梅雨明け前の渋峠~野反湖@ぐんま県境稜線トレイル2020

梅雨空ですが今日はなんとかお昼ごろまでお天気が持ちそうということで、渋峠から野反湖までの群馬県境稜線トレイルを歩いてきました。

昨日ガイドで2152mの渋峠から2307mの横手山山頂までの渋峠スキー場ゲレンデを歩き、また反対側の横手山スキー場のゲレンデを下ってノゾキまで歩いているので、今日はノゾキから午前6時30分スタートです。ゲレンデを横切ってD-53番プレートからいよいよ登山道に入ります。志賀高原名物タケノコ汁の根曲竹が繁茂する稜線トレイルがここから始まります。登山道はまだ最近草刈り整備が行われたばかりらしく、おかげさまで赤石山まで快適に歩くことが出来ました。

ただし登山道そのものが荒れていて、ぬかるみや大きな段差、木の根っこなど足をとられやすく転倒しないよう常に注意が必要です。草津峠から鉢山を過ぎてようやく赤石山がはるか向こうに見えてきました。

四十八池分岐を過ぎて忠右衛門新道までくると赤石山がようやく近くに感じられるようになりました。両側を2m以上はありそうな根曲竹の中を歩いていると、時々展望の良い場所に出るとホッとします。

オオコメツツジが咲く赤石山山頂は午前8時40分とうちゃこ。大沼池の眺めが最高です。

D-33番プレートからいよいよ秘境感たっぷりなエリアに突入です。熊さんに遭う確率も高くなるので、ちょっと緊張します。

登山道沿いではゴゼンタチバナが今一番多く咲いていて、縦走歩きの緊張感をいつも癒してくれました。

5分ほどで仙人池です。ちょっと寄り道。クロサンショウウオの卵が観察できました。

登山道の状態ですが、赤石山からカモシカ平までは昨秋10月中下旬に草刈り整備が行われているのでまだ道迷いするほど笹薮が伸びてはいないですが、イタドリとか草類がけっこう伸び始めていました。

また湯の沢の頭手前のD₋28~D₋30プレート間の台風19号の倒木処理はまだ行われていませんでした。でも通過困難場所には必ずピンクテープを付けてあったので、ほんとうに安心して通過できました。「誰が付けたのかな、ありがたいなぁ。」と思ったら、そうだ前回の調査で自分が付けたことを想い出して笑っちゃいました。

おっと熊さんの爪痕です。1か月ほど前に歩いた時はなかったはずです。縄張りを主張しているのでしょうか。

湯の沢の頭は標識がありません。また山頂の下を巻くように登山道が付けられているので知らない間に通過してしまいます。上の写真のような古いプレートを食べている岳樺が、湯の沢の頭の目印です。

湯の沢の頭を過ぎると小さなコケの庭園があります。毎年広がっているようで、とても綺麗な場所です。そしてその先にビバークできる広場があります。草刈り整備の人たちがここにベースキャンプを張って仕事をしている場所のようです。

このあたりドコモの携帯電波は繋がります。そういう点では繋がりにくい白砂山から三坂峠の稜線トレイルよりは安心ですね。

でもまた有りましたよ。熊さんの気配。タケノコをたくさん食べたのか糞の家色が白っぽいです。

こっちのはもっと白いです。

ようやくダン沢の頭が見えてきました。この登り結構きついです。でも頑張って登り切れば、後ろを振り返ってのガラン沢流域の山や谷の展望が素晴らしいところです。

横手山の山頂付近は雲がかかっていますが、ガラン沢の様子がよくわかります。

ダン沢の頭10時10分通過。ここからも草藪が濃くなってきていますが、根曲竹はそれほどではないので快適に歩けます。

次に目指す大高山が見えてきました。まだまだいくつもの峰を超えていかなければなりませんが、オッタテ峠まで下りベースなので気分はいいです。

と思いきや、今度は黒いですね。熊さんとの出会いがしらの出逢いはご免ですから、常に注意が必要です。

オッタテ峠付近ではモミジカラマツの花に癒されました。

1820mほどのオッタテ峠からいよいよ小高山を越えて2079mの大高山まで登りが始まります。

小高山10時50分通過。古い標識ですが何者かに壊された跡が。この後同じように五三郎分岐と大高山でも古い標識が壊されていました。この破壊力はだいたい察しがつきますね。ずっと熊さんにご注意ください。

五三郎分岐の標識。

大高山の標識。熊さんもぐんま県境稜線トレイルを歩いているんですね・・・

五三郎小屋と水場の様子も確認してきました。確かに五三郎小屋で泊まるのは気味が悪いですね。水場があるような場所ですからどうしてもジメジメしているのが気味の悪い原因です。驚いたことに小屋奥にはヒカリゴケではないですか。25年位前の五三郎小屋の写真を見つけてみたら、やっぱりヒカリゴケが写っていました。

水はきれいな清水が前を流れていて、非常時は覚えておくと安心ですよ。

扉も無くてまともには使えないですが、ヒカリゴケのある避難小屋なんて他にないでしょう。群馬県境稜線トレイル珍百景があればきっと認定間違いなしでしょ!

大高山を午前11時40分頃通過。この先がつい先日台風19号の倒木処理で役場の方々と汗を流した場所です。ほんと役場の方々のおかげで通過が楽ちんになって良かったです。ここまで歩いてくると疲れた体ですから余計感じます。

あれほど大変だった区間も簡単に通過。カモシカ平には40分ほどでとうちゃこです。ニッコウキスゲの様子を見て回りました。

カモシカ平のニッコウキスゲの大群落は知る人ぞ知る花も名所なんですが、まだそれほど咲いていないようです。というか、今年は不作なんでしょうか。

今週いっぱいはまだまだ咲きそうですが、どこまで咲いて一番の見頃になるかはちょっと予想が難しいです。

でもカモシカ平の素晴らしいロケーションの中に咲くニッコウキスゲの花は、それはそれでここまでやってくる価値は十分にあります。いくら野反峠のニッコウキスゲ群落が素晴らしいとしても、両者を比べることに何の意味もないと思います。

さてカモシカ平から三壁山まで最後の登りをひと頑張りです。三壁山を過ぎるころ雨が落ちてきて、ゴールのキャンプ場まで降りてきたら本降りになりました。午後13時40分とうちゃこ。

カテゴリー: エコツアー的, トレッキング, 野反湖うらやまガイド パーマリンク

梅雨明け前の渋峠~野反湖@ぐんま県境稜線トレイル2020 への2件のフィードバック

  1. カワセミ のコメント:

    凄いですねぇ クマの痕跡に遭遇しても冷静に進む事が出来るなんて 野反湖は好きで良く訪れますが横手山から歩けるとは・・素晴らしい!お疲れさまでした!!

    • 山雨海風 のコメント:

      カワセミさん コメントありがとうございます。
      今の季節の野反湖、
      花が綺麗で素晴らしいですね。
      野反湖から赤石山までのコースはこのコースはあまり人に歩かれていないので、
      野生の臭いがプンプンします。
      ボーっと歩いていたら熊さんに叱られます!

コメントを残す