霧降の滝~吾嬬山@初冬のなかんじょ山巡り2020

日本国道最高地点にある芳ヶ平湿地群展望台から見える綺麗な三角錐の山は何ていう山だろう?って気になっている人はあんまりいないかな。中之条町観光協会に置いてあるラムサール条約芳ヶ平湿地群のパンフレットの写真をよく見ると、暮坂峠の山並みの向こうにはっきりと確認できるはずです。この山がなんていう山かわかる人は相当な山好きです。なかには富士山だと思っていた人がいました。 地図で調べて吾嬬山(かずまやま)だとガイドでは伝えてきましたが、今まで吾嬬山は登ったことがなかったのでどんな山か気になっていました。

こちら今日吾嬬山から逆に芳ヶ平湿地群展望台を眺めた写真です。枝越しに垣間見える一番右の山が横手山です。お互いはっきりと見えるということで、やはりこの三角錐の山の正体が吾嬬山であることを実感して、今までちょっと気がかりだった気持ちがやっとスッキリしました。

朝、芳ヶ平湿地群の山々は雪化粧。今日も素晴らしい青空の一日になりそうだったので初滑りもいいなと迷いながら、あまりにも近すぎて今まで歩いたことがない中之条の山巡りに出かけました。 林道アプローチなどはMTBの機動力を生かして、大岩の三叉杉と吾嬬山と石尊山の三つを周る予定です。

まずは大岩の三叉杉へ。県道から1.1㎞という案内板。軽トラが入れる道ですが、ちょっと不安です。こんな時はMTBが安心です。

樹齢700年、根元周り13,4m、目通り7,7m、樹高55mだそうで、昭和34年の伊勢湾台風の時に一本は折れてしまって、現在名前に反して二俣杉でした。でも屋久島の縄文杉を想い出させてくれる予想外の迫力でした。

三叉杉の奥に神社があって、またその奥に滝がありました。ほんと霧降の滝という名前がぴったりでした。

オーバーハングした滝の下に霧のように落ちてくる水がキラキラと輝いて綺麗でした。こんな水量のない滝はなかなか見られないでしょう。

続いて吾嬬山へ。ササっと登ってくる予定でいましたが、なかなか手強い山でした。登山口がどこかさっぱりわからずあっちへ行ったりこっちへ行ったり。何人かの方に聞きながらようやくたどり着いた初めての案内板です。ここまで2時間以上かかりました。

途中も標識はこんな感じでしたが、誰が付けてくれたのかまだ新しいピンクテープのおかげで安心して進めました。

すると9合目くらいに吾嬬神社の奥宮がありました。ここからは正面に間違いなく山頂が見えてきました。

この時期だから明るくて見通しもいいけれど、夏の葉っぱのある頃は薄暗い森の中をずっと歩いてくる感じでしょうね。

山頂手前で東吾妻町からの登山道と合流。でも踏み跡がはっきりしていないので、あまり登山者は多くないようです。

ようやく山頂とうちゃこ!午後1時45分。中之条の町を眼下に東側に大きく景色が開けて気持ちいいです。日光連山や上州武尊山、尾瀬至仏山などの山並みも見えました。

反対側の樹林越しには、満水の八ッ場ダムも。それから芳ヶ平湿地群の山々も。

結局3つ目の石尊山は断念です。中之条の里山は近すぎて今まで縁遠い山でしたが、初冬のこの時期は快適なので、積極的にこれから歩いてみたいです。

あらら、夕方になったら、芳ヶ平湿地群の山々の雪はほとんど融けてしまったようです・・・

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チャツボミゴケと群馬鉄山の壮大な歴史ロマン

野反湖への道路が10日早く冬季閉鎖になったので、今日のノゾリチャツお散歩ツアーは午前中のコースを野反湖から旧太子駅と世立八滝に変更してガイドしました。

旧太子駅は別に入場料が200円必要になりましたが、 ゲストのお二人は六合産業遺産群の貴重な建造物にまつわるストーリーにとても興味を持たれていました。

旧太子駅は昭和時代の歴史を見てきましたが、世立八滝では時代を遡って伝説や昔話の時代にタイムスリップ。

源義仲の落人たちや村人を困らせた天狗が跋扈した険しいゴリュジュを大仙の滝から段々の滝、箱の滝、久内の滝と4つガイドしました。

すっかり葉を落とした世立八滝渓谷は、初冬の寂光の中に包まれていました。新緑や紅葉の頃からは感じられなかった安らかで平和な時間が流れていました。

お昼は新蕎麦ランチです。タイミングよく空いている時間帯でラッキー。安心していつもの舞天盛りをいただきました。

そして午後はチャツボミゴケ公園へ。ゲストのお二人が野反湖に行けなくてもどうしても行きたかったチャツボミゴケ公園です。今回は旧太子駅からスタートしたので、群馬鉄山とチャツボミゴケの壮大なストーリーを無理なくガイドできました。チャツボミゴケ公園の正体をこれから剥がしに行きますよ!

