スカッとした秋空に恵まれなかった3連休明けの24日、天気予報は晴れマークで草津白根山の山の天気もAランクが並んだので早速歩くことに。ところが夜明け前の志賀草津道路は小雨。山田峠付近から雲を抜け出して芳ヶ平展望台は雲海の景色が広がっていました。しばらく絶景を楽しんでいたらご来光です。久しぶりの朝日を拝むことが出来ました。 少し寄り道してしまいましたが、6時前に渋峠をスタート。横手山から雲海をもう一度楽しんだ後、ジャイアントコースのゲレンデを下りながら野反湖までの長いトレイルの様子を思い浮かべます。 長野側はよく晴れていました。群馬側は厚い雲の下です。のぞき分岐から雲の下に潜り込んでいきます。草津峠から鉢山、四十八分岐を過ぎて赤石山まで、ずっと白い霧が立ち込めた根曲がり竹の切り開きを歩きました 赤石山でようやく空が青っぽく見えました。虹も現れて岩峰に立つとブロッケンが眺められたようです。少しあとから登ってきた登山者が喜んで教えてくれました。私も写真に撮ろうと岩峰に立とうとしたらすぐにガスってしまいほんのわずかの出来事だったようです。 さてここからダン沢の頭までが笹や草の刈払い整備が済んでいるかどうか心配な区間でした。もし笹薮だったらあっという間に全身がびしょ濡れになることを覚悟しなければなりません。渋峠の今朝の気温は6度でした。もう夏ではないので、衣服を濡らすことは避けたいです。赤石山から5分ほどの距離にある仙人池まで歩きながら笑みがこぼれます。つい最近笹刈りが行われたようで、高速道路のように歩きやすく整備されていました。 ルンルン気分で歩き始めましたが、すぐに大きなクマの落とし物が調子に乗んなよ!って感じで登山道の真ん中に落ちてました。前回はまったく熊の痕跡は見当たらなかったし、ここまでなかったので安心していました。気を引き締めて歩くことにします。 ところで、整備してもらった登山道はなんと快適なことでしょう。湯ノ沢の頭も順調に過ぎてダン沢の頭の急登も藪を掻き分ける苦労に悩まされず歩けました。整備していただいた方に感謝です。 そしてオッタテ峰も小高山といくつもの峰を越えて五三郎小屋入り口まで順調です。 廃屋と言われようがいざという時は天国にもなる避難小屋と水場の様子を確認してから、大高山への登りです。野反湖までのいくつかつらい上りがありますが、ここを頑張れば気持ちが楽になります。 最後の登りがカモシカ平から三壁山です。カモシカ平は濃い霧の中で幻想的でした。 渋峠から8時間ちょっとでバンガローの赤い屋根が可愛い雰囲気の野反湖キャンプ場にとうちゃこです。 朝白砂山稜線が雲海の上に島のように浮かんでいるのがわかりましたが、昼間は青空に恵まれていたのでしょうか。Dエリアの稜線はずっと雲海の下に沈んでいたようです。