湯治とスキー・八甲田

2025年12月13日~16日

滞在2日目に二つ玉低気圧が東北地方を通過。3日目は再び強い冬型になり、午後からは猛吹雪となりました。そんな荒れ模様の天候の中、気晴らしにスキー散歩です。風の通り道は地吹雪ですが、ブナの森の風裏は、きっとフカフカのパウダースノーで迎えてくれるに違いありません。温泉の守り神の神社に、山の安全をお祈りして出発です。

昨日のらしき古いトレースの跡が時々現れたりしますが、風でほとんどが埋もれてしまっています。ときおり高い木々の枝を大きく揺らす轟音が響く以外に、静かなモノクロームな雪山の世界が目の前に広がっています。すべすべしているブナの幹や枝には風のいたずらで出来たエビのしっぽが見事です。

雪は軽く柔らかくてどこまでも歩いていけそうです。登山ルートからそれてブナの森をしばらく進むと、やがてオオシラビソの森に変わります。

今年はまだ未完成のようですが、これから冬の風景の主役となるモンスターたちです。綿菓子のような雪は気持ちよく滑って帰れそうです。せめてもう少し斜度のある所まで行ってみたくなります。

昨年もこの時期、同じような吹雪の日にここを歩きました。二つ目の急斜面は、藪が濃くてあきらめて戻ったことを思い出します。今日は小一時間歩いたところでシールを剥がして滑り降りました。

開けたところでは気持ちよくターンも楽しめたり、雪は思った以上に良く滑りました。

4日間の滞在で結局初日の天気が一番良かったようです。その日は午前中スキー場で遊んでから、田茂萢岳の8合目くらいまでハイクアップしてきました。青空の下というわけにはいきませんが、穏やかな天気に恵まれました。高度を上げるにしたがい展望が開けて、津軽平野や岩木山も眺められたりしました。

スキー場ではたくさんの自衛隊員たちがスキーの練習をしていたりもして、とても賑わっていました。30年以上前にニセコのチセヌプリスキー場でも、自衛隊員たちのスキー練習をよく見かけたことを懐かしく思い出します。山スキーからバックカントリーと呼ばれる時代になっても、隊員たちの白いウロコ板に革ひものビンディングという装備は昔から変わっていません。

宿の部屋に持出厳禁とステッカーの張られた一冊の本が置いてありました。昨年は置いてなくて今年発刊されたばかりのようです。東北にまだまだ残されている温泉文化を、大事に守り残していこうというメッセージがたくさん込められていました。

下山後温泉にドボンというのが、山スキーの醍醐味の一つでもあります。東北の山には、そんな温泉がいっぱい残されています。

群馬の温泉でも、下山後にドボンの温泉は、いいところがいっぱいまだまだあるんじゃないかな・・・


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