チャツボミゴケ探検隊2019

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約10年間で40万トンの褐鉄鉱を採掘した鉱山跡だったことを物語る

遺物をいくつか発見しました。

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トロッコのレールや太いワイヤーケーブルが、

閉山して半世紀の時の流れを感じさせてくれます。

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強酸性の地下水が滔滔と湧き出てきます。

ここはチャツボミゴケ公園の穴地獄のように火山性の温泉ではなく、

太古の火山によって熱変性された古い地層の水脈が源のようです。

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2年前の9月に訪れた時の様子とはまったく違っていて、

チャツボミゴケはもちろんウカミカマゴケ等のバイオミネラリゼーションによって

褐鉄鉱が生成するスピードは想像以上のようです。

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チャツボミゴケやウカミカマゴケの成長によって湧水の流れは刻々と変化し、

バイオミネラリゼーションによって鉄鉱床が生成していく様を

目の当たりすることができました。

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このような褐鉄鉱の大地にもしっかり根を張って生きようとするミズナラの幼木。

強酸性水だろうがとにかく水と光があれば大きくなれるようです。

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ほぼウカミカマゴケの勢力範囲の中に小さなチャツボミゴケの塊を発見。

このように生存競争して勢力範囲を変化させながらも共存しているようです。

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チャツボミゴケたちをよく観察すると、様々な生き物が見つかったりもします。

この幼虫はたまたま周りの木から落下したのかもしれませんが、

ほかにもアリや羽虫なんかも見つけることができて、

小さな生態系の世界があるのではないかと想像が膨らみます。

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そして、大発見です!

チャツボミゴケの蒴が見つかりました。

今までベールに包まれていたチャツボミゴケの生態ですが、

現物でこれを見つけたのは日本で5本指の中の一人というお褒めの言葉を、

探検隊の先生たちからいただきました!

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わかりますか?

ルーペでみると透き通った薄緑色の4枚の花被が綺麗でした。

すでに胞子が飛んだあとだそうで、

このチャツボミゴケの種がどこかへ飛んで行って旅するのかと思うと、

小さな生命の壮大なドラマを感じずにはいられません。

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行きはよいよい帰りは・・・

深い笹藪漕ぎの登りはかなりきつかったです。

でも今回のチャツボミゴケ探検隊は、

コケや珪藻、地質の先生方からいろんなことを教えてもらうことができて、

大変勉強になった1日でした。

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