梅雨時期でも楽しめる野反湖・エビ山トレッキングガイド


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シラネアオイのシーズンが終わるといよいよ野反湖は、

様々な高山植物の花々が次から次へと咲き誇るまさに花の楽園です。

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今日はエビ山方面の調査です。

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登山道は雨でぬかるんでいたり水たまりになっているところもあったので、

長くつが正解でしたよ。

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まずはベニサラサドウダンツツジの真っ赤な花が見ごろな弁天山へ。

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そして根広禿からエビ平、エビ山へ。

エビ山からは見晴らし台を通ってキャンプ場へ下りました。

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こんなに素晴らしいトレッキングコースですが、

途中すれ違ったのは2組だけ。

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調査とはいえ山好きにとっては、

贅沢すぎる時間を過ごさせていただきました。

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キャンプ場からは湖畔遊歩道を歩いて野反峠へ。

途中通り雨が何度もありましたが、

こんな日は折り畳み傘をザックに忍ばせておくといざというときに重宝します。

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エビ山の上りで急坂がありますが、全体的にはトレッキング入門向きなコースです。

ロケーションも良くて、たくさんの花に出逢えます。

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コースタイムは、団体ガイドなら途中でゆっくりお弁当タイムをとって5時間。

これからいいよレンゲツツジの見頃です。

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チャツボミゴケ探検隊2019

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約10年間で40万トンの褐鉄鉱を採掘した鉱山跡だったことを物語る

遺物をいくつか発見しました。

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トロッコのレールや太いワイヤーケーブルが、

閉山して半世紀の時の流れを感じさせてくれます。

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強酸性の地下水が滔滔と湧き出てきます。

ここはチャツボミゴケ公園の穴地獄のように火山性の温泉ではなく、

太古の火山によって熱変性された古い地層の水脈が源のようです。

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2年前の9月に訪れた時の様子とはまったく違っていて、

チャツボミゴケはもちろんウカミカマゴケ等のバイオミネラリゼーションによって

褐鉄鉱が生成するスピードは想像以上のようです。

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チャツボミゴケやウカミカマゴケの成長によって湧水の流れは刻々と変化し、

バイオミネラリゼーションによって鉄鉱床が生成していく様を

目の当たりすることができました。

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このような褐鉄鉱の大地にもしっかり根を張って生きようとするミズナラの幼木。

強酸性水だろうがとにかく水と光があれば大きくなれるようです。

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ほぼウカミカマゴケの勢力範囲の中に小さなチャツボミゴケの塊を発見。

このように生存競争して勢力範囲を変化させながらも共存しているようです。

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チャツボミゴケたちをよく観察すると、様々な生き物が見つかったりもします。

この幼虫はたまたま周りの木から落下したのかもしれませんが、

ほかにもアリや羽虫なんかも見つけることができて、

小さな生態系の世界があるのではないかと想像が膨らみます。

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そして、大発見です!

チャツボミゴケの蒴が見つかりました。

今までベールに包まれていたチャツボミゴケの生態ですが、

現物でこれを見つけたのは日本で5本指の中の一人というお褒めの言葉を、

探検隊の先生たちからいただきました!

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わかりますか?

ルーペでみると透き通った薄緑色の4枚の花被が綺麗でした。

すでに胞子が飛んだあとだそうで、

このチャツボミゴケの種がどこかへ飛んで行って旅するのかと思うと、

小さな生命の壮大なドラマを感じずにはいられません。

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行きはよいよい帰りは・・・

深い笹藪漕ぎの登りはかなりきつかったです。

でも今回のチャツボミゴケ探検隊は、

コケや珪藻、地質の先生方からいろんなことを教えてもらうことができて、

大変勉強になった1日でした。

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ぐんま県境稜線トレイル2019

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白砂山から歩いて30分ほどの猟師の尾根の頭を下ったあたりから、

三坂峠へと続く稜線を眺めます。

ぐんま県境稜線トレイルは、上ノ間山、赤沢山、忠次郎山、上ノ倉山へと続きます。

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場所によって右に左に前に後ろにと、上信越の山々が様々な角度から楽しめます。

