チャツボミゴケが元気になっています!2019/6/24

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ビロードの絨毯と形容されるチャツボミゴケの群生が

四季折々の自然の風景に映えます。

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いつ来ても訪れる人を癒してくれるチャツボミゴケ公園や穴地獄の景観ですが、

実はここが50年くらい前まで鉄鉱石を露天掘りしていた、

日本国内第2位の生産量を誇った群馬鉄山だったのです。

そして1万年以上前の鉄鉱石からチャツボミゴケの化石も発見されています。

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今も火山活動している草津白根山からは

草津温泉や万座温泉に代表されるように豊富な温泉の恩恵を受けていますが、

この穴地獄からも太古の昔から温泉が豊富に湧出していました。

チャツボミゴケがどのようにたくましく生き続けてきたか想像してみたくなります。

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チャツボミゴケは世界でももっとも強酸性の水環境で繁殖するコケですが、

穴地獄から湧出する鉄分を多く含んだ強酸性の温泉とのバイオミネラリゼーション、

つまり生体鉱物形成作用によって大規模な鉄鉱床を形成したんだそうです。

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そのバイオミネラリゼーションによって今も鉄が形成されている場所が

平成29年2月、「六合チャツボミゴケ生物群集による鉄鉱生成地」として

国天然記念物に指定されました。

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このようにここではラムサール条約にも登録された活火山の大自然の貴重な生態系と

戦争末期から戦後の経済復興を支えた歴史的価値のある産業遺産という、

自然と人工が見事に融合した他では例を見ない景観を見ることができます。

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