花のぐんま県境稜線トレイル2026-7-1

午前8時50分、いよいよ白砂山から谷川方面へと続くぐんま県境稜線トレイルの奥深くへと踏み入ります。ここまでの稜線上でも色とりどりの花々が咲き誇っていました。特に今年はハクサンシャクナゲとコバイケイソウが当たり年のようです。ハクサンチドリはちょうど見頃で、ニッコウキスゲもぽつりぽつりと咲き始めていました。

最初のピークは標高2078mの猟師の尾根の頭です。猟師の尾根というのは、猟師の沢の出合で白砂川を右俣の本流と左俣の猟師の沢に分ける支尾根です。

その白砂川源流域の稜線上は、群馬県側にはなだらかな草原が広がっていて、とても気持ちよく歩くことが出来ます。

猟師の尾根を超すと、次に大空堀の頭と古い遡行図には記されてます。たしかにそれらしきピークが二つありますが、実際に歩いてみるとどちらかははっきりしません。それよりも標高2033mの上の間山がその先にどっしりと待ち構えてくれています。

大空堀の頭付近から歩いて来た白砂山稜線を振り返ります。稜線漫歩が楽しめるので、ぜったいに天気の良い日に歩きたいです。

上の間山山頂は、ハイマツなどの低木が繁茂しているだけなので360度展望が開けています。そんな場所なので30年くらい前に訪れた時は、測量用の櫓の土台が残っていたという記憶があります。山頂でしばらく休憩してから、次のピーク赤沢山へ進みます。

上の間山の東側斜面は、コメツガやシャクナゲのジャングルです。新しい登山道が開かれるまでは、ここを通過するのはけっこう大変だった場所です。ジャングルの中で意外な高山植物の花に出逢いました。志賀高原の赤石山でも自生しているイワウチワです。今まで何度この場所を通過したか数えきれないですが、初めての発見です。

赤沢山へと続く稜線の群馬県側には、赤沢源頭斜面が広がっています。ここでもコバイケイソウが咲き誇るように見頃を迎えていました。

また一見植物が見られないようなザレ場には、可憐な高山植物の花が見られます。遠目ではっきりしませんが、紫色の花と黄色い花が咲いていました。

赤沢山の標高は1982mで、ここまでは白砂山からいいペースで歩いて来れます。次のピークの忠治郎山は2087mの標高で、坂がきつくなると今までのペースが急に落ちてきました。

そんな時、コバイケイソウの花に疲れを癒してもらえました。今まであまり気にもしなかったことですが、コバイケイソウを観察してみると、花の蕾ってこうなっているんだと知れました。

小さな蕾の中にこんなにゴージャスな花がいくつも詰め込まれていたなんて驚きの発見でした。

忠治郎山を越すと、次は上の倉山です。手前に前衛峰がありますが、実際に歩いてみてもこちらの方が本峰よりも少し高い気がします。古い記録(小暮理太郎著山の憶い出)では、どうもこちらが東沢の頭(標高2120m)と呼ばれていたかもしれません。

標高2107mの上の倉山を過ぎ、大黒の頭から急坂を下りきるとムジナ平避難小屋に到着です。ちょうどお昼頃でここまで順調にやって来れました。

避難小屋内部を覗くと、綺麗に使われていて安心しました。ここから三坂峠、さらに下山ルートの旧三国スキー場跡までまだまだ頑張らないとです・・・


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