レイントレッキング野反湖畔道一周2020

途中何度も濃い霧のベールが切れて鉛色の湖面が現れるたびに、野反湖が全員初めてのゲストの皆さんの歓声が上がります。梅雨の真っただ中らしい大自然の演出に、僕たちは完全に魅せられていました。そしていよいよエビ平を過ぎて湖が一番大きく眺められるポイントで、霧のベールの対岸に薄日が微かに射して光り始めました・・・

クライマックスの時間はほんの1~2分でしたが、いろいろな言葉や歓声が聞こえてきました。雨の中びしょぬれにながらも自然との会話を楽しみながら歩いていると、様々な発見や驚きと出逢います。いつもは車から降りてすぐに広がる野反峠の駐車場からのお馴染みの風景ももちろん素晴らしいのですが、今日のゲストの皆さんとはいつもと違う野反湖の風景の魅力を分かち合うことが出来ました。

岳樺の深い森の中を抜けてテン場のお花畑の明るい草原に出ると、盛りのニッコウキスゲの鮮やかな黄色が僕たちを喜ばせてくれます。野反湖の大自然は次々と凝った演出で僕たちを待ち受けているようです。

ゴールした時は靴の中も衣服も雨でぐしょぐしょでしたが、梅雨時期の雨の日にしか味わえない野反湖一周トレッキングをゲストの皆さんと十二分に楽しませていただきました。

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野反湖畔のニッコウキスゲ街道2020

今週はしばらくずっと梅雨空が続くようです。ギラギラ太陽の夏空のもとに笹原が真っ黄色に染まるニッコウキスゲはお預けです。梅雨明けが待ち遠しいです。そのかわりにしっとりと雨露に濡れたニッコウキスゲが楽しめます

まず一番のお薦めのニッコウキスゲ街道は、野反峠(富士見峠)から野反湖西岸湖畔道を少し下って正一小屋のある丸山のお花畑です。そしてそのまま野反湖東岸湖畔道を北上してイカ岩駐車場または大空堀駐車場まで歩けば、なかなか歩きごたえ見ごたえのあるニッコウキスゲ街道といえないでしょうか。ただし丸山の下りでは細くて急なぬかるみの道です。心配なら逆コースの方が歩きやすいです。

日曜日の今日は釣り人の姿も湖畔にたくさん見かけました。タイミングよくハコスチの大物ヒット!やりとりの様子を遠くから観戦できました。

2番目にお勧めのニッコウキスゲ街道は、ちょうど反対側にある野反湖キャンプ場のテン場のお花畑です。

湖面を挟んだ八間山とニッコウキスゲの構図が楽しめます。そしてニッコウキスゲの季節が終われば次のお花が待機しています。

どうです、今年も7月下中頃に楽しませてくれることでしょう!

今日は時計回りで湖畔道を一周してどんな花が咲いているか見てきました。見頃が過ぎた花、今が見頃な花、これからいよいよ見頃な花・・・

梅雨時期は野反湖畔道一周のお花見トレッキングはいかがですか?

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ワタスゲが見頃な芳ヶ平湿地群トレッキングガイド偵察2020

久しぶりに訪れたチャツボミゴケ公園穴地獄ですが、ビロードの絨毯の輝きに言葉を失いました。午後遅くなれば雨が降るかという曇天だったのでこちらはそれほどの期待感もなかったのですが、いつも予想を裏切ってくれるのがチャツボミゴケの神秘と云われる所以でしょう。

気まぐれなチャツボミゴケの生態はまったくガイド泣かせかもしれません。最後の逃げ道はいつもこうです。「チャツボミゴケは観る人の心をいつも映し出しています。」

そんなチャツボミゴケ公園から今日はさらに足を伸ばしてワタスゲが今見頃な芳ヶ平湿原へと行ってきました。

今年の芳ヶ平湿原のワタスゲはほんとうにすごい!まだしばらくは楽しめることでしょう。ただ週間予報では雨マークが続きます。ベストは今度の晴れマークかも。

初夏の風に飛ばされる綿毛の風景をぜひ観たいな・・・

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3年ぶりの沢歩き2020

3年ぶりに楽しんできました。誰一人逢うことのない渓谷にはコマドリの甲高いさえずりだけが響き渡っていました。

白砂山稜線トレイルではもうとっくに実の季節だったのに、こんなところにまだ人知れず咲いているのですね。

ミヤマカラマツも今がちょうど見頃です。いたるところで咲き誇っていました。

ヤグルマソウの大きな葉っぱの陰からにょきっとオオレイジンソウも見頃です。伶人という名前が付けられていることからも何となく気品があります。

前日の雨で平常よりも水量がありました。もう7月ですがまだ沢の水は冷たいです。後でニュースで聴いたところ高崎では日中34度だったらしいですが、そんなに気温が上がっていたとはびっくりです。

ミヤマカラマツとモミジカラマツが滝の岩に根付いている構図は、ふだんの登山道歩きではなかなか見られない花の風景です。

渓谷の奥へ奥へと進みながら懐かしい景色にまた逢えた喜びを感じるとともに、やはり3年で渓相はかなり変わっていました。そして昨秋の台風19号の豪雨による大水は、渓谷に堆積した土砂や流木、さらに大きな岩なども動かしてしまったようです。

沢歩きをすると自然の姿がどんどん変わっているのがわかります。大自然のパワーを感じながら、渓谷に満ち溢れる山の生気を精一杯吸収させてもらいました。

3年前に買ったのにずっと履かないで埃をかぶっていた沢シューズ。これはなかなか良く足に合いました・・・

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2020野反湖ニッコウキスゲ開花情報(2020年7月1日)

