
ベイズンストリートブルースという洒落た曲から始まって思わずマイルスの世界に引き込まれてしまう名盤です。偶然にも前レコードのインヨーロッパでのライブ直前に録音されたもので、当時のマイルスの好調ぶりが伝わってきます。トラック6曲のうち3曲はロサンゼルス録音でピアノがビクターフェルドマンですが、とてもいいです。そして残り3曲はニューヨーク録音で、この時に新しいマイルスクインテットのリズムセクション、ハービー、ロン、トニーが正式に決まったようです。以前ロンカーターの自伝本を読んだ時に、このあたりのことも興味深いことがいろいろ書かれていたことを思い出します。