沢登りで芳ヶ平ヒュッテに一泊・魔の谷ガラン沢(2003年10月下旬)

魔の谷ガラン沢と呼ばれているが、実際はそれほどの悪渓ではない。

秋晴れの1日、志賀の稜線目指しての沢歩きは爽快だった。

特に上のガランの景色はなかなかのものだった・・・

31025garan04馬止め登山口からしばらくは山道を歩き、ガラン沢へ向かう。

 惣吉地蔵を過ぎガラン沢に降りたって、フェルト靴に履き替える。紅葉も盛りを過ぎ、沢底の空気は冷たくどんよりしている。私たちより先に一人、沢を歩いている人の濡れた足跡があった。どうやら湯ノ沢の温泉を目指しているらしいことを確認し、本流を遡る。

31025garan03沢の砂地には熊の足跡が・・・

 今度は熊の足跡を発見。ガラン沢は昔から熊の猟場として有名なだけに、ここまでにも熊の糞はたくさん見かけてきたが、沢の砂地に足跡を見つけたときはちょっとあわてた。ガラン沢には岩穴が多い。こういうところには、夏の暑い日など熊が涼んでいるから気を付けた方がいいと、後になって聞いた。

31025garan02いよいよ上のガラン

 ピーコック碑を過ぎると、だんだんと巨岩が現れてくる。この先を歩くのは初めてだ。ルートはわかりやすい。ただ、水に濡れるのが嫌だから、ついつい飛び石できそうなところを探して、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。巨岩の隙間をよじ登り、ガレ場をびくびくとトラバる。高巻きだなと思ってよじ登ったところには必ず古い残置ロープがぶら下がっていて、ド迫力の上のガランも難なく越した。岩小屋の前でお茶にした。

31025garan07伽藍のような垂壁と巨岩が累々と立ちはだかる

 振り返ると一つ石が眺められた。春スキーシーズン、小高山の帰路に一つ石の山頂からこの上のガランを眺めた自分を懐かしく思い出す。宮手沢、白沢、白水沢、草沢、鉢沢と分けながら、本流をのんびり歩いた。横手裏沢の頃、日は足早に傾き、遙かに横手山の樹氷が寒々と眺められる。日がとっぷりと暮れ、ようやく芳ヶ平ヒュッテに辿り着いた。

31025garan11一つ石山頂からの上のガランの眺め

贅沢な山旅ガイドは、野反湖うらやまガイドです。

カテゴリー: エコツアー的, 沢登り, 野反湖うらやまガイド パーマリンク

コメントを残す