野反湖登山日誌2023-6-4

昨日の大風はおさまって、今日は穏やかな天気になりそう。ハンノキ沢にはコマドリとメボソムシクイが美しい喉を競い合うかのようなさえずりが大きく響いていました。

お地蔵さんに安全登山の祈願をします。地蔵峠付近は今、蓮の花のかわりにツバメオモトの穢れを知らない白い花が満開です。地蔵山付近のシャクナゲもサプライズな咲きっぷりでした。

水場から上の、いつも雪渓が遅くまで残る場所も予想外でびっくりです。 雪解けが早かったはずですが、 いやいや例年並みの残雪です。だからかな、水場のシラネアオイもまだ芽吹き始めたばかりでした。きっと1~2週間後に花が楽しめるでしょう。

堂岩山からの稜線漫歩は、タカネザクラやシャクナゲ、オオカメノキ、シラネアオイ、ナエバキスミレたちが苦しいアップダウンの稜線歩きを癒してくれました。

堂岩池では産卵に集まっているクロサンショウウオの成体がたくさん見られました。これは貴重な瞬間に立ち会うことが出来ました。産み付けられた卵の下にあった枝が何かの拍子で持ち上がってしまったのでしょうか? 残念。おかげで卵塊の中に小さな卵の様子がわかります。

白砂山には、今日だけで60人くらい登頂したようです。このまま上の間山や忠次郎、上の倉、ムジナ平へと稜線漫歩を楽しみたくなるような、絶好の登山日和に恵まれました。

帰りは八間山経由で下山します。富士見峠から白砂山を目指す登山者も3組すれ違いました。

黒渋の頭への登りで、シャクナゲのジャングルがまさに満開の盛りでした。これはなかなか見応えがありましたよ。

そして目立たないですが、登山道わきにはシラネアオイやミツバオウレンなども秘かに咲き誇っていました。

振り返ると白砂山稜線がもうあんなに遠くに。そして目を凝らすと残雪の谷川岳稜線もわかりました。

最後に池の峠展望台によって、野反湖の景色も楽しみました。

野反湖畔はムラサキヤシオが見頃です。

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