大高山の風倒木@ぐんま県境稜線トレイルの新名所

2019年秋の台風19号は各地に甚大な被害を残しましたが、ぐんま県境稜線トレイルにも大きな傷跡を残しました。先日野反湖からダン沢の頭まで歩いて、トレイル上の風倒木被害を確認し、迂回路を誘導する目印などを付けて応急的処置はしてきました。しかしながら、いつまでもこのままでは心配です。

午前7時、野反湖キャンプ場からエビ山経由でカモシカ平へ。チェーンソーや燃料なども担いでの登りはきついです。ガスで何にも見えないカモシカ平からさらに頑張ること2~30分、コースタイムよりも遅れながら午前9時半ようやく現場に到着。すぐに作業開始です。トレイル上になぎ倒されているオオシラビソの大木を次々に除去していきます。

一見どこから手を付けたらよいかわからないほど複数の木が折り重なって倒れているところもあります。まずは良く観察して安全に作業できる手順を見つけなければなりません。

7人が2~3グループに分かれて効率よく作業していきます。作業する方々は日頃から道路などの倒木処理にも慣れていて熟練の技を発揮していました。

こんな太い木もどんどん切っちゃいます。なかなか危険で大変な作業です。

迂回路が6~7箇所ありましたが、すべて簡単に通過できるようになりました。

地図上で1965mの小ピークを中心に前後に広がっている大倒木地帯ですが、今回もあらためて台風19号の風のパワーの破壊力に圧倒されっぱなしでした。

先頭グループが大高山山頂まで達してすべての倒木処理を終えたことを確認したのがちょうど正午。想像以上に早く作業が終了してびっくり。さすがです。

現地を歩くときには何気なく通過してしまうようなところでも、周りを見渡すと無数の大木が倒れているのがわかります。一日でこのような無残な風景に変わってしまうなんて、どんな風がここを吹いたんでしょう。大自然のダイナミックな姿から底知れぬパワーを感じるとることができます。

ぐんま県境稜線トレイル上にある野反湖から大高山ピストンコースはあまり知られていなくてマイナーですが、この倒木地帯の様子を観察しながら歩くのも面白いのでもっと多くの人に歩いてほしいです。ニッコウキスゲで有名なカモシカ平までで帰る人も、あともう1時間半ほど登りを頑張れば大高山(2079m)です。大高山からの景色もとてもいいです。

午後4時、仕事を終えて野反湖キャンプ場に帰着。あまりの傷跡の深さから、倒木が整備されるのはそうとう大変な作業ではと心配していましたが、わずか1日で無事整備が終了しました。地元役場職員を中心とする皆さんにはほんとうにお疲れさま&大感謝です。ありがとうございました。

オーバーユースで自然が破壊されるのも大問題ですが、せっかく整備されたぐんま県境稜線トレイルもまったく歩く人がいなければトレイルは笹薮が伸びやすくなります。ワイズユースなトレイルを維持していくことが大事です。

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