2018年11月23日
屋久島4日目は、最大の目的である縄文杉の見学だ。荒川登山口までは一般車の通行規制があるので、安房から専用バスでアプローチ。ほとんどがガイドツアーのお客さん達で、まだ暗いバスターミナルは大賑わい。その中にポツンと混じる感じ。尾瀬を想い出す。登山口にバスが到着してもまだ暗くて、どこから歩いていけばよいのかも見当がつかない。こんなにたくさんの人が同じ縄文杉を目指しているかと思うと、初めてのコースでも心強い。ヘッドランプの明りとツアーの人達の様子を見ながら、こっちでいいのだと地図で確認しながら森林軌道の線路道を歩く。

やがて白々となりみるみる明るくなると、森の中に日が射し始める。屋久島の森のなんと美しい時間だ。安房川の橋を渡り、小杉集落跡で少し休憩。かつてここが屋久島特産の杉を集積して賑わった場所だ。小学校跡など見学。ところで、屋久島で屋久杉と呼ばれるのは樹齢1000年以上の巨木だけであり、それ以外はすべて小杉というのだそうだ。巨木のスケール感が違う。

まだまだ森林軌道の登山道は奥へと続いていく。ほとんど勾配がないのでリズムよく歩いていけばいい。楠川分れを過ぎ、三代杉や仁王杉を見てようやく森林軌道の終点大株歩道入り口に到着。

途中、深い渓谷を挟んだ向こう側には立派な山が眺められた。でもそれが一昨日登った宮之浦岳のどの方角にある山なのか、屋久島の土地勘がまだまだないのでちんぷんかんぷんだ。悔しい。

私たちと朝同じ時間に出発したガイドツアーの人達はまだずっと後ろだから、大株歩道は人気もなく静か。ウイルソン株も大王杉もゆっくり見物できた。

屋久島は白神山地とともに1993年に日本で初めて世界遺産に登録された。白神山地は1994年夏に訪れることができたが、屋久島はずっとあこがれの島だった。こうして何千年も前の縄文時代から生き続けている巨樹を目の当たりにして、その生命力の途方もない大きさに深く感動する。








帰路も長い道のりだったけれど、荒川登山口に午後3時のバスに十分間に合った。ツアー客の案内はもちろんだけど、屋久島ではたくさんのガイドさん達がトイレの糞尿処理・運搬や登山口での指導など様々な仕事で活躍していた。
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