雨坊主山2023-3-30

ネーミングが洒落ていて魅かれる山です。標高1295mの低山ですが、地元ではこの山に雲がかかると雨が降るからというのが山名の由来だとか。

隣の浅間隠山は手軽に登れて人気の山ですが、雨坊主山は手軽に登れる山ではないので知られていない山です。いい意味で山登りの原点に立ち返らせてくれる山かなと思います。

今回アルミのピッケルを持っていきましたが、あるということで安心できました。GPSもあったほうがいいですね。熊もよく出没するようなので、熊鈴や忌避スプレーなどもあると安心です。

新緑が芽吹く前のこの時期は、雨坊主山の登山適期です。とにかく視界が良くて気持ちいいです。ただし落ち葉が厚く降り積もっているところは道型がはっきりせずルーファイに迷うところがたくさんありました。赤い杭や赤テープ、青テープ類などがありますが、すべてを信用できないので注意も必要です。

ちょうど中間点くらいのところで、小さな滝に出逢います。近付くと屋根を打つ雨の音のように聞こえてきたので、あまおとの滝と勝手に命名しました。

山頂手前の尾根筋に栗林がありました。この辺りはきっと熊さんも食事していることがありそう。そして最後の急登を頑張るとようやく山頂です。

山頂からは角落山や浅間隠山などのほかに、ぐんま県境稜線トレイルの山らしき雪山が枯れ木越しに眺められました。

帰りに道を間違えて下ってしまいました。GPSの通りです。最後に沢に出てしまったので引き返しました。常に緊張感をもって歩かなければならない感じの良い山でした。

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