・・

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六合の里山の古い炭焼窯

ようやく群馬県内の外出自粛要請が解除になって、中之条町の公共施設もいよいよ通常通りの営業や開放に向けて動き出しそうです。チャツボミゴケ公園はいよいよ5月23日開園だそうです。野反湖キャンプ場も5月18日から営業開始、釣り解禁も今日20日です。

ちょうど今、六合の山々の木々も勢いよく芽吹き始めています。目の覚めるような鮮やかな新緑のドームには様々な生き物たちの生気が充満しています。

そんな森の中を彷徨い歩けば、炭焼き仕事が盛んだった頃の古い窯の跡がいくつも埋もれています。小さな歴史の香りも微かに漂ってくるようです。まだしっかりと石組みが保たれて残っているものもあれば、深い落ち葉の中になんとか形だけわかるものもあります。面白いことに炭焼窯の近くには酒瓶が転がっていたりすることもあります。

こうした昔の人間の営みも、やがて森の木々がすべてを飲み込んでしまうようです。自然のおおらかさを感じます。かつて西表島を旅した時、亜熱帯のジャングルの森に炭鉱があった歴史を知り驚いたことがありました。ジャングルの川の濃密な森をカヤックで漕ぎながら、大自然の森の回復力や生命力に感動を受けたものです。

こちら、杉の植林地の中に見つけた窯は、もっとも原型をとどめていました。器用に石組みしてあることがわかります。窯の上部に大きな広葉樹の木が根を張って成長していて、炭焼窯が使われなくなってからの年月を物語っています。

森はいつもの通り新緑の季節を巡らせていますが、僕たちは出来ることから少しずつ活動を広げていくことになりそうです・・・・


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ガラン沢入渓ルート調査2020

一昨年の夏に調査して以来です。その時もひどい荒れ方でしたが、昨年10月の台風19号の被害でさらに荒廃しているかもです。そして滅多に歩く人がいないようなので、御覧の通り熊さんのやりたい放題な野生の楽園です。今回は途中で出始めたタケノコを食べたであろう真新しい糞が一つ落ちていましたよ

林道歩き1時間で馬止登山口の先の林道入り口にやっと辿り着きます。僕たちはMTBでアプローチしましたが、行きは40分くらい、帰りはその半分でした。この登山道はガラン沢遡行のための入渓ルートとして使われることが主でしょうが、そのほかに宗吉地蔵やピーコック碑、幻の秘湯ガラン沢温泉が目的の人もいるかもしれません。いずれにしろ歩く人は少ないので、いきなり歩き始めから迷いやすいです。とりあえず赤布をいくつか結んでおきました。

途中オオカメノキの花が見頃でした。まだ淡い新緑の中で清楚な純白の花が心地よい春風とともに僕たちを迎えてくれました。トウゴクミツバツツジやムラサキヤシオツツジはこれからいよいよ開花しようというタイミングでした。

そんな中でこんなかわいいピンクのボンボンを見つけました。ちょっと調べてみたらブナハアカゲタマフシという虫こぶのようです。前回は7月末の深緑の季節だったので、また違う季節に歩くと様々な発見があり楽しいですね。

林道入り口から2~30分でキノコ沢通過。この沢はガラン沢の酸性な水質と違ってイワナが泳いでいてもおかしくないような綺麗な流れです。ところでここから2か所登山道が崩落していて滑落注意な場所があります。一つ目は、キノコ沢を渡渉してすぐの場所。もう一つはさらに5~10分ほど歩いた先の小さな沢上地形の場所。それ以外の場所も、急傾斜の山腹をへつるように付けられた踏み跡薄い登山道は、厚い落ち葉で滑りやすくて危険でした。キノコ沢から2~30分ほどで宗吉地蔵通過。

古い看板の文字は雨風で褪せて全く読めませんでした。なので20年前に来た時の写真を探してみました。その時のものはまだよく読める状態ですね。

宗吉地蔵からいよいよガラン沢への急な下り道です。古いロープが残っている場所もありますが、気を付けて下りないと落石や滑落事故を起こしてしまします。

ガラン沢の対岸に熊倉尾根が現れました。右端はおそらく山と高原地図志賀高原の中に峨乱と書かれている1817mの小ピークです。その直下の台地上の地形の森の中に雨水の池があるはずです。

ガラン沢も見えてきました。雪代が入っているので勢いのある川音が渓谷に響いています。ちょうどお昼頃に到着。気候的に今が一番気持ちいいですね。河原でゆっくりランチタイムにしました。

20年前の秋、紅葉が真っ盛りな頃、大勢の仲間とガラン沢温泉へ行ったことを想い出します。その時は林道終点の発電用の取水ダムからガラン沢を遡行したので、もっと下流から歩いてきてこの場所を通過しました。この先にピーコック碑があります。

ガラン沢は昔から遭難が多くて魔の谷とも呼ばれ恐れられています。最近は少なくなりましたが、昭和時代は世間を賑わせた遭難が幾度もあったようです。

ガラン沢温泉へはピーコック碑付近で左岸から流れ込んでいる湯の沢へ入ります。通過が難しそうな滝には鎖が付けられていました。当時はだれが運んで整備したのか源泉から塩ビ管でポリの浴槽まで温泉を引いてあり、狭いけれど大人が2名が入浴できるようになっていました。

もちろん今は大雨や雪崩で流されて跡形もないでしょう。湯加減といい泉質といいなかなかのいい湯でした・・・

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