五三郎小屋(ぐんま県境稜線トレイル余話)


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「昨秋大高山周辺の登山道が整備されたんだから五三郎小屋だって綺麗に改修されてるんじゃないのなんて、快適キャンプの淡い期待を胸に吹雪を突いて2月の3連休の初日の午後遅く五三郎小屋に辿り着いた。剥がれそうなトタンの屋根に穴の空いた壁、雪の吹き溜まりと化した小屋の内部・・・。期待は簡単にうち破られた。小ゼン沢の源頭に立つこの小屋は、風の通り道だった。小屋の内部は冷凍庫のようだ。雪を掻き出してどうにか生活できるようにした・・・」(1994~5年頃の記録より。)

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歴史は繰り返す?冒頭の話は1994~5年の話。そして、2018年8月全ルート開通したぐんま県境稜線100キロトレイルですが、途中エスケープルートも少ない行程中の貴重な避難小屋として、大高山と小高山の鞍部にあるこの五三郎小屋に注目した登山者はきっとたくさんいたかと想像します。そしてこの小屋をあてにしてようやくたどり着いた登山者は、想定外な荒れ方に落胆された方も多かったのでは。でも五三郎小屋が廃屋のようになっていて使えなかったのは、20年以上前からまったく変わってません。

ootaka041六合村誌には、五三郎小屋は昭和37年に長野電鉄山岳部が志賀高原から野反湖への登山道を開拓した際に避難小屋として建てられたものだと書いてあります。五三郎小屋という名前は、その当時の電鉄山岳部長和田五三郎から付けられたようです。

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来年もぐんま県境稜線トレイルをロング縦走を計画する登山者がたくさんいるかもですが、登山道情報にどうぞお気をつけてください・・・

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