渋峠からぐんま県境稜線トレイルを歩いて野反湖へ

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早朝の誰もいない静かな渋峠スキー場のゲレンデの中にある登山道から、

野反湖へ向けて約22㎞弱のロングトレイルのトレッキング旅がいよいよ始まります。

リフトの向こうに野反湖へと続く県境稜線の山並みが眺められます。

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最初のピークである横手山山頂に祀られた山の神に安全祈願です。

そしてまた横手山スキー場のゲレンデの中を下って、

のぞき分岐からいよいよ登山道に入ります。

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今回のコースはなんといっても標高2152mの渋峠スタート、

標高1500mの野反湖へゴールですから、上りの少ない楽ちんコースのはずです!

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でも実際の登山道は、

ぬかるみや大きな段差、草刈りが未整備で草藪に覆われている区間が多いなど、

そう簡単には歩かせてくれませんでした。

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時々視界に現れる美しい景色に励まされ癒されながらひたすら前進です。

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赤石山までは志賀高原エリアなので登山者の姿は多いですが、

ここから先はエスケープルートがほぼないといっていい県境稜線最深部です。

行くか戻るか決断が必要です。

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午前9時半、赤石山山頂。

午前6時半にスタートした渋峠のある横手山が大きく眺められました。

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仙人池も楽しみにしている美しい景色の一つ。

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赤石山からの急な下り斜面で、

これから辿る大高山へと続く県境稜線が眺められました。

ところどころ根曲竹やイタドリの藪が登山道を覆っています。

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ぬかるみも多いのですが、

何か所かミズゴケの群生が見られるなんて素敵な場所が実はあります。

だから登山靴よりも長靴が機能的だったりもしますが。

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ダン沢の頭付近まで来ると、ガラン沢が一望できます。

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ダン沢の頭午前10時36分通過。

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小高山と大高山が間近になりました。

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小高山を過ぎて大高山の上りで振り返ります。

太古の時代から続く収束と崩壊、侵食による群馬県境稜線の造山運動の手がかりの

一つとしてイメージすると、

小高山の崩壊が天狗平の湿原風景を造ったことがよくわかります。

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大高山にジャスト正午に到着。

ここでお昼休憩。

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そしてカモシカ平へ。

この個所は笹薮がひどくて藪漕ぎでしたが、まだ昨年ほどではないのでご安心ください。

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高山チョウが寄ってきて、最後の上りを頑張れと励ましてくれてるようでした。

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高沢尾根でついにゴールの野反湖が突然現れます。

きっと初めて歩くトレッカーはこの風景に感動間違いなしです。

午後2時半、野反湖キャンプ場ゴールでした。

途中避難小屋の五三郎小屋が地図に載っていますが、廃屋です。

経験者向きのコースです。

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白砂山~上の間山~赤沢山稜線散歩

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朝日に照らされるサンビキ山岩菅山

今日はまだ暗い時間に白砂山登山口を歩き出しましたが、

堂岩山水場手前の展望ポイントからいい眺めです。

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白砂山稜線は下界の猛暑が信じられないくらい涼しいです。

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その猛暑な下界は雲海に沈んでいます。

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振り返ると八十三山

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八間山と雲海に浮かぶ浅間山。

浅間山は先日小噴火があって残念ながら登山禁止状態。

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横手山の右端には北アルプス稜線がわかりますか!

そして槍ヶ岳も。

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草津白根山とその奥に四阿山

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白砂山から上の間山へと続く県境稜線ロングトレイル。

最高に気持ちよかったです!

