2025

2025チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング下見

2025ホワイトシーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングの開催日程が、いよいよ1月10日から始まります。昨年はなかなか雪が積もらずやきもきしましたが、今年はたっぷりの積雪で全くご心配なくです。本日下見をしてきました。 11月30日に冬季閉園して以来、人間が訪れないひっそりと静かな時間が流れていたチャツボミゴケ公園は、動物天国だったようです。新雪の上には様々な獣たちの息吹が感じられる足跡がたくさん残っていました。 元山神社に初詣をして、かつての鉱山跡の公園内をスノーシューでお散歩です。今年のガイドネタになるような自然の気になるものを探しながら歩きます。 標高1200m前後の高原地帯にあるチャツボミゴケ公園は、かつてあった落葉広葉樹林の森の木々が鉱山開発の名のもとに伐採され、周囲の森も落葉松の人工林へと植林されました。しかしながら閉山後に公園として様々な木々が植林されて、今は見事に美しい森に作り替えられています。すべての葉っぱが枯れ落ちた森は見通しが良くて、野反湖の山々が眺められました。ここからだとギリギリ白砂山も頭のてっぺんを覗かせます。 昨年の穴地獄のチャツボミゴケは、9月あたりから11月30日の最後の開園日まで、素晴らしいビロードの絨毯の光景で私たちを喜ばせてくれました。 今日は風もなくあたたかい陽射しが降り注ぐ穏やかな日だったので、冬ならではの厳しい寒さの中で湯気がモコモコと立ち昇る幻想的な景色は見せてくれませんでした。 池はスノーシューでも渡れるくらいに完全に凍結していました。 チャツボミゴケ公園の冬の森を自然観察しながら、途中ソリ遊びも楽しんだりしながらスノーシューでお散歩しましょう。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングの詳細な開催要項とご予約は、こちら中之条観光協会からお願いします。

利尻山をスキーでぐるっと一周chapter3

マヤオニ沢(標高520m)PM0:27~沓形稜(標高520m)PM3:27距離約6.9km マヤオニ沢の対岸の尾根に上がるルートは、見た目通り急斜面だったけど、何度か斜登行を繰り返してウロコだけで登り切った。ポン山さんが心配だったけど、後ろからしっかりついてきてくれたので大丈夫そう。でも、これからもまだまだ深そうな沢をいくつも越えていかなければならないので、安心は出来ない。 ここでちょっと趣向を変えて斜滑降を長めにとって気分転換。下りが続くと気分的にも楽になる。結局はその分登り返しが待っているのだけれど・・・ 谷を横断して尾根に上がるとそこには、新しい景色が必ず広がっている。ずっと平原を進むだけだったら楽ちんだけど、きっと景色の単調さにうんざりするかも。だから尾根の向こうに待っている景色に胸をときめかせて、一歩一歩前へ進むことが利尻スキー1周旅の醍醐味だ。苦あれば楽あり楽あれば苦あり、ではないが、1周スキー旅は人生そのものなのだ。 振り返ると、少しずつ越えてきた景色が遠のいていく。今までずっと目印にしていた仙法志の街並みや仙法志ポン山も、さよならである。ちょっと名残惜しかったりもするけど、確実に前へ進んでいるという充実感が気持ち良くもある。気がつくと、いつの間にか今までの強い向かい風がなくなっていた。 何度目か谷を越えて尾根に上がると、面白いものが待っていた。なんだあれ?て、つぶやいてみたら、ポン山さんが、アワビ岩だと教えてくれた。まさに岩にへばりついたアワビである。海岸沿いの道路からは見えないので、利尻に住んでいる人にもあまり知られていないかもしれない。この辺りもまさにスキー向きの斜面なので、ポン山さんにはアワビ尾根とかアワビ谷とか、わかりやすい名前を付けて欲しいところだ。 雪がない時期もアワビに見える岩なのかポン山さんに尋ねると、ポン山さんが前に一度だけ見たときは雪のない時期だったそうで、雪があろうとなかろうとアワビに見える文句なしアワビ岩だそうである。アワビ谷で少し癒されてみんな元気が出てきて、ポン山さんにも笑顔の余裕が見られるようになってきた。 大空沢は広くて明るい谷で、たくさんのモービルの跡が残っていた。この谷も標高1000m以上までスキーで登って行けそうなので、いつかどこまで行けるか詰めてみたいところ。地図を見ると、この大空沢の湧水が海岸沿いの道道脇にある麗峰湧水という名所。いつも通り過ぎるだけで、まだ口にしてみたことがない。 大空沢から見える山頂への険しい稜線は、沓形稜に違いない。そう思うとはやく沓形の町並みが見えてこないかなと、心がはやる。時刻は午後2時過ぎなので、ペース的には遅くもなく速くもなくだ。 大空沢の急な斜面を登る。登り上がると、またそこには新しい景色が広がる・・・ シサントマリ字界沢付近は、標高500mくらいを進む。マヤオニ沢と大空沢の区間は複雑な地形だったが、この辺りは快適な斜滑降と斜登行の連続で、効率的に前進している感じ。 そしてついに、彼方に礼文島が突然見えたときは、みんなうれしそうだった。また海岸線には、利尻高校の建物らしきものも見えて、いよいよ沓形の町並みも見えてくるはず。ポン山さんがあれは神居ポン山と教えてくれる。 いつしかお日様も西に傾きはじめ、海が黄金色に輝いていた。そして私達にとっては、神風が吹く。この頃風向きは追い風となり、ザラメが少し凍り始めてスキーが滑るようになって、何もしないでも疲れた体をどんどん前へ進んでくれるようになる。 深い沢を横断するも、この神風のような追い風のおかげで苦にならないくらいだ。

