久しぶりに訪れた八甲田山と酸ヶ湯温泉でたっぷりと癒された4日間でした。東北にはまだまだ根強く湯治文化が大切に守られていることを実感しました。さすがわれらが中之条町の四万温泉とともに、昭和29年に全国3か所に指定された国民温泉保養地全国第一号です。
滞在している間にも毎日10センチくらい降雪して、日毎BCのコンディションは良くなっていくことがわかりました。1日目は弱い吹雪の日でしたが、大岳環状ルートで仙人岱ヒュッテを目指しました。地獄沢の入り口で地吹雪に遭い、ここまでとしました。それでもフカフカのパウダーラッセルを十分に楽しみことが出来て大満足です。帰りはほぼ登山道沿いでしたが、テレマークターンも交えてパウダーの浮遊感を足裏に味わいながら滑ることが出来ました。
2日目は1日目のルートから北に外れて1179mピークを目指して大岳南面台地を偵察してみました。ブナの森林帯は雪で藪が埋もれてテレマークターンのスペースがところどころ開けています。しかし標高1000m辺りからまた新たな溶岩台地へと急斜度の壁が現れました。次々とトラップのような濃い藪が行く手に待ち受けていました。まだ藪が埋もれ切っていないのでここを突破できたとしても下山が大変です。吹雪が強くなってきたこともあり、撤退しました。午後は宿の前の小さなゲレンデで予想外のフカフカパウダーを2本楽しんで大満足でした。
3日目も吹雪の日でした。スキー場がオープンしているというので、こちらで遊びました。のんびりした雰囲気がまだまだ残っているローカルスキー場でした。
ロープーウエイの山頂駅からのゲレンデコースがオープンすれば、いよいよ八甲田山もBCシーズンのはじまりです。