秋の黒部源流の山々を歩く1雲ノ平

1日目 折立~太郎平小屋~薬師峠(太郎平小屋キャンプ場)~薬師岳途中まで

2日目 薬師峠~太郎平小屋~薬師沢小屋~雲ノ平キャンプ場

折立キャンプ場で前泊。キャンプ場にクマが出没するという騒ぎがあって、ちょっと不安な一夜を過ごす。

天気はいまいちで、出発も遅かったので無理せず太郎平キャンプ場がある薬師峠にテントを張る。薬師岳をサクッと往復してきたいところだけど、山頂は厚い雲の中だったので断念。山の季節はもう晩秋から初冬に向けて一進一退しているようだ。

翌朝テントから顔を出すと一面雪化粧していた。下界は雨だったようだが、2000m以上の稜線は雪だった。

撤収に時間を費やす。2日目は雲ノ平を目指す。今回、簡易アイゼンさえも持ってこなかった。太郎平小屋までは思いもよらなかったが、その先の薬師沢へ降りる登山道の木道が危険極まりないアイスロードだった。

ひと滑りしたら大怪我間違いなし。ゆっくり時間をかけてなんとか通過。標高が下がると雪や氷も融けてきたので、やっとひと心地つく。

薬師沢小屋は小屋締め準備の最中らしかった。珍しくやって来た私たちにあたたかいドリンクをサービスしていただいて感激。雲ノ平にいる登山者も向かっている登山者も私たちだけのようだ。

秋なので渇水気味の黒部源流に降りてイワナの魚影を探してみる。

また標高を上げて雲ノ平まで登ってくると、昨晩の雪は融けずに残っていた。気温は零度以下に違いない。

アーベントロート色に輝く薬師平キャンプ場に着く頃、すっかり空は晴れた。明日の朝は放射冷却で寒くなりそう。

乾ききらない濡れたテントをザックの上に押しこんだのがいけなかった。下に詰めた羽毛のシュラフが沁みてびっしょりになっていた。これでは凍えて寝られないので、夜遅くまでかかってガスバーナーを使って乾かした。


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