シークレットkuniBC偵察2025-1-4

今日は登山口でイノシシの罠をかけに来ている地元の猟師さんと出逢いました。山里近辺で見かけるそれらしき動物の足跡は、やっぱりイノシシだと確信できました。大雪の今シーズン、これまで積もった雪はしっかり締まって、さらに昨夜から夜半にまた新たに積った新雪のおかげで、今日はいいコンデョションです。ハイクアップのラッセルは、下から上までずっと軽くて快適でした。 午後になっても気温が上がらず雪は腐らなかったので、ラッキーなことに帰りもずっと快適な滑りを楽しみました。 それでも目指すメローなスロープがあるオムスビ山まで3時間のハイクアップです。せっかくなので登り返して2本滑りました。 秋に訪れた湿原の池塘は厚い氷が張って数十センチの雪の下でした。平兵衛池にも寄り道しました。 来週半ばもまたパウダーの期待大です。

LEVELS AND DEGREES OF LIGHT/ムハール・リチャード・エイブラムス

リチャードエイブラムスは、AACM(創造的ミュージシャンの進歩のための協会)の創設者で、このアルバムは1967年に録音された初リーダー作のようです。これぞフリージャズ、まさにフリージャズと呼べる作品で、全部聴き通すにはかなりの集中力が必要です。AEC(アートアンサンブルオブシカゴ)やチコフリーマンのレコードで以前から知っていましたが、謎めいたフリージャズの重鎮といった彼のイメージを勝手に膨らませていました。デルマークレーベルクからのこのレコードは今までまったく知らなかったのですが、最近になって偶然ある店で出逢い手に入れました。ジャケットデザインもいい感じで、いわゆるジャケ買いも半分あるかな。中古なのに新譜同様に美盤なのは、前オーナーも針を落としていないのかなと勘繰りたくなります。

スノーシューガイド2025-1-3

青森の酸ヶ湯では4m越えの積雪なのに、さらに朝から大雪警報が出たとのニュースが飛び込んできました。こちらシークレットkuniうらやまでは、夜半うっすらと1㎝くらいの新雪が降ったようですが、朝から快晴無風の上天気です。気温は低いですが、冷たい風も吹かないので快適なスノーシュー日和となりました。 そういえば、先シーズンのお正月スノーシューガイドは雪不足でもっと高所のエリアでガイドしました。今回は六合の里温泉郷の宿をベースにしてゆっくりと楽しんでいただくことができました。 昨日の偵察で組み立てたコースを想定通りスノーシューで歩きましたが、予想外にたくさんの熊棚が見られて、じっくり観察することが出来ました。ちょっとしたスロープではソリ遊びも楽しめました。 落葉広葉樹の森のグリーンシーズンはほとんど見通しが利きませんが、木々の葉っぱがすべて枯れ落ちたホワイトシーズンは展望も素晴らしいです。そして、落葉広葉樹の森の生態系の頂点といってもいいクマたちの様々な痕跡から、なんだか野生のパワーをもらっているような新鮮な気持ちにもなれました。

輝く水/エグベルト・ジスモンティ

おっと、2025年お正月の初レコードはこれが来ましたか!ときどき無性に聴きたくなって、どこにあったっけってレコード棚を探し疲れたりするレコードです。ジスモンチとの出逢いは、実はECM第2作の輝く陽の方が先です。でもこちらはカセットテープでレコードは持っていません。NYのレコードショップで、たまたま1ドルのセールだったと記憶しています。この作品で独特のピアノやギターサウンドを奏するジスモンチの音楽に驚きました。今回紹介しているこちらはECM第1作で、その後いつだか覚えていませんが中古で購入しました。ナナ・ヴァスコンセロスとのデュエット作品です。ジスモンチの奏でるピアノやギター、ウッドフルートからは、アマゾンの森のすべての生き物たちの息遣い、陽光や水の輝きなど、ブラジルの大地の大自然が音楽として奏でられているようです。クラシック的ですがとてもジャズを感じさせる独特の世界観を創り出す多彩なサウンドには癒されます。

スノーシューガイド偵察2025

大晦日から元旦にかけてまた10センチほど新雪が積もったようです。明日のガイドのためにどんなコースにしようか偵察してきました。森の獣たちの新しい足跡がたくさん残されていましたが、今日もウサギに出逢いました。しかも写真撮影に半分成功です。 完全ではないのが残念で、熊笹から耳が伸びているのがわかりますか。しばらく動かず逃げなかったので撮影できたのですが、近くに寄ろうとしたら逃げられました。 標高1400mを超えると少し吹雪いてきたのでこの辺りでミズナラの巨木巡りコースの目星をつけて偵察終了。前から気になっていた、短いけどちょっと滑っておきたいすり鉢状のスロープを覗きに行きました。 スノーシューガイドでも偵察はウロコテレマークスキーです。スピーディーに動けるのでいつもこちらです。 いい雪で気持ち良かったので、登り返して早お昼をして下りました。もちろんスノーシューの本番ガイドではスノーシューで雪の森探検を楽しみます。