3連休中日ということで管理棟前の駐車場はいつもより賑やかでした。天気もいいのでバスには乗らないで穴地獄まで1.3㎞の上り坂の遊歩道をのんびりお散歩です。

ゲストさんには群馬鉄山とチャツボミゴケとの関係をミステリー風だったりブラタモリ風だったりしながらガイドです。

ガイドしながら温泉大滝からずっと下流の温泉沢の流れの中に、たくましくコロニーを広げているチャツボミゴケの姿を新しく確認しました。今年台風とか大雨とかの影響を受けなかったからでしょうね。

国の天然記念物指定のエリアでは、バイオミネラリゼーションによって目には見えないスピードで形成されている鉄のストーリーにゲストさんも納得!

どうやら今シーズンのお散歩ツアーシリーズも今回でラストガイドのようです。また来年の新緑やレンゲツツジの満開の季節までお休みです。それまでの閉園期間は、中之条町観光協会スノーシューハイキングツアーで雪景色の中のチャツボミゴケに逢いに来ることが出来ます。

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チャツボミゴケ公園スノーシュー ハイキング2021

来年2月に中之条町が独自に進めている観光支援策の如月キャンペーンのテレビロケのためチャツボミゴケ公園に行ってきました。僕の役割は如月キャンペーンの期間中に旅なかのじょうで毎年開催しているチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングのPRでした。スノーシューの季節がすぐそこまで来ているんだなと実感しました。

受付終了後の3時過ぎに入園したので、他の観光客を見かけることはなく穴地獄はひっそりと静まりかえっていました。 昨年までと違って今年は台風被害がありませんでした。11月の半ばを過ぎてもさらに成長を続けているチャツボミゴケが観察できました。

温泉沢の流れの中で藻の様に見えるのはチャツボミゴケです。初めて来たテレビ局のアナウンサーさんは、地上の蛍光グリーンのチャツボミゴケと水中のモスグリーンのチャツボミゴケが同じものだとは考えられなかったそうです。こちらは当たり前のことなので確かにそう言われると別ものに見えて当然です。

御覧ください。昨年の10月の台風被害直後と比べると、違いにびっくりするでしょう。水中のチャツボミゴケはほとんど流されてしまいました。そして1年ちょっとで現在の藻のような姿まで成長したんです。

放送は群馬テレビ12月3日昼ポチ!の番組内だそうです。冬季休園中の静かなチャツボミゴケ公園で特別の入園許可を得て開催されるチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングの募集は、旅なかのじょうから近々更新される予定です。

スノーシューツアーでは、初めての方でも安心してパウダースノーを楽しんでもらっています。

さらにチャツボミゴケの生態や群馬鉄山とチャツボミゴケのちょっと専門的な面白い話とかも、興味のある方にはツアーの中でお話したりもしています・・・

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奥利根湖タンデムカヤックツーリング2020初冬

タンデムで奥利根湖を漕いできました。ここ数日間で暖かさがもどり稜線の山々の雪は少し融けていました。今日も奈良沢バックウオーターを目指しました。

前回来た時に満水だったと思っていたら、今日はさらに水位が上がっていました。岸際の木々が水没していたりするのもあったので、滅多にないことなのかも。

まずはコツナギ沢バックウオーターに寄ってみました。キノコ採りらしき船がいくつかありました。

そして奈良沢バックウオーターでランチにしました。風もなくのんびり気分です。

もう11月中旬になろうとしているのに、今日は波や風が少しくらいあったほうがパドリングが楽しいのになぁと思うくらい穏やかな1日でした。

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小春日和な奥利根湖カヤック2020

ブナやミズナラ、カエデの葉はみな落ちて、さらに県境稜線の山々も見事に雪化粧した奥利根湖を漕いできました。

今日は奈良俣沢バックウオーターを目指すことに。小春日和の穏やかな天気に恵まれて、青い空と白い山々が見渡せる素晴らしいロケーションです。

巻機山や牛ヶ岳からの稜線の山々にはけっこう雪積もってます。

こちら尾瀬の大白沢山方面でしょうか。バックカントリーの2021シーズンへの期待が膨らみます。

小一時間ほど漕いで奈良沢バックウオーターの入り江にとうちゃこ。釣りシーズンも終わりキノコ採りやワカサギ釣りの船も少なくなって、沢のせせらぎの音以外静寂に包まれていました。

