噴火警戒レベルと登山者の対応

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 昨年6月に湯釜を中心とした白根山の噴火警戒レベルが2から1にダウンしました。そのため噴火警報は「入山規制」から「活火山として留意」になり、登山者の対応として湯釜から500m以内が立ち入り禁止エリアとなりました。噴火のおそれがあるということで3年間レベル2の状態が続いていましたが、幸運にも予知は当たらず噴火することなくレベル1に下げられました。そして今回の予期せぬ本白根山の噴火ですが、白根山の半径2㎞の赤い円がそのまま下へスライドした感じになりました。つまり新たに本白根山が噴火警戒レベル3に設定されたので、鏡池を中心に半径2㎞以内が立ち入り禁止になったからです。せっかく白根山が噴火警戒レベル1になって、これから草津スキー場を中心にしていろいろなコースをガイドしたいと考えていた矢先の出来事でした。山と高原地図「志賀高原」を参考にすると、ご覧のように芳ヶ平ヒュッテは本白根山が噴火した場合は4㎞近く離れているので噴石飛来の被害からは安心です。また観測体制が整備されている白根山は噴火警戒レベルが1で今のところ静穏な状態ということですから、湯釜から2㎞近く離れているので、まさかの突然の噴火がない限りは大丈夫です。

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また噴火の被害の大きさは単に火口からの距離に比例しているわけではなく、風向きや周辺の地形によって違うというのは想像しやすいことです。上の写真を見ればいろいろなことに気づきます。外国人が撮った噴火の瞬間の動画がニュースで良く流されましたが、どこで撮っていたかわかりますか?コマクサリフトとトドマツコースの間からも噴火口が見つかったそうですが、あまりにも近い場所です。風や地形が偶然にも外国人を守ってくれていたことがわかります。

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白根山が直近で噴火したのは1983年だそうです。湯釜から大きな噴煙が上がり、その時の噴石は最大550mほどの距離まで飛散したそうです。様々な情報を集めて、ただやみくもに怖がるのではなく、噴火という気まぐれな大自然と上手に付き合っていきたいと思います。

現在気象庁から出されている警戒事項です。

本白根山鏡池付近から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。爆発的噴火に伴う大きな空振によって、窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。引き続き、白根山湯釜火口から概ね500mの範囲ではごく小規模な火山灰等の噴出に注意してください。また、ところどころで火山ガスの噴出がみられます。周辺のくぼ地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留することがありますので、注意してください。 以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。群馬県:嬬恋村、草津町

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