12月の姥ヶ岳BC
前日からの悪天候で新雪が50センチ以上は積もったようです。先行者がラッセルした深いトレースがしっかりと残されていました。そして2年ぶりに訪れたブナの森は私たちを優しく迎えてくれているようでした。 歩きだしたのがもう10時を回っていたので、途中で二人の先行者がスキーで降りてくるのとすれ違いました。やはり上部はガスで視界不良だったようです。でもフカフカのパウダースノーは楽しんできたようで二人とも笑顔でした。私たちもリフト下の一本だけ楽しんで下山しました。 ところで遅まきながら今シーズンからテックビンディングのテレマークスキーデビューなんです。今日めでたく初歩き&初滑りでした。まだなんとなく違和感のあるテレマークターンでしたが、これで滑るうらやまパウダーへの期待感がかなり高まりました。 2日目も悪天候だったので、プレオープンした近くのスキー場で新しいスキーを履いてコソ錬。昼前から雨が降り出して早上がり。でもおかげで新しいスキーが体の一部になってきている感じがしました。 そして3日目。さすがに標高の高いところは雪だったようです。でもどこでもフカフカのパウダーというわけでもなくてちょっと期待外れでした。 リフト下をシール登行する途中で突然ガスが切れて視界が広がりました。バックカントリーツアーとして最高の展開です。 姥ヶ岳山頂からボトムまで、贅沢なんか言ってられずにプチパウダーの感触を存分に味わいながら楽しく滑り下りました。 そして4日目。雪質は毎日目まぐるしく変化していくことを実感しました。朝から天気のいい今日の雪は、もうクラストがどんどん進んでいました。 シーズン最初のバックカントリーで毎日これだけ違う雪質の変化を実感することができて成果のある遠征でした。 昨日落とせなかった四ッ谷川源頭斜面を軽く一本。姥ヶ岳山頂に登り返して下山しました。 姥ヶ岳山頂からは、昨日見えなかった鳥海山を眺めることができました。 4日目の雪もシーズン初めですから決して悪くはなかったです・・・