紅葉の芳ヶ平湿地群トレッキングガイド2020

数日前から草津白根山の火山活動が活発化しているそうで、残念ながら早くも今シーズンの志賀草津道路の殺生~万座三差路間は道路閉鎖となりました。(とはいっても群馬県側から渋峠までは万座温泉経由で志賀万座道路は11月中旬まで通行可能なはずです。)そんな活火山である草津白根山の群馬県中之条町の山麓に太鼓の時代から温泉が湧く穴地獄では、チャツボミゴケがまさに今見頃といっていい蛍光グリーンの輝きを見せてくれています。

また、かつて群馬鉄山として開発されたチャツボミゴケ公園には様々な樹種の落葉広葉樹が植林されていて、カエデやツツジ、ナナカマドなどの紅葉もいよいよ見頃となっています。

今日は標高1200m前後のチャツボミゴケ公園から標高2152mの渋峠までトレッキングガイドの下見で歩いてきました。まずは水池へ。ミズナラや岳樺、カラマツの紅葉がいよいよこれから下旬にかけて楽しめそうです。

大池です。水鳥の群れがたくさん集まっていました。僕たちの気配に驚いて一斉に飛び立っていきました。紅葉は今がまさに見頃です。

四つ角のミズナラです。この辺りはミズナラや岳樺、コメツガの森です。落ち葉の中にたくさんの宝石を見つけました。 ナラハヒラタマルタマフシ という虫こぶで ナラハヒラタマルタマバチ が産み付けたものだそうです。

平兵衛池は帰りに寄ることにして大平湿原を目指します。実は下見の大きな目的は、大平湿原から新しい登山道ルートを歩くことです。今までのルートだと芳ヶ平湿原まで大沢川を渡渉して草津町側の登山道を大きく迂回していくことになるのですが、新ルートは直接芳ヶ平湿原まで近道で歩けます。

オムスビ山に新しい登山道がカラマツの林の向こうに垣間見えました。近道だから急坂もありそうで、滑ってオムスビコロリンにならないように気を付けないといけないかも。

大平湿原から大沢川渡渉点の手前に新しい道標が設置されていて、いよいよ一般公開されたオムスビ山登山道を初めて歩いてみました。 背丈あるほどの笹原の中の道はまだ刈り払われたばかりの笹の切り株がまだちょっと歩きにくいですが、カラマツやコメツガ、シラカバや岳樺の疎林の美しい風景の中を縫うように続いていきます。

やがて登山道は標高差200mの登り坂です。とりあえずあそこに見える岩まで頑張ろう!藤左衛門の休み岩といわれている溶岩の露頭です。

藤左衛門の休み岩です!これ、なんかよく見たら、大巨獣ガッパの横顔みたいですね。

そんな休み岩から振り返ると絶景が広がっていました。大平湿原のカラマツの森が黄金色です。コメツガの緑が良いアクセントになっています。

オムスビ山に登り上がると芳ヶ平野営場展望台です。そこからいよいよ芳ヶ平湿原へと続く平坦な尾根道で、火山ガスの何箇所からも活発に噴気している草津白根山や赤い屋根のヒュッテもすぐ近くに見えます。

芳ヶ平ヒュッテ前に新しい看板が設置されていました。草津温泉方面へ下山する方は、大平湿原近道を下っても間違いではないですが、大沢川の渡渉があるので注意が必要です。

チャツボミゴケ公園管理棟を9時の第一便のバスに乗ってきたので、芳ヶ平湿原まで2時間半くらいのコースタイムでした。ゆっくり湿原の木道を回ってまだまだ盛りの紅葉を楽しみました。そして渋峠へ。約1時間で渋峠着。今日は時間がないのですぐにトンボ帰りです。

帰りはやや天気が下り坂なようでガスが立ち込めてきました。でもこれがまた幻想的な紅葉の湿原の風景を演出してくれます。

芳ヶ平トレッキングは3本のガイドがこのあと入っているので、この紅葉の美しい風景をゲストの皆さんにぜひ楽しんでいただきたいと思います。

帰りは八石山経由で平兵衛池を回ってチャツボミゴケ公園に下山しました。オムスビ山登山道のおかげで帰りのコースタイムは渋峠から約2時間半でした。僕たちのコースタイムはちょっと忙しいので、チャツボミゴケ公園から芳ヶ平湿原の往復なら6~7時間あれば標準的なコースタイムでトレッキングが楽しめるかと思います。ただし、チャツボミゴケ公園の開園時間は朝9時から午後4時半まで、最終送迎バスは午後4時ですから管理等の方には必ずトレッキングの届け出が必要です。

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