国境稜線の残雪が眩しい奥利根湖カヤックツアー偵察2021

2021シーズンの初漕ぎは奥利根湖でした。標高800mとはいえまだまだ湖畔のいたるところで残雪も見られ、ブナの原生林の森はちょうどこれから春の芽吹きが一斉に始まろうとしている季節でした。

4月初めに偵察したまだたっぷりな残雪の巻機山です。滑ったら気持ちいいだろうと思わずうっとりと眺めてしまいます。

方向は違いますが、今シーズン4回も滑った尾瀬至仏山も眺められました。尾瀬ヶ原からは想像できない荒々しい岩稜の山に見えます。

水面には時々流氷もプカプカと浮いていたりもします。沢や斜面の分厚い残雪が全層雪崩で崩れたものです。さらにこの季節は雪代が大量に流れ込んでいる湖の水温は相当冷たいので、沈は禁物。大きな危険とは紙一重です。

これから残雪が消えていくとともにブナの原生林の森は新緑が眩しい季節に移っていくことでしょう。

今日は奈良沢源流を偵察してみました。奥利根本流よりも広々とした雰囲気があって高い山々の残雪の景色も楽しめそうです。まずは幽ノ沢バックウオーターに寄り道してみました。

今回一番の発見として驚いたのは、奥利根湖でイワウチワのこんなにたくさんの群生が楽しめることです。いたるところ湖畔の薄暗い林床のような場所で満開でした。カヤックで楽しむイワウチワの花ツアーなんてのもいいかもです!

断崖の高いところにイワウチワに混じってショウジョウバカマも発見。

オオカメノキの白い花の開花はいよいよカウントダウンってところです。

そんな中でまんさくやハンノキ、イタヤカエデなどの黄色い花がポツンポツンと山を彩っていました。

そして奈良沢バックウオーターではヤマザクラのピンクにも出逢えました。

のんびりパドルを漕ぎながら桜のお花見です。

奈良沢バックウオーターに上陸してランチ休憩。上越国境の山々から吹き下ろしてくる風はさすがに冷たいですが、春の陽射しが温かいのでちょうど気持ちいいくらいです。

まだ残雪が見られる河原にはフキノトウもありました。

そういえばコブシの白い花もいたるところで青空に映えて綺麗でした。ランチ休憩の後コツナギ沢バックウオーターにも寄り道してみました。

それまでカルガモなどの水鳥たちもたくさん見られましたが、この静かな入り江の奥では突然現れたカヤッカーに驚いたクマタカやニホンジカに出逢えたのはラッキーでした。

これから新緑が始まる奥利根湖はパドリングがとっても楽しい季節です。次回はぜひ奥利根本流バックウオーターへ漕ぎ入ってみたいと思います・・・

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GW後半の尾瀬燧ケ岳BCガイド偵察2021


昨日の山の天気は荒れ模様だったようで、高い山はけっこう積雪もあったようです。ラジオでも至仏山の遭難を報じていました。でも今日は最高のバックカントリー日和に恵まれました。 雪あるのかな?とちょっと心配になりながら、閑散とした大清水を午前6時半スタートです。

長い林道歩きから解放されて沢沿いの登山道を三平峠目指して歩きます。稜線に登り上げると風景が一変。雪世界が一面に広がって僕たちを待ち受けていました。三平峠に長くつをデポしてスキーでひと滑りすると、眼前に現れる尾瀬沼とこれから目指す燧ケ岳の雄大な姿に大感動です。苦労してここまでスキーを担いできた甲斐があります。

5月になっても豊富な残雪のおかげで、湖畔沿いを快適にウロコテレマークで進みます。3年前にガイドツアーで2泊した長蔵小屋の前を通ります。びっくりしたことに尾瀬沼の山小屋は今季どこも営業していませんでした。道理で大清水の駐車場もガラガラだし、登山者もまばらでした。尾瀬沼方面から燧ケ岳を目指した登山者とスキーヤーは、今日は6~7人だったようです。おかげで静かな尾瀬の春山を堪能できました。

大江湿原を通過して、しばらくはなだらかな燧ケ岳の裾野を山頂目指します。シラビソやコメツガ、トウヒの深い森はとても気持ちいいです。昨日降り積もった新雪は腐り始めていました。おかげでスキーのウロコがバッチリ効いて、結局山頂直下の壁もウロコで這い上がって、今日もシール入らずのバックカントリースキーでした。