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上の間山から赤沢山、そして忠次郎山へと続くロングトレイル。

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途中シラネアオイの小さな葉っぱを見つけました。

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コウモリソウの花も。

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稜線なのに湿地などで見られる高山植物が多くみられるのが面白いです。

イワショウブもキンコウカも湿原の花なのに稜線直下のガレ場で見られます。

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ミネカエデの種が赤く染まっていて、そろそろ秋も感じさせてくれる季節です・・・・

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八月の白砂山は花盛り・・・

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地蔵峠から堂岩山までの登山道沿いは黒木の森の中を歩きます。

一日中日の当たらない北斜面はコケ天国です。

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アリドオシランの小さなスーパーホワイトを探すのが楽しいです。

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おっと、キノコの食事中のヤマナメクジさん。

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今日は堂岩山直下でもう一つ小さなランの花を見つけました。

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厳しい環境のもとで毎年逞しく小さな花を咲かせている生命力には驚きます。

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ツルリンドウもゆっくり歩かなければ見逃す小さな花です。

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オヤマリンドウも蕾をいくつか見つけました。

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そして、堂岩山からさらに白砂山稜線にでると、

素敵なお花畑がいくつも待ち受けています。

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今まさに見ごろを迎えているのがキオン。

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他にもたくさんのお花が咲き誇っています。

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黄色いお花、白いお花、紫のお花・・・

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エゾシオガマとタテヤマウツボグサはまだまだ見頃です。

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マルバダケブキも存在感を放っています。

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アキアカネはもちろん、チョウもたくさん飛んでいました。

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白砂山から上の間山にかけての稜線へと進むと、さらに秘境を感じます。

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プレートの大運動による褶曲や隆起、侵食、崩壊といった、

気の遠くなるような時間の中で続いている地殻大変動の今の姿を、

リアルにさらけ出してくれているように見えます。

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野反湖から上の間山まで一日で往復するのはなかなか体力がいりますが、

達成感のある登山コースです。

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上の間山直下のガレ場で、

今年もキンコウカの可憐な黄色の小さな花を見つけることができました。

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見る・触れる・体験する環境学習研修講座2019

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ときおり涼風が肌に心地よいチャツボミゴケ公園の森を、

幼稚園から高校までのたくさんの先生方と一緒に歩きました。

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旧スキー場スロープでは、

ギラギラ太陽に透かされたダケカンバとシラカバの葉っぱをそれぞれ観察。

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葉っぱが手元まで届く枝を探して手に取って詳しく観察する先生も。

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チャツボミゴケ公園の森の中の登山道を散策しながら、

子供たちが気軽に自然と触れ合える体験がたくさんできることを伝えました。

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鉄鉱石を露天掘りした鉱床の露頭も間近で観察。

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先生方からため息が聞こえてきます。

2万年以上の時空の距離感が縮まったような感覚を、

肌で感じていただけたのかもしれません。

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この場所は冷房の効いたシャトルバスに乗っていては訪ねることができません。

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そしていよいよチャツボミゴケの群生が見られる温泉大滝へ。

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まだまだ神秘のベールに包まれて謎の多いチャツボミゴケですが、

いろいろなこともわかってきました。

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チャツボミゴケを中心とした大きな生態系として見ると、

もっと面白くなります。

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鉄がつくられている湯滝下の淀みです。

バイオミネラリゼーションが今も見ることができる貴重な場所として、

穴地獄周辺は国天然記念物に指定されています。

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梅雨明けからまだ2週間ほどしか経っていませんが、

それまで勢いが良かったチャツボミゴケ群生の蛍光グリーンの輝きが、

驚くほどあっという間に衰えました。

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やっぱりビロードの絨毯と形容される

蛍光グリーンの勢いのある穴地獄が見られないのは残念ですが、

環境学習的に訪れれば、様々な気付きの宝庫でもあります。

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今回はさらに水池、旧太子駅も回りました。

ぜひたくさんの県内の園児さんや児童生徒さんたちに、

ラムサール条約芳ヶ平湿地群の環境学習を体験してもらいたいと思います。

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入道雲がモクモクなノゾリチャツお散歩ツアー2019

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八間山から入道雲が黙々と発達している野反湖は、

いくぶん下界よりも涼しい風が吹いてくれていてほっと一安心です。

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ニッコウキスゲで黄色く染められた富士見峠の草原も、

すっかり衣替え?です。

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静かな夏の野反湖を楽しみました。

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シナノキの花が咲いていました。

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いよいよテン場のお花畑ではヤナギランが見ごろになるでしょうか。

