
目指す渋峠が眺められます。白砂川へいったん下ってからいよいよヒルクライム本番ですが、辿り着けるかどうか不安いっぱいのスタートです。

まずは寅さんバス停で休憩です。男はつらいよ寅さんシリーズ28作目、ハイビスカスの花のエンディングシーンになった場所です。寅さんとリリーを乗せたバスが去っていくシーンが想い出されます。

第28作は全50作の寅さんシーリーズの中で最高傑作ともいわれています。最近は若い寅さん映画のファンも増えているとのことです。ほとんどのサイクリストはそんなことも知らずに素通りするでしょうが、ぜひここは外せない寄り道スポットです。

新しいホテルや観光施設がどんどんできて変化著しい草津温泉を抜けて、次は武具脱池に寄り道です。ここの木道はどんどん老朽化するだけです。ちょうどワタスゲとヨウラクツツジの花が見頃でした。

ハクサンシャクナゲはまだ蕾のものがあったので、これから咲き始めることでしょう。ここもドライブの皆さんは素通りしていきますが、自転車だからこそ寄り道できる穴場スポットです。

殺生からいよいよ坂がきつくなります。清水沢と振り子沢を横断するとやがて大きく展望が開けます。ここが関東平野北部の端っこであることが実感できる雄大な景色です。さらに草津白根山の山腹をうねうねと九十九折れしながら、本白根山から逢ノ峰の裾をかすめて白根山まで漕ぎ上がります。かつて白根レストハウスが営業していた頃は観光客で賑わっていましたが、今は立ち入り禁止になり無人の廃墟です。そばにある弓池湿原にも寄ってみたかったのですが、こちらも立ち入り禁止でした。観光の光と影を感じます。

ここまで頑張ればもう一漕ぎです。万座三叉路からはバックカントリースキーで馴染み深いルートです。スキーで歩くよりもペダルを漕ぐことの方がどれだけ速くて快適か実感できました。

山田峠から日本国道最高地点2172mの芳ヶ平湿地群展望台まで頑張れば、渋峠にゴールしたようなものです。う~ん、ところでモニュメントの積まれた石がなんかずれていますよ。大丈夫?

残念ながらガスが湧いてきていました。朝スタートする時は立っているこの場所が見えたけれど、今はスタートした場所は白い闇の中なのは残念でした。でもバックカントリーで滑るコースや白根山の雄大な景色だけでも眺められたので良しとします。

ちょうどお昼のランチタイムです。腹ペコにはいつものカツカレーランチです。うれしいことにタケノコ汁もいただきました。そういえばちょうど今がタケノコシーズン真っ盛りです。そしてモリアオガエルの産卵シーズンでもありました。

渋峠ホテルでは1時間半ほど休憩して下山。今日は平日だったからか、草津温泉の上付近で一人のサイクリストとすれ違ったほかだれにも逢えませんでした。

それに対して、白根山付近の猫の額ほどの雪渓で滑っているスキーヤーが3人もいたのにはびっくりしました。

1時間ほどで白砂渓谷までダウンヒル。ここからまた標高差300mをヒルクライムしてやっとこさゴールです。まだまだ電動アシストに頼らないでもペダルが漕げました!
コメントを残す