ようやく登山道から雪渓上にでてうろこスキーで歩き始めたら、
いきなり大きなツキノワグマが左の藪から飛び出しました!
100mくらいの距離でしょうか、
その時は僕のことに気づいていないように思いましたが、
後から考えると熊の方から人間との距離を測って安全に横断したのだと思います。
ちょうどその時、上からも一人の登山者が下山してきました。
写真に登山者と下にちょこっと熊さんの背中が写っています。
こちらパニック気味だったので大ブレです。
絶妙のタイミングを計って人間と人間の間を横断していった熊さんでした。
下山の登山者に、
すれ違いの時に熊さんが横断して危なかったですよと話しかけたら、
全然知らなかったと返ってきました。
ところで、2019BCシーズンの滑り収めがようやくできました。
高山植物が美しく咲き乱れる季節の鳥海山です。
6月になって雪解けが進み、幾何学的にも見える雪渓の縞模様を眺めるのも面白いです。
実際スキーをするときは、
迷路のパズルを解くようにルートファインディングが必要になります。
でもそれもまたサマースキーの醍醐味でもあります。
そして雪渓上に出るまでのアプローチや、
クラックや立て溝などの荒れた雪面に滑りが苦労するからこそ、
これで来シーズンのフレッシュなパウダーまで納得してスキー納めができるというもの。
今日は鳥海山1日目。
軽く御浜~鳥海湖ルートでうろこ散歩だったので、
下山後はちょこっと海上から鳥海山を眺めてみました・・・