うろこテレマーカーBC日誌2023-4-1

先週登った至仏山から眺めた奥利根源流の巻機山に登ってきました。今年はたぶん雪が少なくて苦労するだろうなと覚悟はしていましたが、井戸の壁の急登は予想以上でした。

4時間くらいでニセ巻機山に着くだろうと思っていたら、5時間もかかってました。井戸の壁はブッシュがうるさすぎてスキーが使えず初めからシートラで登山道ルートを忠実にたどるのが正解です。下山時も同様です。

巻機山に向かってニセピークからまずは1本。フィルムクラストの最高級ザラメ雪でした。

午後1時、山頂到着。今日は6時間かかりました。なだらかな山容の巻機山山頂は、春の陽気に包まれてのどかな時間が流れていました。僕たちの他にも数グループがのんびり過ごしていました。平が岳へと続く奥利根源流の山々や越後三山などを確認するために山頂のさらに先を少し滑ります。

そこにはフィルムクラストの垂涎の斜面が待ってました。1時間早くここに来てたら、迷わず滑ってました。黒部源流のスケールが味わえて最高だったでしょうね。

その先には奥利根湖と至仏山を春霞の中に眺めることが出来ました。

帰りは米子沢源頭へ滑り込んでからニセピークへそのままうろこで登り返し。

午後3時下山。井戸の壁の下山も大変でしたが、登りごたえも滑りごたえもあるいい山です。来シーズンの課題が一つできました。

カテゴリー: エコツアー的, テレマークスキー, バックカントリースキー, 野反湖うらやまガイド | コメントする

雨坊主山2023-3-30

ネーミングが洒落ていて魅かれる山です。標高1295mの低山ですが、地元ではこの山に雲がかかると雨が降るからというのが山名の由来だとか。

隣の浅間隠山は手軽に登れて人気の山ですが、雨坊主山は手軽に登れる山ではないので知られていない山です。いい意味で山登りの原点に立ち返らせてくれる山かなと思います。

今回アルミのピッケルを持っていきましたが、あるということで安心できました。GPSもあったほうがいいですね。熊もよく出没するようなので、熊鈴や忌避スプレーなどもあると安心です。

新緑が芽吹く前のこの時期は、雨坊主山の登山適期です。とにかく視界が良くて気持ちいいです。ただし落ち葉が厚く降り積もっているところは道型がはっきりせずルーファイに迷うところがたくさんありました。赤い杭や赤テープ、青テープ類などがありますが、すべてを信用できないので注意も必要です。

ちょうど中間点くらいのところで、小さな滝に出逢います。近付くと屋根を打つ雨の音のように聞こえてきたので、あまおとの滝と勝手に命名しました。

山頂手前の尾根筋に栗林がありました。この辺りはきっと熊さんも食事していることがありそう。そして最後の急登を頑張るとようやく山頂です。

山頂からは角落山や浅間隠山などのほかに、ぐんま県境稜線トレイルの山らしき雪山が枯れ木越しに眺められました。

帰りに道を間違えて下ってしまいました。GPSの通りです。最後に沢に出てしまったので引き返しました。常に緊張感をもって歩かなければならない感じの良い山でした。

カテゴリー: エコツアー的, トレッキング, 野反湖うらやまガイド | コメントする

うろこテレマーカーBC日誌2023-3-29

恒例の尾瀬至仏山BC偵察です。来週末までどれくらい雪が融けちゃうか心配です。

今日は平日なので先行パーティー2人組以外だれもいない静かな尾瀬至仏山を楽しめました。

思ったよりいい感じに雪が緩んでくれて、 一部フィルムクラストの斜面もあり、良く滑るザラメを楽しみました。

夜半の雨は山頂付近で雪に変わったようで、オオシラビソの葉っぱにうっすらと樹氷として残っていました。

休むと風が汗ばんだ体に冷たく感じるような日でしたが、時々日が射してくれたりするので今日は思い切って出かけてきてよかったかな。

鳩待峠への登り返しでさっき滑ったばかりのビッグバーンを眺めると、満足感が湧き上がってきました。ガイド本番の日も良い天気に恵まれますように!