透き通った流れに目を凝らして魚の姿を探してみましたが、一匹も見つかりませんでした。

ほんとうはブナの紅葉が盛りの時に来たかったのですが、冬枯れの森の風景もなかなかいいです。日当たりのいい岸辺では昼寝したくなる陽気です。

帰りはコツナギ沢のバックウオーターにも寄ってみました。

奥に聳える白い山は柄沢山から米子頭山の稜線でしょうか。

そして帰りにまた大白沢山と至仏山を左に眺めながらのパドリングを楽しみました。

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晩秋のトレッキング&MTBガイドコース偵察2020

11月中旬に入ると里山でも紅葉シーズンの盛りが過ぎて、夏の間は日光を遮って木陰をつくっていたミズナラの森はすっかり葉を落として、ふかふか落ち葉の明るい森になります。

今日は北風が強くて時々雪もちらつきます。薄く雪が積もっているところありました。落ち葉の上に積もった薄い雪のせいで、急な坂では尻餅をつきそうになりました。

黒い塊がいくつも地雷の様に落ち葉の中にあるのを見つけましたが、これらは
ドングリを食べた古い熊さんの落とし物です。踏まないように気を付けないとですね。

高い山には雪雲がかかっていました。午後にも違うコースを偵察してみました。

目の覚めるようなカエデの紅葉に出逢いました。今週末もまだ楽しめそうですね。

コースの途中でイノシシ君に出逢いました。縄張りを荒らされた敵対心なのか突然の侵入者に対する好奇心なのか、いったん逃げて行ったと思ったら後からつけて来ます。そして近付いてこようとしました。ひょっとして突進してくるのかもととっさに判断して、自転車を盾にして身構えたら逃げていきました。

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初冬の大倉越え・野反湖~秋山郷2020

白砂山登山口を午前7時に出発。 放射冷却で気温が零度まで下がって、霜柱や薄氷がいたるところで見られました。日陰には雪も残っていて白砂山登山者らしき先行者の足跡があり。と思ったら登山道を横切る不審な足跡。

すぐ横切ったばかりの真新しい熊さんの足跡です。デカいですね。今年夏くらいからたびたび道路や登山道で目撃情報があった大きな熊さんでしょうかね。これから目指す秋山郷ルートは熊さんのたくさん棲んでいるエリアですから、いきなり緊張させられます。

地蔵峠から北沢に降りて、いよいよ左京横手の登りです。ブナに交じってミズナラも見られます。枝が落ちているのでふと見上げたら熊棚の痕です。もうすっかり実も葉も落ちているので、熊さんもこの辺りには食べ物はないだろうからどうしているんでしょう?

なんてのんきに構えていたら、雪上に転々と僕の前を歩いている足跡。またまた真新しい熊さんの足跡です。今度は先ほどよりもずいぶん小型なので少し安心。でもどこまでも前を歩いているので、早く消えないかなと心配になってきます。ひょっとしてどこかで待ち伏せ?

最初の水が流れている沢を跨ぐところでどうやら沢を登って行ったようです。でもたぶん近くで僕を見張っているかもですね。サッサと通過です。

大倉峠に午前9時18分。岩菅~烏帽子の迫力ある稜線や野反湖、サンビキ山などの風景が素晴らしい。

サンビキ山との間の深い千沢の谷間からは、ゴーゴーと大きな滝の音が響いてきます。

さていよいよ大倉坂の下りです。ブナの葉っぱはすっかり落ちて明るい森の中に、薄雪の九十九折れのシングルトラックが延々と続きます。

倒木のキノコはカチコチに凍っていました。葉っぱが茂っている頃にはたぶんこんなに威圧的な烏帽子岳も見られないでしょうから、この時期限定の風景が楽しめました。

渋沢ダム午前10時09分。もうこの時期ですから釣り人もいないし、ダム関係の作業も終わっているようで当然無人でした。小休止していよいよ水平歩道に入ります。

この辺りの紅葉も終わりかけのようです。

沢を渡る橋の上からイワナが泳いでいるのを発見。そっと撮影しましたが、わかりますか?

快調に水平歩道を走ります。イタヤカエデの黄色が眩しいくらいに綺麗に色づいていました。

途中誰にも逢わず。

予定していたよりもずっと早く切明温泉にゴール。 午前11時45分とうちゃこ。

いつもなら津南までさらにペダルを漕ぐんですが、今回はお迎えがくるんで河原の露天風呂にドボンです。久しぶりに入りましたが、ほんといい湯加減とロケーションでした。ここでも独り占めでした。

薄化粧の鳥甲山です。8月末に登った頃のことがもう懐かしいです・・・

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