(こちら野反湖キャンプ場の方なので確かめてないので責任持てません。)

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午後はチャツボミゴケ公園へ。

梅雨明け後のチャツボイゴケの生態に大きな変化が現れているようです。

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どうやら真夏のギラギラ太陽とか高い気温とか雨の少なさとかと関係しているようです。

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毛管現象によって強酸性の温泉が届きにくいところから

茶色化が勢いよく始まっているようです。

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ただし日陰になりやすい場所のチャツボミゴケは、

蛍光色グリーンの輝きをまだ失っていません。

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チャツボミゴケ公園を訪れるお客さんはこの色に癒されています。

丁寧に歩いて回れば蛍光色グリーンのチャツボミゴケ君たちに

まだまだ出逢えます。

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青い鳥のパンフレットの写真の中のチャツボミゴケではなく、

アクチュアルなチャツボミゴケの生態こそ、

訪れるたびに新しい発見があって興味は尽きないです。

今日のゲストさんにも中之条六合の大自然の魅力を、

好奇心いっぱいで楽しんでもらえました。

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今はなき白砂火山の時代があったらしい

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8月になっても白砂山稜線では遅咲きのニッコウキスゲ君たちが元気をくれます。

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猟師の尾根の頭(熊の遊び場)から白砂山までは、

稜線の南側急斜面をへつるようにトレイルが続くので危険個所です。

うっかり足を滑らしたりバランスを崩して転んだりしないように、

確実に足場を確保して進みましょう。

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午後になって雲が湧いてきて遠くの山が霞んでしまいましたが、

午前中は富士山も雲海から頭を出して僕たちを歓迎してくれていました。

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そして、雪崩で磨かれた群馬側とは対照的に

鬱蒼と黒木の森で覆われる長野新潟側に目を向けると、

佐武流山から苗場山へと続く未開の稜線が続いていました。

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堂岩山直下にある小さな池。

雪解け水や雨水が溜まるだけなので、梅雨明け後少しずつ水位が下がっています。

このままいくとすっかり干上がりそう。

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この小さな水溜りのような池の中にも様々な生物が見られます。

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弱肉強食や生息環境の悪化など小さな生き物たちのドラマが、

毎日繰り広げられているに違いないです。

ところで、先日地質学の大先生から

白砂山の生い立ちについての小さな資料のコピーを頂きました。

約800万年前に白砂火山というものがあったらしい。

まさに日本列島誕生の壮大な時間とともに今の白砂山がそこにあるということが、

なんとも感動しました・・・

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芳ヶ平湿地群トレッキングガイドCコース2019

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梅雨明けしてからしばらくは不安定だった天気も、

ようやく安定した夏空になってきました。

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渋峠では今ニッコウキスゲがたくさん咲いています。

そして渋峠ホテルの軒先では今年も、果物屋さんの屋台売りが今日から始まりました。

いよいよ暑い夏が来た!って実感します。

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スタート地点の渋峠の午前9時前の気温20度。

さすが2152mの渋峠、涼しいです。

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つい2日前に訪れていたばかりの芳ヶ平湿原ですが、

伸び始めている葦がまた成長しているように感じました。

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カルガモ君たちとは木道でバッタリ。

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池塘の様子も毎日違います。

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こちら3年前のほぼ同じ場所からの池塘の様子ですが、

だいぶん違いますね。

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ミヤマモンキチョウです。

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ヒュッテでゆっくり休憩してまた元気に歩き始めることができました。

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大平湿原を正午頃通過。

お弁当ランチは木陰が涼しい八石山で。

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今日は本白根山や殺生方面が良く眺められました。

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そして、ノリウツギやコキンレイカ、ヤマアジサイなどの

花々がたくさん咲いていました。

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今回は後半の池巡りはショートカットしてゴールのチャツボミゴケ公園へ下りました。

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午後3時到着。

暑い夏に無理せず達成感のあるトレッキングコースとしてお勧めできます。

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