オッタテ峠と二つのオッタテの峰

ぐんま県境稜線トレイルの野反湖・横手山エリアのC区間にはちょっと迷いやすい道標があります。まずは上の写真の道標がある場所。小倉三叉路とあります。この場所は、ぐんま県境稜線トレイルでは、オッタテ峠と呼んでいる場所です。左ダン沢の頭、右大高山、下登山口とあります。下登山口とは、鷹巣尾根登山道の入り口、馬止もしくは小倉林道入り口のゲートです。オッタテ峠を目印に通過する登山者は、オッタテ峠と書いていないとやはり不安になるのではないかと想像します。

オッタテ峠から左のダン沢の頭へ、つまりは横手山方向の西側に向かって稜線を辿ると、途中に上の写真の標柱がある場所を通過します。昔から天狗が住む峰といわれるオッタテ峰(1880m)です。オッタテとは天狗のことだそうです。熊にかじられてわかりずらいですが、標柱にはオッタテの峰とあります。

ところでこちら同じくオッタテ峰という標柱があります。ローマ字にはottate no mine peakとあります。この標柱があるのは、オッタテ峠から右へ大高山、つまりは野反湖方向の東側へ向かって稜線を辿ると、大高山を超えた2万5千図では1965pの場所です。二つのオッタテ峰を通過した登山者の中には混乱する方もいるかもしれません。特にこの場所は、昨秋の台風19号によってすさまじいくらい倒木で荒れてしまっているところです。まさに天狗様が大暴れしたのかもしれず、そういう意味ではオッタテ峰の名にふさわしいところかもですが、私の個人的見解ではこちらのオッタテ峰は間違っています。解決策として私は2万5千図の通り1965mpと呼んでいます。または東のオッタテ峰と西のオッタテ峰と呼んでもいいかもです。

オッタテ峠と大高山の間には荒廃していて使用できない五三郎小屋という避難小屋があります。ここは水場と屋根だけはあるので最低限の非常用ビバークはできるかと。そんな五三郎小屋入り口に、上の写真のような熊にかじられた古い道標があります。おそらく天狗平もしくは天狗原と書かれていたと推察します。大高山稜線から眼下に眺めることが出来る美しい池塘のある小湿原です。

登山道はありますか?という質問が時々受けますが、かつてあったのですが今は荒廃して深い笹薮の中に消えています。

ぐんま県境稜線トレイルの野反湖・横手山エリアのさらにD区間のさらに大高山と赤石山の間の稜線は、最も登山者に歩かれていない秘境かもしれません。わかりにくい標柱や伸び放題の笹薮、避難小屋の荒廃とクレームもたくさん聞きましたが、ポジティブにとらえれば便利な世の中で他では味わえない山登りの楽しさを気付かせてくれこともあるかもです・・・

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