新ルート調査で今年初めての熊棚痕2021

ホヤホヤの熊棚の痕に出逢って、まだ周囲に熊さんがいるかどうかわからないのでちょっと緊張します。熊鈴3つとラジオを鳴らしてここまで上がってきましたが、ひょっとしたらこれらの音に驚いて逃げた後かもです。

ミズナラのドングリは熊さんにとって冬眠前にたくさん摂取しなければならない重要な食料です。夢中になって食べているときは人間に気付かないこともあるので、これから山に入る登山者は注意が必要ですね。

真上の熊棚にもどうやら熊さんはいないようです。近くに潜んでいるかもなのでサッサと通過しました。

今日歩いたのは、昔から地元の人たちに愛されていたであろう藪に埋もれかかった古道でした。標高差1000m距離約8㎞の本格的なコースです。昨秋地元の方々の熱意のおかげで標識の設置など藪に埋もれた古道をしっかりと整備されたそうです。そのおかげで、迷わず山頂に立てることが出来ました。

山頂へと続く稜線に登り上げると、今まで濃く漂っていたガスが切れて青空が顔を出しました。ドラマチックな展開にちょっと感動しました。

そして稜線の道沿いでは、たくさんの黄色や紫、白の花々が登山者を出迎えてくれました。

山頂にはメインルートからの登山者たちがすでに何人も休んでいました。人気の山なので休日はけっこう混みあいそうですが、今日は平日でのんびり静かな雰囲気が漂っていました。

このコースはぜひ紹介したいですが、登山口の場所がとても分かりにくいのが難点です。また迷いやすい箇所がいくつかあったりするので、どちらかというと初心者向きではないです。

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