初めての屋久島遠征2宮之浦岳

2018年11月21日

翌日は早速、西日本最高峰の宮之浦岳登山だ。11月の屋久島の朝はさすがに肌寒かった。まだ屋久島の気候に慣れていないことに加え、土地勘もまったくない。真っ暗な道路を心細い思いで運転して、何とか淀川登山口にやって来れた。ありがたいことに、ここには登山案内や登山指導をする親切な係員の方が待っていてくれて、いろいろと情報が聞けたので安心して出発できた。ヘッドランプの明りを頼りに淀川小屋まで歩いた。

淀川小屋から白み始め、屋久島の森の雰囲気がやはり独特なことに感動する。落ち葉にハリギリの葉っぱがたくさん落ちていて親近感を覚える。途中、水の流れるところでは凍っている場所があった。そういえば、屋久島にスキーが出来そうなくらいたっぷり雪が積もっている写真を見たことがある。標高1800mもあれば、天気次第で大雪が積もることもまれにあるようだ。宮之浦岳山頂部の地形を眺めると、条件さえよければスキーも夢ではなさそうだと妄想が広がる。

まずは屋久島の最高峰宮之浦岳山頂までひたすら歩いた。山頂に近付いてくると、笹原の中に奇岩が随所に現れて登山者の目を楽しませてくれる。火山岩が雨で磨かれて出来たような風景は、屋久島の独特の景観だろう。

山頂は高曇りの空だったけれど、まずまずの眺めを楽しんだ。360度の絶景である。洋上アルプスとも呼ばれる屋久島だから、海を見下ろせるか探した。利尻岳山頂から眺めた景色と較べると、さすが洋上アルプスと呼ばれるだけあって山のスケール感はこちらが大きく感じる。

口永良部島らしき島影がわかる。でも相変わらず日本地図の中でどちらを向いているのか方向音痴でピンとこない。ただ、ここから見える永田岳の頂に立ってみたいと思った。今日は無理だけど、そのつもりで登って来れば日帰りで往復できそうだ。

下山は登ってきたコースを逆戻りに歩く。途中、黒味岳に寄り道した。花之江河の湿地ではヤクシカに出逢った。


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