渋峠から芳ヶ平湿原へ下る登山道沿いは、知る人ぞ知るモミジカラマツロードです。
今年は遅くまで残雪があったので開花が遅かったのですが、
ちょうど今が見頃です。
さて梅雨明けして本格的な夏山シーズンの芳ヶ平湿原ですが、
今回は、群馬県の天然記念物にも指定されている高山チョウの
ミヤマモンキチョウを二日間にわたって追っかけるお仕事でした。
ミヤマモンキチョウって、ほんと美しいチョウです。
羽化したチョウは、この時期クロマメノキの葉っぱに産卵するんだそうです。
ハナニガナや鬼アザミの花を盛んに吸蜜していました。
クロマメノキの葉っぱに付いたこの虫はミヤマモンキチョウの幼虫でしょうか。
高山植物はというと、ワタスゲもまだ残っていましたが、
サギスゲが遅れて今がちょうど見頃でした。
モウセンゴケが活動を活発化させていましたよ。
よーく見たらコバエが餌食になっています。
他にはイワショウブやコバギボウシが咲き始めていました。
こんなのにも驚かされました。
2mもあろうかという青大将の抜け殻です。
カルガモ君一家は1羽減っていましたが、皆さん元気にえさを探し求めていました。
今までこんなにゆっくりと腰を落ち着けて芳ヶ平湿原を観察したことがなかったので、
新しい発見がたくさんありました。