January 2024

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-30一つ石

今日も素晴らしい青空に恵まれて、偵察にはもったいないくらいの絶好なBC日和。どこに行こうか迷いましたが、昨シーズンに少雪で敬遠して一度も訪れなかった一つ石方面にやってきました。一つ石山頂にはちょうどお昼の時報とともに到着。雪庇は今年も少雪で小さくて簡単に這い上がれました。歩き出しからのんびり3時間でした。 山頂からの景色は絶景です。ガラン渓谷をはさんで横手や草津白根の山々、そして草津温泉の町並み、浅間山、そして群馬北西部の山々が一望です。 反対側には群馬県経稜線トレイルの山々が白砂山へと幾重に続いているのがわかります。 大高山です。 樹林越しにダン沢の頭です。 一つ石山頂の裏の斜面はいい雪でしたが、肝心のボウルの雪質は思ったほどよくなくて残念。天気のいい日が何日も続いているので仕方ないです。それでも日の当たらないツリーランコースを1本見つけて滑ってきました。 ボウルのボトムには雪崩の傷跡が生々しく残っていました。 積雪は少ないながらも笹薮はしっかり埋まっているところが多く、大高山もダン沢の頭もBCツアーできることを確認できました。

偵察四阿山BC2024-1-29

スキーで四阿山高原ホテル跡からの牧場コースで積雪の様子を偵察してきました。もちろん雪少なめでしたが、スキーを一度も脱がずにツアー出来るくらいはどこもありました。森の小道を抜けると牧場の雪原の向こうに純白の根子岳や四阿山が現れました。透き通るような青空をバックになんと美しい光景でしょうか。 出発したのはもう10時を過ぎていたので、山頂まで行くのは無理かなと思いながら歩いていました。途中下山してくるたくさんの登山者とすれ違いました。それでも標高が上がるごとに樹氷の景色が素晴らしくて、コースもなだらかな登行で歩きやすくて、いつの間にか山頂とうちゃこ。 この四阿高原ホテルコースは、無雪期なら数年前に歩いていますが、積雪期に滑るのはもう何年振りかわからないくらい前です。山スキーのクラシックコースとして知られてはいましたが、今どきのバックカントリーコースとしてはどうなんだろう?大斜面は下部のなだらかな牧場くらいというコースなので、どうやらスキーヤーよりも冬山登山者に人気のコースとなっているようです。 午後1時半の山頂からの景色は素晴らしいの一言でした。昨日ツアーした草津白根や横手の山々も眺められました。 根子岳との鞍部の大隙間もいい感じでした。 下山はスキーなのでスピーディーですが、藪っぽいところが多いので快適とは言えません。少しでも滑りやすいところを見つけて下りました。 牧場まで出るとまさにスキー場のゲレンデです。ここが一番滑りを楽しめました。

第3回シークレットkuniパウダーガイド2024-1-27~28

1日目、視界不良の峠越えは安全第一の滑りでした。こんな日はメローなツリーランの斜面が安心安全です。 風でパウダーが吹き飛ばされてガリガリになった斜面は避けて、フカフカパウダーのいい斜面を選んで滑っては登って楽しみました。 お昼くらいには穏やかに晴れてくることを期待していましたが、結局最後まで視界不良のままでした。 でも皆さん雪山に思い思いのシュプールが描けて楽しんでいただけたようです。 翌日は見事に晴れて気持ちいい朝でした。ゆったりとした時間をヒュッテで楽しみ、今日も皆さん元気にハイクアップです。 雪山の朝の気持ちいい冷気を頬に感じながら樹氷を縫うように進みます。昨日は眺められなかった遠くの景色も今日はバッチリわかります。 白砂山と八間山も笑顔で私たちを見守ってくれていました。 2日目の今日はトップからボトムへと縦走しながらいい斜面を滑って降ります。数日前に偵察してきましたが、今シーズンはまだ標高の低いところには笹が埋まっていないところもあるので心配です。 そんなコンディションでもゲストの皆さんは存分にパウダーを楽しんでいました。 何度も偵察した甲斐がありました。 2日目も充実したツアーでした。皆さんお疲れさま&ありがとうございました。

