September 17, 2024

芳ヶ平ネイチャーラーニング2024

今夏は地球温暖化の影響でしょうか、迷走台風が象徴するように予想を裏切るような天気予報に毎日翻弄されています。何か月も前から準備を進めてきた芳ヶ平ネイチャーラーニングも当日の天気予報を毎日にらめっこしながら心配して過ごしました。結果的には雨に降られることなく計画通りの行程で無事安全に学習することが出来て良かったです。 今回の学習コースは、チャツボミゴケ公園から三つの池を巡りながら八石山でお昼、午後はさらに大平湿原まで行って帰ってきます。枯れた状態が続いていたチャツボミゴケの緑がびっくりするくらい増えていてとても綺麗でした。生徒の皆さんにいい状態のチャツボミゴケが見てもらえて本当に良かったです。 歩きながら様々なものに出逢いながら五感で自然を感じてもらいました。予期せぬものにも出逢いました。何と登山道の真ん中にミズナラの根っこから立派なマイタケが生えていました。無線で後ろからやってくる2班のガイドに伝えたら、大きな山ナメクジがマイタケを食べていましたよと教えてくれました。確かに写真を見ると写ってますね。 大池の湖面が本当に鏡のようでした。いままでこんなに綺麗に池の周りの景色や空を映しているのを見たことが無いです。 この森の中の美しい池は、いったいどんなふうにしてできたんだろうか?と神秘的に感じられてきます。 計画通りの午前11時半きっかりに八石山山頂に到着しました。曇り空ですが遠くの景色も楽しむことができてラッキーでした。時々風も吹いてくれるので蒸し暑さも和らぎます。ゆっくりお弁当を広げました。近くに携帯トイレブースも設置して安心して休憩してもらいました。 午後は八石山からちょっと寄り道して大平湿原まで頑張りました。というのも昨年大平湿原の水芭蕉がニホンジカの食害によって大きな被害があることがわかりました。今年さっそく地域の関係者も協力して方策を探る活動が始まりました。生徒の皆さんにもこれから一緒に考えていってもらえたらなという願いからです。