チャツボミゴケ公園下見2026-6-11

今週末のガイドツアーの下見です。レンゲツツジの花はほとんど散った後でしたが、鮮やかな新緑の森が春ゼミや小鳥たちとともに賑やかに迎えてくれました。遊歩道に大きな褐鉄鉱の原石が転がり落ちていました。ベンガラとも呼ばれるこの岩は、かつて群馬鉄山として採掘されていた鉱石です。

群馬鉄山は、太平洋戦争末期に戦局の悪化の中で国策として突貫工事で開発されました。しかしながら、すぐに終戦を迎えてしまい鉄鉱石が戦争兵器として使われることはなかったそうです。その代わりに、群馬鉄山の鉄鉱石が製鉄業に大きく貢献して、戦後経済を復興させる大きな原動力となったことでしょう。おそらく数万年かけて形成され埋蔵されていた300万トンの鉄鉱床が、たった20年間で掘りつくされたということです。群馬鉄山の鉄鉱石生産量は日本第2位だそうですから。チャツボミゴケ公園の別の顔は、実は知られざる戦争の傷跡でもあり、昭和の歴史として再評価するべき産業遺跡ともいえるでしょう。

雨季のこの時期、チャツボミゴケは蛍光グリーンに輝いていつもよりいっそう綺麗な姿を見せてくれています。

他の生き物たちもチャツボミゴケに負けず活動的な季節です。ラムサール条約に登録されている芳ヶ平湿地群の代表的な生き物として、モリアオガエルの卵塊が木の枝にいくつも見つけられます。クロサンショウウオのオタマジャクシが泳いでいるのもわかります。

チャツボミゴケ公園を訪れたらぜひ裏の池に周ってこれらの生き物を観察してみると楽しいです。

モリアオガエルの卵塊は、20個くらいは数えられるはずです。

オタマジャクシとなって池にポトンと落ちる瞬間に出逢えたらなんと幸運なことでしょう。

水草が浮かぶ池では、クロサンショウウオのオタマジャクシが見つかるはずです。カエルのオタマジャクシと違って細長い体の特徴が目印です。

チャツボミゴケ公園は、中之条町観光協会のお散歩ツアーで気軽に訪れることが出来ます。お問い合わせはこちらノゾリチャツお散歩ツアーラムお散歩ツアーの2コースあります。


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