
大間・材木漁港を海旅のゴールにした。佐井の港に立ち寄り、福浦に置いてある車をいったん回収する。福浦と佐井の間にはバス路線がないので、また高速船ほくとを使う。今は立派な道路がクネクネと山肌を縫って作られているけど、海にまで迫る険しい山々と断崖絶壁の海岸線を行き来するのは、やはり船が断然便利なのである。そして午後、佐井から大間崎を目指して漕いだ。追い潮と強い追い風である。無理ではなかったけれど、材木漁港でカヤックを陸揚げすることにした。シーカヤックが珍しくて、たくさんの漁師さん達に囲まれる。なんでエンジン付けねえのか?とか、ひっくり返ったらどうするのか?とか、いっぱい質問された。もう大間のクロマグロ漁は始まったそうだ。この港の漁師にも、今日大きいのを1本上げた人がいたそうである。カヤックを漕ぎながら沖で漁をしている船を何艘も見かけたけれど、クロマグロを仕留めた船がその中にいたのかもしれない。

川のような潮流の大間崎を来年のために下見して、今夜は下風呂温泉に宿をとる。熱くてさっぱりしたいい湯、豪華な海の幸までは良かったが、冷暖房完備という広告にはだまされた。一応ホテルという名前がつく温泉旅館だが、扇風機しかなかった。部屋に通され、仲居さんにクーラーはついてないんですか?と尋ねると、平然と扇風機を指さした!

下風呂温泉は、なかなかレトロで落ち着いた温泉地だった。最終日は、尻屋崎までドライブすることにした。来夏の海旅の下見だ。

330度海に開けた尻屋崎に立ち、大間崎からこの岬を回って小川原湖への海旅に思いを馳せる。今回のような断崖絶壁はないが、旅愁を誘う素朴な海岸線が続いている。昨夏、今夏と暑い夏だったが、来年はどんな夏になるだろうか。午前中は良く晴れているが、午後には雨も降り出すらしい。ちょうど青森市の県立郷土館で昨日から北前船の特別展をやっているので、それを観て帰ることにした。
北前船の復元と試験航行の映像、青森縄文から現代までの常設展示を観覧した。

津軽~下北海旅2007 プロローグ
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