昨日6月30日の野反湖展望台兼案内所の裏にある湖を見下ろすニッコウキスゲのお花畑です。今週末にかけて早くも見頃を迎えているといっても過言ではない咲きっぷりです。先週湖畔をぐるりと一周歩いた感じでは、気の早いニッコウキスゲがポツンポツンと咲いていましたが、日当たりのよい南面ではいよいよ一斉に咲き出し始めています。

こちら6月29日、野反峠側の正一小屋のある丸山です。こちらもご覧の通りです。でもまだ小さい蕾もたくさんあるので、これから長い期間花が咲き継がれていくのかなと期待しています。

野反峠側は北向き斜面なので、まだポツンポツンと咲いているだけです。ここからの景色がニッコウキスゲの黄色で染まるのは、今年はいつ頃でしょうね。本当に楽しみです。

八間山登山道沿いのガレ場にあるコマクサのお花畑は今ちょうど見頃のピークでした。花大好きの登山者や観光客の方々がこの花を目当てにたくさん訪れていました。

こんな場所からも葉っぱが出てきています。

もっと小さい葉っぱも見つけました。

今日から7月です。まだ梅雨真っ盛りで朝から屋根を叩く雨音が聞こえてきます。梅雨明けが待ち遠しいこの頃です・・・

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ハクサンチドリがいよいよ見頃な白砂山2020

白砂山山頂三国境付近から三坂峠へと続くぐんま県境稜線トレイルの山並み。天空のロングトレイルです。

猟師の尾根の頭付近からの上ノ間山へと続くぐんま県境稜線トレイル。赤沢山から先はガスがかかったりとれたり。谷川連峰方面はスッキリしない天気のようです。

猟師の尾根の頭付近で引き返すことにしましたが、後ろから来た登山者は忠次郎山まで往復してくるとのこと。今日は僕を含めて58人の登山者が白砂山を目指しましたが、白砂山から先を歩いた人はどうやら二人だけだったようです。

さすがに58人も登ってくるとなると狭い白砂山山頂は密なので、休憩は三国境にして帰りは素通りしました。

白砂山稜線のお花は第二波のハクサンチドリがこれからいよいよ見頃です。でも第1波のシラネアオイやハクサンシャクナゲなどの花もなんとかまだ残っていました。

白砂山登山口6時スタート。今日はまだ慣れていない荷物の重さにバテて白砂山山頂8時49分通過です。帰りは白砂山山頂10時16分。白砂山登山口12時40分。帰りはもっとバテました。水分は1リットルではギリギリでした。けっこう日射がきついので7月~8月は最低2リットルは必要ですね。

堂岩山から振り返った白砂山です・・・

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大高山の風倒木@ぐんま県境稜線トレイルの新名所

2019年秋の台風19号は各地に甚大な被害を残しましたが、ぐんま県境稜線トレイルにも大きな傷跡を残しました。先日野反湖からダン沢の頭まで歩いて、トレイル上の風倒木被害を確認し、迂回路を誘導する目印などを付けて応急的処置はしてきました。しかしながら、いつまでもこのままでは心配です。

午前7時、野反湖キャンプ場からエビ山経由でカモシカ平へ。チェーンソーや燃料なども担いでの登りはきついです。ガスで何にも見えないカモシカ平からさらに頑張ること2~30分、コースタイムよりも遅れながら午前9時半ようやく現場に到着。すぐに作業開始です。トレイル上になぎ倒されているオオシラビソの大木を次々に除去していきます。

一見どこから手を付けたらよいかわからないほど複数の木が折り重なって倒れているところもあります。まずは良く観察して安全に作業できる手順を見つけなければなりません。

7人が2~3グループに分かれて効率よく作業していきます。作業する方々は日頃から道路などの倒木処理にも慣れていて熟練の技を発揮していました。

こんな太い木もどんどん切っちゃいます。なかなか危険で大変な作業です。

迂回路が6~7箇所ありましたが、すべて簡単に通過できるようになりました。

地図上で1965mの小ピークを中心に前後に広がっている大倒木地帯ですが、今回もあらためて台風19号の風のパワーの破壊力に圧倒されっぱなしでした。

先頭グループが大高山山頂まで達してすべての倒木処理を終えたことを確認したのがちょうど正午。想像以上に早く作業が終了してびっくり。さすがです。

現地を歩くときには何気なく通過してしまうようなところでも、周りを見渡すと無数の大木が倒れているのがわかります。一日でこのような無残な風景に変わってしまうなんて、どんな風がここを吹いたんでしょう。大自然のダイナミックな姿から底知れぬパワーを感じるとることができます。

ぐんま県境稜線トレイル上にある野反湖から大高山ピストンコースはあまり知られていなくてマイナーですが、この倒木地帯の様子を観察しながら歩くのも面白いのでもっと多くの人に歩いてほしいです。ニッコウキスゲで有名なカモシカ平までで帰る人も、あともう1時間半ほど登りを頑張れば大高山(2079m)です。大高山からの景色もとてもいいです。

午後4時、仕事を終えて野反湖キャンプ場に帰着。あまりの傷跡の深さから、倒木が整備されるのはそうとう大変な作業ではと心配していましたが、わずか1日で無事整備が終了しました。地元役場職員を中心とする皆さんにはほんとうにお疲れさま&大感謝です。ありがとうございました。

オーバーユースで自然が破壊されるのも大問題ですが、せっかく整備されたぐんま県境稜線トレイルもまったく歩く人がいなければトレイルは笹薮が伸びやすくなります。ワイズユースなトレイルを維持していくことが大事です。

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