さらに県境稜線トレイルは谷川連峰の峰々へと続きます。

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もちろん天気が良ければ富士山も眺められます。

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また、白砂山山頂から槍ヶ岳が眺められます。

横手山の右側の北アルプス連峰のとんがった峰は槍ヶ岳です。

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白砂山から上ノ間山往復は2~3時間。

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忠次郎山は野反湖から日帰りで往復してくるのはちょっと厳しいかな。

それなら三坂峠へ縦走したほうが楽しめますね。

上ノ倉山の先のムジナ平というところに来年以降避難小屋が完成するそうですから、

まだまだ発展途上のこれからとっても楽しみなぐんま県境稜線トレイルです。

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今、白砂山稜線では色とりどりな高山植物の花々が咲き始めているでしょう。

ハクサンチドリやシラネアオイがきっと今頃見頃なんじゃないかな。

野反湖から白砂山往復コースなら、

1時間ほど登山タイムに余裕をもって、

行きか帰りに八間山コースを歩くのもお勧めです。

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野反湖はこれからいよいよレンゲツツジが咲き始めそうです・・・

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いよいよ梅雨入りしました。今日はノゾリチャツ御散歩ツアーでした。野反峠は濃いガスが立ち込めていて視界不良でした。せっかくの野反湖が見られないのでは来た甲斐がないので、ゲストのご夫婦はがっかり。でも大丈夫。少し野反湖の奥に車を走らせればきっとガスが晴れるはず。その通りでした。あまりの感激に少し遊歩道を歩いてお二人の記念写真をパチリ。

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花のほうはというと、あれほど美しく咲き乱れていたシラネアオイも見ごろの季節が過ぎ去ったようです。そのかわりにレンゲツツジがこれから一斉に花開く準備を始めているようです。今週末あたりきっと湖畔にポンポンとレンゲツツジのピンクが綺麗に彩られるのではないでしょうか。(個人的な予想です。外れてもご勘弁を。)

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そしてコマクサも。やっとちらほらと花芽が伸びてきました。こちらは来週末にかけてでしょうか。

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イワカガミは今が満開の見ごろ。そしてムラサキヤシオツツジも。

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午後はチャツボミゴケ公園へ。こちらはというとレンゲツツジが満開の見頃です。5月中旬ころから咲き始めてもう一か月近くたちますが、長く楽しめています。

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立ち上る湯気がゆうえんな雰囲気を醸し出しています。ところで今日チャツボミゴケ公園に訪れていた午後の時間帯の訪問者を観察すると、若い世代が圧倒的に多いことに気づきました。20代のカップルや男女グループ、女子グループが圧倒的多数です。ひょっとしてインスタ等で話題になっているのでしょうか・・・

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老若男女すべての人がチャツボミゴケのビロードの絨毯に癒されているようです。

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梅雨入りして鬱陶しい空模様が続きますが、こんな季節こそチャツボミゴケ君たちが輝きを増す季節のようです。ノゾリチャツお散歩ツアーラムお散歩ツアーでご案内しています。

2019年6月9日

2019年6月9日

 

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チャツボミゴケの神秘のベール

2019年6月3日

2019年6月3日

チャツボミゴケは草津温泉の西の河原でかつてたくさん見られたようで、毬苔と呼ばれていたそうです。植物研究雑誌第36巻第3号1961には、その毬苔の正体を詳しく同定した経緯が紹介されているそうで、興味が湧きます。その時に与えられた学名がプレクトコリアサーマラムだったそうです。その後1987年の群馬県植物誌改訂版の群馬県タイ類目録(井上浩)では、「ユンゲルマンニア ブルカニコーラ 草津温泉付近と六合村元山鉄山跡の渓流中の岩上に群生。現地ではこれをマリゴケと呼んでいる由。」と記述されているそうです。