山頂では会津側の御池から登ってくるたくさんの登山者やスキーヤーで大賑わいでした。そして燧ケ岳でも遭難があったようで、ヘリコプターの捜索が行われているようでした。

360度の大パノラマが楽しめました。奥只見湖もわかりました。

今日は時間を気にして柴安嵓に寄り道しないで、そのかわりにナデッ窪へ下山です。

先行者のシュプールで荒れた雪面はちょっと滑りにくかったですが、それでも滑降は至福のひとときです。あっという間に高度を落とします。

ナデッ窪の傾斜が緩くなったところで、ゆっくりランチタイムにしました。GWの群馬側の燧ケ岳BCは人にあまり会わず、ほんとうに静かで穴場です。

大清水午後5時半下山。帰りの尾瀬沼畔では、逆さ燧ケ岳を見ることができましたよ。帰りの長くつ歩きもまたけっこうきつかったけれど、 尾瀬燧ケ岳BCは、GWの充実したバックカントリーツアーです・・・

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続ラム&ノゾリチャツお散歩ツアー偵察2021

4月最後の今日は最高の青空に恵まれたので、マウンテンバイクを車に積んでお散歩ツアーの偵察に出かけました。もちろんお散歩ツアーにはマウンテンバイクは関係ないのですが、ママチャリしか乗ったことがない甥っ子夫婦が遊びに来たので、偵察がてら一緒にマウンテンバイクで高原の風を気持ちよく浴びてプチサイクリングを楽しんできました。ラムお散歩ツアーノゾリチャツお散歩ツアーのお問い合わせとご予約はこちらからです。

標高2152mの渋峠スキー場は大勢のスキーヤーやボーダーで賑わっていました。駐車場は平日というのに満車に近い状態でした。ここから草津温泉方面へゴー!

まずはラムサール条約芳ヶ平湿地群展望台へ。甥っ子が小学校を卒業した春休みにあの赤い屋根のヒュッテにスキーで泊まりに行った思い出話に花が咲きます。

噴火警戒レベルが1にレベルダウンして終日通行可能になった草津白根山は、いつもと変わらない風景ですがなんとなく落ち着いているように感じます。

昨夜の雨はここでは相当冷たい雨だったようです。車では知らずに通り過ぎてしまうところですが、マウンテンバイクならいつでも停まって近寄ることが出来るのがいいですね。

ヒルクライムを楽しむロードバイクの方とも、たくさんすれ違ったり追い抜かれたりです。

今年の雪の回廊は3~4mというところで迫力はないですが、それでも火山景観と残雪とのダイナミックな景観がまだまだ楽しめます。

山田峠は押しで。頑張れ~。白根レストハウスの駐車場はまだ閉鎖中ですが、ゆっくり景色を楽しみながらマウンテンバイクを楽しみました。舗装路でも初心者にとってロードバイクはハードルが高いですが、マウンテンバイクなら安全面で安心です。

お昼ランチはノゾリチャツお散歩ツアーで立ち寄る野の屋さんへ。マイ天丼盛をいただきました。ラムお散歩ツアーでは、風さんのお蕎麦が楽しめます。

午後は野反湖へ。こちらすっかり残雪が消えてしまったようですが、湖畔の遊歩道にはまだまだ厚い残雪が残っているようです。エビ山を登って時計回りで一周してきたトレランの方がいて、雪で相当苦労したそうです。ノゾリチャツツアーではいよいよこれから、色とりどりの高山植物の花の季節が始まります。まずはスプリングエフェメラルな花が咲き始めます・・・

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GW前の妙高・火打山BC偵察2021

笹ヶ峰登山口を午前7時スタート。まだカチカチでうろこが利かずシールで歩きました。そして十二曲がりの急登はシートラ&ブーツアイゼンがやはり効率的です。富士見平からは日向の雪が緩み始めたので迷わずウロコ移動です。目指す火打山が眼前に現れました。

高谷池ヒュッテの様子が変わっているのに驚きました。今まであった建物に連結するように新しい立派な建物がもう一棟増築されていました。小屋前を午前10時通過。天狗の庭から澄川源頭斜面の様子を覗いてみたらあまりにも気持ちよさそうな斜面があったので、ちょっと寄り道して一本落とします。