カテゴリー: エコツアー的, テレマークスキー, バックカントリースキー, 野反湖うらやまガイド | コメントする

うろこテレマーカーBC日誌2023-3-27

前回は3月16日だったので11日ぶりの野反湖へ。残念ながらこのところの春の陽気で、またいちだんと雪が少なくなっていました。

ノリウツギのドライフラワーがいたるところで散乱していました。最後まで落ちずに頑張っていたのがこの時期になってようやく飛ばされていました。

野反峠から日本海へと注ぐ最初の一滴となる流れ込みも厚い氷を融かして顔を出していました。

道端のフキノトウもいっせいに花を咲かせていて、獣が食べた痕跡もありました。カモシカ君でしょうか、それともおサルさん達かな。両方もありますね。

ところで数日前から浅間山の噴火警戒レベルが2に引き上げられています。というわけで浅間山はまた前掛山までは登れなくなってしまいました。

カテゴリー: エコツアー的, テレマークスキー, バックカントリースキー, マウンテンバイク, 野反湖うらやまガイド | コメントする

うろこテレマーカーBC日誌2023-3-21

浅草岳への尾根歩き。ここも雪庇が小さいのでびっくり。毎年雪の量や雪のつき方が違うのは当然ですが、見覚えのある地形からいろいろな気付きや発見があるので面白いです。

お彼岸の頃の魚沼平野は、除雪作業がまだ盛んに行われていました。眼下に広がる新潟の山や平野の雪景色は素晴らしい眺めです。

朝7時の歩き出しの頃は雪が硬くてスキーアイゼンがあると安心でした。日が高くなる頃には完全に雪が緩んでウロコも効きはじめました。右に左に魅力的な斜面が次から次へと誘います。

風も穏やかでポカポカ陽気の気持ちいい浅草岳山頂でした。春霞の中でも平ヶ岳やたくさんの山々が360度見渡せました。

帰りものんびり滑りを楽しみながら下山。ムジナ沢にはたくさんのシュプールがすでに残されていましたが、ノートラックで楽しそうなラインを定めて滑ります。

それほど気温が上がらず良く滑るザラメでした。

沢床まで滑った後、一番楽な登り返しルートをウロコのまま尾根に復帰。今度は反対側の小さな斜面でも遊びながら下山。

今週後半は天気が愚図つきますが、週末から週明けにかけてまた積雪もありそうなので、今シーズンはまだまだ春スキーが楽しめそうです。

カテゴリー: エコツアー的, テレマークスキー, バックカントリースキー, 野反湖うらやまガイド | コメントする

うろこテレマーカーBC日誌2023-3-20

今シーズン初めての新潟遠征は守門です。思い出多い守門の中で、春のザラメシーズンとしての今回の守門大岳コースは、ベストな残雪状況でした。

野反の八間山でも感じましたが、ここも雪庇が大きくない感じです。雪が多いのか少ないのか。でも大岳山頂の先にさすがに亀裂が入っていたので注意は必要です。

一昨日少し新雪が積もったようです。山頂からの母川源流斜面はほぼノートラック。思わず飛び込みます。

想定外のプチパウダーな大斜面が滑れてラッキーでした。昨日は日曜日だったのでたくさんのスキーヤーやボーダーで賑わったのでしょうが、ここだけは残されていました。

保久礼小屋まで沢割れに注意して下りました。新潟の山は遠いけどやっぱり一年に一度は訪れたいです。

カテゴリー: エコツアー的, テレマークスキー, バックカントリースキー, 野反湖うらやまガイド | コメントする

E-MTB 四万温泉滝めぐり三題2023-3-19

昨日からJR東日本のダイヤ改正があって、吾妻線に特急四万草津号がデビューしたらしいです。草津四万号だったらごめんなさい。そんなこととは全く関係なく、万沢林道の残雪状況が知りたくて四万温泉にやってきたのですが、いきなり予定変更で小倉の滝へ。

今まで行ったことが無かったので初めてです。

今回訪れた三つの滝の中で一番見ごたえがありました。

小倉の滝を見て、どうせなら四万温泉の残りの二つの滝も巡ることにしようと予定変更。まったくの行き当たりバッ旅です。

摩耶の滝では虹が見られました。

そしてシャクナゲの滝。今までなぜシャクナゲの滝というのか理由がわかりませんでしたが、今回その謎が解けました。

奥四万湖から綺麗に稲包山が見えました。左のピークは西稲包山かな。

最後に問題です。三つの滝の川の中の一つで良い型の岩魚が釣れました。それはどこだったでしょうか?

カテゴリー: 野反湖うらやまガイド | コメントする