第2回シークレットkuniパウダーガイド2024-1-26

今日は大荒れの天気だったので、ボトムアップでオムスビ山を目指しました。登山道コースといえども、雪崩の小さな兆候が見られるコンデョションでした。以前大きな新雪表層雪崩のデブリがあった場所です。 上空では吹き荒れる風の音がずっと鳴り響いていました。風の音はちょっと怖い感じもしますが、嫌いじゃないです。 大平湿原からオムスビ山の登りにかかるといよいよ向かい風が強くなってきました。ここまでいいペースで歩いて来たので、芳ヶ平ヒュッテまで頑張ることにしました。 顔面が凍傷になりそうなくらいの冷たい向かい風なのでフェイスマスクなどの防寒体制を整えました。 桜清水は雪崩リスク高そうでした。ヒュッテにはちょうど正午に到着。ゆっくりコーヒータイムとお昼休憩。今日みたいな日はヒュッテで休憩出来てまさに雪山のオアシスです。本当にありがたかったです。 オムスビ山は一部カリカリなところもありましたが、楽しく滑って下山しました。 シークレットkuniうらやまもこれでトップからボトムまで積雪がだいたい整ったようです。 シークレットkuniの2024パウダーシーズンは今が一番いいかもです・・・

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-25

林道を歩いていると突然こちらを威嚇するような獣の叫び声に驚かされました。イノシシか冬眠中のクマ?じゃないかと身構えて、しばらくじっと静かして辺りを見回します。すると10mくらい離れた斜面を歩くキツネを発見。ほっと胸をなでおろしました。 ドングリの木には熊棚があちらこちらで見つけられます。シークレットkuniの山奥ではきっと熊が冬眠しているはずです。冬眠しないイノシシは雪山の中で生活しているものもいます。彼らはドングリの木の下に落ちているどんぐりの実を雪の中からほじくって食べたりすることがあります。雪が50センチくらい積もっていても平気でほじくり返したりします。今回はキツネでホント良かった。 ところでパウダーのつもり具合はどうかというと、ドカ雪ではないのでボトムはまだ笹薮が埋まり切っていないものの、ちょうどいい感じに積もってくれてます。一昨日の偵察はカチカチだったのが、今日は気持ちよく滑って帰れました。 標高の高い稜線の大きな斜面は雪崩が怖いので、明日のガイドはボトムアップのツリーランが楽しめるコースがお勧めです。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-23

昨日はボトムアップで標高1650mくらいまでの偵察でしたが、今日はトップダウンで縦走コースを偵察してきました。18日のガイドツアーの時からあたたかい日が続いたので最悪のモナカ雪を心配していましたが、そこまで悪くはなかったです。 ただまったくの視界不良で今日も快適からは程遠い滑りのコンディションでした。峠越えではシールを剥がして滑ろうとしたら方向に確信が持てなくなりそうになりました。 こんなこともあると準備したGPSで確認して慎重に進みました。勝手知ったるうらやまで見覚えのある木々を確認してようやく100%確信することが出来ました。 標高を少し下げると視界が開き始めましたが、今日みたいな日はもう遊ぶ気にはなりません。雪質は固いので斜面をトラバース気味に滑ってどんどん下ることにしました。 予定よりも1時間以上早くヒュッテに到着。ゆっくりお昼休憩までさせてもらって下山。 今夜から冬型が強まって吹雪の日が3日くらい続く予報です。いい雪がたくさん積もってほしいところですが、フルフル詐欺にならないことを祈るばかりです。 カチカチのオムスビ山でした。林道で板が良く滑ってくれたのが今回の偵察で一番快適でした。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-22

