稲包山@早春のなかんじょ山巡り2021

奥四万湖のシャクナゲの滝にある稲包山登山口駐車場に向かう途中、沢渡温泉の桜が満開の見頃を迎えていました。登山口では黄色い樹花のアブラチャンが出迎えてくれました。

登山道はいきなり九十九折れの急坂から始まります。まだ新緑が始まっていないブナの森には春の陽が気持ち良く照らされて、ふかふか落ち葉からの温もりが足元から伝わってくるようです。

落ち葉からそっと顔を出している可愛らしい花を見つけました。名前の通り一人静かに咲き始めていました。

これはヤブレガサ。晴れの日が三日続いていよいよ破れた若葉をいたるところから開き始めていました。

スミレの花も見つけられました。

そして稲包山へと続く登山道沿いのミズナラの木にはたくさんの熊棚もみられました。緑の回廊エリアでもあり、野生動植物の貴重な生態系が息づいていることを感じることもできます。

針葉樹もツガからウラジロモミへと植生が移り変わる様子も観察できました。

エメラルドブルーの奥四万湖が眼下に眺められる頃、ようやく急坂の登山道も緩やかな尾根になって快適に歩けるようになりました。

そして、残雪豊かなぐんま県境稜線の山々も垣間見られるようになります。

おしゃべりを楽しみながらゆっくりペースで歩いて赤沢峠まで約2時間。あずまやでひとやすみしました。

赤沢峠からいくつものアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きです。 残雪が出始めます。標高1598mの稲包山へと近付くにつれて残雪も増えていきました。

雪がちょうどいい緩み加減なので快適に歩けましたが、緩み過ぎれば踏み抜きが多くて疲れるし、硬すぎれば急坂ではスリップしやすくて滑り止め対策が必要でしょう。

また登山道の続きがわかりにくいところもありました。視界不良時には気付かず道迷いに陥ることもあるので注意が必要です。

山頂直下は残雪がちょっとした雪壁状になっていて、装備の持たない僕たちは慎重に上り下りしなければなりませんでした。

午前11時半、登山開始から約3時間半で稲包山山頂とうちゃこ。360度の絶景が僕たちを歓迎してくれました。

稲包山から平標山や仙の倉山へと続くぐんま県境稜線のパノラマです。

こちらは三坂峠から上の倉山や白砂山へと続く群馬県境稜線のパノラマです。

目を凝らすと上の間山の右肩から小さく白砂山のてっぺんが顔を覗かせているのがわかりました。

こちら三坂峠からうねうねと大黒の頭、上の倉山、忠次郎山へと続く稜線の様子がとてもよくわかります。山頂でゆっくりお昼休憩をして過ごし、正午過ぎ山頂を辞しました。

帰りは途中で林道に降りて下山しました。登山道最後の急坂は足に堪えるので、林道の方が楽に戻れました。

午後3時半下山でした。 今度は林道沿いにキブシの黄色い花が出迎えてくれました。ヤマビルの心配のない早春から新緑にかけての天気の良い日は、稲包山トレッキングはぜったいお勧めのなかんじょの山です。

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