四阿山鳥居峠ルート2020新緑

新緑が眩しい季節の四阿山を歩いてきました。浅間山における黒斑山みたいに四阿山も古い火山のカルデラ地形が山体を造っています。変化に富んだ登山ルートが四方八方とは言えないまでも数ルートあって、その時の気分でコースを選んで楽しめる山です。今回は久しぶりに鳥居峠林道終点からの群馬県境稜線トレイルコースを歩いてみました。

その鳥居峠ルートも林道終点登山口から途中の古永井分岐まではさらに2コースに分かれます。どちらを登ってもほぼ同じコースタイムなので、こちらも気分次第。今日の僕たちは花童子の宮コースを登りにして、的岩コースを下りにしました。四阿山は古くからの山岳信仰の山として修験道が盛んだったようですが、花童子の宮コースから登ると古い石碑を登山道わきにいくつも探し出すことが出来て、当時の修験道の様子が偲ばれます。

修験者が集まる中宮として栄えた花童子の宮跡は、北アルプスが一望出来てるほど見晴らしも良くて、休憩するにも良い場所です。東屋もあります。

的岩コースと合わさる古永井分岐を過ぎるといよいよ2354mの山頂まで県境稜線トレイルらしい尾根歩きの景観が広がります。季節ごとに花が楽しめるガレ場があったり黒木の森のトンネルだったり、さらに登りだけじゃなくて小さな上り下りもあったりします。

このルートで一番注意しないといけないのが古い木製の階段箇所です。苔むしていて見た目ではわからないけれどツルツルの場合があります。また気温が低い時期は雨が凍って薄い氷になっている場合もありますから、くれぐれもご用心ください。

山頂までもうひと頑張りの距離なので、寄らずに通過する方も多いですが、嬬恋清水で冷たい水を補給する計画で立ち寄ってみることもお勧めです。のどカラカラの時の嬬恋清水は頭がキーンとなる冷たさです。トレッキング旅をいっそう思い出深いものにしてくれそうです。

山頂とうちゃこ。古い石宮です。山頂にはほかに里宮である真田町山家神社の二つの奥宮があります。西宮と東宮があり上州と信州の水の流れを見守ってくれています。両宮とも白山権現として讃えられる水分神が祀られているそうです。

山頂で休んでいると誰かドローンを飛ばしていました。静かな山頂で勝手にブンブンやられると気になりますね。

するとそのうち怪しい雲行きになってきました。アラレがポツポツと落ちてきて嫌な予感です。まだ午前中だし天気予報では1日中曇りマークだったというのに。

早々に山頂から退散です。お昼には早すぎる時間ですから、まだまだ登ってくる登山者とたくさんすれ違いました。

そして嬬恋清水を過ぎて黒木の森の中を歩いているときに突然近くで雷が落ちました。何の前触れもなく大音響で雷鳴が響いて驚かされました。山頂で休んでいる人たちはもっと度肝を抜かれたでしょう。山の雷の怖さを思い知らされました。

古永井分岐から的岩コースを選んで下山。雷雲は四阿山からは遠ざかったようで、ここでゆっくりお昼にしました。的岩は古い火山である四阿山の地中のマグマが長い年月の間に地表に現れたもの。なかなか迫力のある奇岩で国の天然記念物に指定されているだけあります。バラギ山ルートの途中にも的岩と同じ奇岩が見られますが、こちらは鬼岩と呼ばれています。

群馬県境稜線トレイルはこの四阿山から谷川連峰まで続いていきます。この夏は縦走にチャレンジする人もきっといるのかなと思います。昨日の白砂山稜線ではハクサンシャクナゲがツボミでしたが、的岩コースのコメツガ林のアズマシャクナゲはもう花開いていました・・・・

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