それからいよいよ山頂へ。午前11時50分火打山山頂とうちゃこ。360度素晴らしいパノラマが楽しめました。

日本海の向こうに佐渡島がこんなに良く眺められたのは初めてかも。柏崎原発もよくわかりました。

焼山や海谷の山々。上から眺めた様子だと焼山北面台地もまだまだ気持ち良さそうでした。

白馬方面の眺め。魅力的な金山と天狗原山の向こうから雨飾山がちょこっと頭を出しています。

目を凝らせば朝日岳もよくわかりました。雪倉岳は白馬連峰の陰に隠れてしまっているようです。

戸隠方面に目を移すと微かに富士山もわかりました。

さらにぐるっと回って妙高山の左に見えるのが横手山です。そして正午過ぎ、山頂からダウンヒル。

山頂直下はトレースやシュプールで雪面が少し荒れていましたが、しっかりザラメ雪が緩んで気持ちよく滑れました。そして澄川源頭斜面にまたも寄り道。

午後3時笹ヶ峰登山口下山。

久しぶりの妙高方面のバックカントリーガイド偵察でした。志賀草津高原ルートが今年は規制なしの終日通行可能となったので、野反湖うらやまガイドからも日帰り圏内です。

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GW白砂山残雪トレッキングガイド偵察2021

昨日野反湖までの道路が開通して、今日は白砂山トレッキングガイドの偵察です。午前7時半白砂山登山口を出発。登山道上であることを確認しながら道迷いしないようにピンクテープを設置しながら歩きます。残雪が意外と多くて、結構登山道のルートファインディングが難しいところもありました。

特に水場から堂岩山の区間は、古い残置ピンクテープがとんでもないところに残っていたりしてあっちへ行ったりこっちへ行ったり苦労させられました。この区間はGW過ぎまで登山道が露出しないかと思います。

堂岩山10時通過。白砂山を目指します。大きな雪庇が登山道上をふさいでいたりして、何か所か滑落しやすい危険個所がありました。鋲付き長靴とピッケルが重宝しました。

午前11時白砂山山頂とうちゃこ。三国境まで様子を見に行ってきました。

午後2時半下山。

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ラムサール条約登録地を歩く! 芳ヶ平湿原&チャツボミゴケ公園散策ツアー偵察2021

草津白根山の噴火警戒レベルが2から1にレベルダウンしたので、4月23日から開通した志賀草津高原ルートは終日通行可能になりました。もちろん自転車もオッケー、ロードバイクの方ともたくさんすれ違いました。

今年の残雪は少なめですが、それでもGW中は草津白根山の火山景観と残雪が織りなす素晴らしい展望が楽しめることでしょう。

雪の回廊は低めでしたが、それでも3mくらいはあったでしょうか。山田峠の露天掘りの様子は大迫力です。

残念ですが、白根レストハウスはまだ休止中で、御釜への遊歩道なども今のところ入ることは出来ませんでした。

そしてその後、同じく23日から開園したチャツボミゴケ公園へ。本番ツアーでは手打ちそばのランチを楽しんでからです。

数年前に学名が変わったチャツボミゴケは案内板の説明もしっかり修正されていました。

これから新緑が始まりさらにレンゲツツジが咲き乱れる季節へと移ろいますが、チャツボミゴケグリーンがとても綺麗に輝く季節です。

草津白根山と芳ヶ平湿地群の壮大な大自然と美味しい手打ち蕎麦のグルメを楽しんでもらえるのんびりお散歩ツアーのお問い合わせとお申し込みはこちらです。

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道路開通前日の至仏山BC偵察2021

戸倉午前7時半頃出発。今シーズン4度目の至仏山です。天気の良い日が続いて雪解けが進んでいるのかと心配していましたが、意外と今日まで良い雪が残っていました。いよいよ明日、戸倉から鳩待峠までの道路が冬季閉鎖解除です。小至仏山手前の稜線上に植生保護の看板が設置されていました。また至仏山山頂直下にはムジナ沢への立ち入り注意のポールも。

北風によるフェーン現象で都心では高温になるとの天気予報とはうらはらに、こちらでは北向き斜面に冷たい爆風が吹き荒れていました。ムジナ沢の様子を窺いに行こうとしましたが、猛烈な風でとても近寄れませんでした。もちろんカチカチのアイスバーンです。

今日はうろこテレマークスキーの機動力を生かして至仏山のスーパーザラメの大キャンパスに自由自在なシュプールを描かせていただきました。

北向きの日陰のアイスバーンでもなんとかシールを貼らずにハイクアップ。

縦溝が出来ているバーンもありましたが、雪が緩んでいれば問題なく楽しく滑ることが出来ました。

トラバース気味に滑ったり登ったりを繰り返しながらノーシールオールウロコで移動。小至仏山~至仏山間の往復で魅力的な斜面を7本落として、最後は小山沢田代へ登り返して鳩待峠へ。

ザラメの爽快な滑降を心行くまで楽しみました。戸倉午後1時半下山。

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