2019年5月26日

2019年5月26日

それ以外は、当時のチャツボミゴケの生態について明らかになるような調査や研究は、今のところ知り合いのコケの専門家の方も見当たらないそうです。そんなチャツボミゴケ公園のチャツボミゴケに陽の光を当てていただいた研究者の中のお一人が、過酷な環境で生きる銅ゴケ研究の第一人者、立正大の故佐竹先生です。2013年刊佐竹研一著『銅ゴケの不思議』の「チャツボミゴケの不思議」は大変貴重なガイドネタになる文献資料です。日本各地のチャツボミゴケの調査もされていて、チャツボミゴケが火山大国日本の代表的なコケであることに納得です。

2019年5月12日

2019年5月12日

ところで、チャツボミゴケの学名は最近また変更になったそうで、チェックリスト日本産タイ類・ツノゴケ類、2012/2018では、ソレノストーマ ブルカニコーラです。チャツボミゴケの神秘のベールがはがされたとはいうものの、その生態はまだまだ分からないことだらけです。日本のチャツボミゴケの学名が、プレクトコリア サーマラムからユンゲルマンニア ブルカニコーラ、さらにソレノストーマ ブルカニコーラと、ころころと変わってきたところからも、正体がはっきりとらえにくいこの苔の神秘性を感じます。まず一番の難しさがチャツボミゴケを同定することなんだそうですから。

2019年4月27日

2019年4月27日

耐酸性かつ好酸性の環境で鮮やかな緑のコロニーを魅せてくれるチャツボミゴケですが、1年中同じ姿なわけではもちろんないです。例えば野反湖のニッコウキスゲやシラネアオイの満開の見ごろならだいたいの時期が予想できますが、ここ数年チャツボミゴケ公園のチャツボミゴケの様子を観察してきた経験ではちょっと難しいと考えます。それはどうしてでしょうか?

2019年4月27日

2019年4月27日

いつ来てもチャツボミゴケのコロニーの表情が違って見えます。パンフレットの写真で見るチャツボミゴケはとてもきれいで、その写真を見てたくさんの観光客が訪れるわけですが、実際は違うわけです。それは当たり前です。大雨や大雪が降ったり火山灰が積もったり日照りが続いたり等々、自然環境に左右されることもあるだろうし、人間の手によって自然破壊されたりすることもあるでしょう。

2019年4月7日

2019年4月7日

そんなまだまだわからないことだらけのチャツボミゴケですが、だから毎日でもチャツボミゴケのことを観察するのが面白いと今感じています・・・・

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草津白根山の噴火警戒レベル判定基準の見直し

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火山災害に対する一般人のための最新の見識が得られる一冊かと。

そんなこの本との出逢いにちょうど合わせたかのように、

草津白根山の噴火警戒レベル判定基準の見直しが6月4日に気象庁から発表されました。

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さっそくダウンロードして印刷して読んでみました。

昨年1月23日の突然の本白根噴火の教訓を踏まえて、

関係機関による草津白根山の火山観測と防災対策が着実に進められているようです。

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火山大国日本に住んでいる以上、

どこに住んでいても火山災害の危険から100%安全な場所はないようです。

神戸大学海洋底探査センターの巽好幸教授著作の「この国は生き残れるか」を読んで、

草津白根山の火山防災について草津白根山の火山防災について、

冷静に大きな視野でとらえることができそうです・・・

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2019シーズンBC滑り納めは鳥海山

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祓川コースの残雪は例年並みでスキー納めには納得のコンディションでした。

午後から雷雨の予報があるので、朝6時40分の歩き出しです。

七高山山頂9時とうちゃこ。

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新山も滑りたかったけれどちょっと気力が足りず。

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千蛇谷にも後ろ髪を引かれます。

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そのかわり比較的コンディションの良い上部を登り返して2本滑って、

2019シーズンはもうこれで思い残すことはないです。

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今日はツキノワグマではなくて、サンカヨウの花に出逢えてラッキー。

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振り返れば2019シーズンの滑り初めは、

新潟下越の某スキー場のオープン前と月山でしたが、

振り返ればあっという間に過ぎ去ったようにもずっと昔のことだったようにも感じます。

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