一昨日の湿雪から雨のあたたかさで春のような雪に一変してしまったうらやまです。明日から本格的な寒波がやってくる予報なので、もう一降りドカ雪を期待したいです。 ドングリの木には熊棚があちこちいたるところで見つけられました。昨年は日本海側の新潟や富山で、頻繁に熊ニュースが報じられていました。ブナなどの山の木の実が不足だったらしいですが、こちらのドングリの森ではそんな困ったことにはならなかったようです。 ザラメ雪なので快適に急斜面もシール登行できます。まだこの辺りは柔らかいので帰りの滑降もなんとかなりそうです。しかしながら、標高1600mを越えてくるとモナカ雪に変わってきました。 標高1800mくらいからどす黒い雲がかかっていましたが、その雲が少しずつ下がってきています。見晴らしのいい雪原でちょうどお昼の時間になりました。今日はここでお昼です。でも急に寒くなってきて、カップ麺の箸を持つ指先も冷たくなってきます。食べたらさっさと下山しました。 昨シーズンはモナカ雪でそれほど困った記憶はなかったですが、今シーズンはまだ1月半ばだというのにモナカ雪になっちゃいました。まったく快適でない滑りになりましたが、ボトムからしっかり偵察が出来て次のガイドに備えることが出来て良かったです。

第1回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-1-20

2024シーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングがいよいよ始まりました。 まとまった雪がなかなか降らないのでやきもきしましたが、数日前のドカ雪でスノーシューツアーにとっては十分なコンデョションに恵まれました。 気温高めでフカフカではないものの無風であたたかかったので、ゲストの皆さんには存分に雪と戯れていただけました。 またたくさんの動物たちの足跡や森の木々の生態などもゆっくりと観察できました。 温泉大滝や湯滝からはモクモクと白い湯気が立ち昇り、幻想的な冬の風景を演出していました。そして、昨年も大雨による土砂災害などの影響を受けなかった今冬のチャツボミゴケは、深い雪の中から湧く温泉とともに綺麗な姿で私たちを出迎えてくれました。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024の開催要項はこちらです。 今シーズンの開催期間は3月15日までです。また2月の実施日は、1日、2日、4日、7日、9日、11日、14日、15日、17日、18日、19日、22日、23日、24日、26日、28日、29日です。ツアーのお問い合わせ、ご予約は、中之条町観光協会にお願いします。

第2回シークレットkuniパウダーガイド2024-1-18

一昨日は大雪でした。14日の偵察の時よりも積雪が増えたのが様々な場所で実感できます。ただ、昨日の晴天による風や日射、気温などによって様々な斜面の雪は急速に変化していました。さらに今日の天気も油断のならない予報です。 出発直前までコースの選択に迷いました。高曇りの天気で思ったほど悪くなかったので、予定通りのコースで出発しました。 最初の斜面は少し視界不良でしたが、晴れ間も見えるくらい一時は良くなってひと安心。 2本目の斜面は気持ちよく滑ることが出来ました。 続いて3本目も気持ちいい雪でしたが、突然サラサラだった雪が湿った重い雪に変化。お昼頃から少し雲行きも怪しくなって、霧雨っぽいものが漂い始めました。一気に雪質がセメントのような湿雪に化けてしまったようです。 標高1400m以下のボトムまで下ってくると、まだ埋まり切らない笹薮が顔をたくさん出していました。 それでも無事安全に今シーズン初めての縦走ツアーを楽しむことが出来ました。メローな斜面やツリーラン主体で、湿雪には少し悩まされたものの充実したBCの一日を過ごしました。

シークレットkuniうらやま偵察2024-1-17

うらやまに12月のクリスマス前後からドカ雪が続くと、年末からストレスなしにバックカントリーシーズン突入となる年もあります。でもなかなかドカ雪がなくて1月になってもツアーできなくてやきもきする年もあります。2024シーズンは後者です。今日の偵察で、ボトムまでの縦走ツアーはまだ完全に仕上がった感じではなかったです。今週末にまた降りそうなので来週明けの偵察に期待しましょう。 ところで、今日訪れた森は昨年の夏秋と訪れなかったので久しぶりです。熊棚がたくさんありました。昨年は全国的に熊ニュースで大変な年でした。森の木の実が不作なために山里に出没して人身事故が増えたと報じられていましたが、六合のうらやまには熊棚がたくさん見られるということは良かったということでしょうか。 さて標高1500m以上の山々はバックカントリーツアー出来そうです。池ノ塔山と芳ヶ平ボウルです。 こちら大高山。 そして野反湖八間山です。 金網の目をうまくすり抜けたリスの足跡。