スノーシュー

第9回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-3-8

3月に入ってから2度目の雪の恵み。またまたノートラックの雪原にリセットしました。新雪は日射の影響であっという間に重い春雪に化けてしまいましたが、木漏れ日の雪原に大の字になって青空を仰ぐのは気持ちいいものです。これはいつもの出発前の儀式風景。 チャツボミゴケ君たちも少しずつ春が近付いていることを感じているのでしょうか。今日は一段と蛍光グリーンの輝きが増しているように見えました。 今日はリスの足跡がいくつか見られました。重いモナカ雪に足をとられてつらそうな足跡はキツネかな。ウサギはまだで歩き始めていないようでまったく見られませんでした。 8日午前6時現在のパウダーサーチでもまた新たに10センチ近くの新雪が積もっています。さらに来週も雪マークが出ている天気予報です。例年ならこの季節のチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングは雪不足が心配になるのですが、今年はまだまだ安心ですね。 かつて鉱山で働いていた方が詠んだ句です。「億万の秋ぞ 化石の 笹ねむり」、「地吹雪の 背曲りの列 黙と行く」です。

第8回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-3-2

南岸低気圧の通過で想定外の大雪に恵まれました。そして今日は冬型の気圧配置で北風が強く吹く厳寒の一日かと思いきや、意外と穏やかな晴天となりました。温泉大滝や湯滝には気まぐれな湯気がほんわか湧き上がって幻想的な雰囲気を演出してくれていました。 今日もスノーシュー初めてのゲストさん達でしたが、深く積もったパウダースノーに苦労しながらもフレッシュな雪の感触に感激されていました。 降ったばかりなのでアニマルトラックがなかなか見つからなかったのですが、新鮮なものはリスが多かったです。最後の方で私たちが来ることを察知したウサギの足跡が引き返しているのに出会えたりしました。 生クリームたっぷりのデコレーションを纏ったような穴地獄のチャツボミゴケの美しさには、本当に感動します。木道には30センチ以上の雪が積もっているところもあって、その上を慎重にスノーシューで歩きました。 木道を一周して高台の東屋でランチ休憩。ここからも穴地獄のチャツボミゴケが一望です。 池の氷も今日は安心して歩けました。フカフカの新雪でソリコースももちろん楽しめました。 今シーズンも昨シーズン同様で、3月になって積雪が増えるパターンとなりました。3月15日まで募集のチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングは安心してツアー開催出来そうです。

第6回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-24

燦燦と照らす春の日を浴びて、今日のチャツボミゴケはいつもよりいっそう輝きを増していました。ゲストの皆さんは鮮やかな蛍光グリーンの美しさにしばらく見とれているように見えました。 いつものところにフキノトウを一つだけ見つけました。昔穴地獄があったといわれている場所の近くです。これから3月にかけて少しずつ数を増やしていくことでしょう。 穴地獄までは、片道の距離が約1.5km、標高差100mのコースです。 今日のゲストの皆さんもスノーシューがほぼ初めての方ばかりでしたが、すぐに歩き方にも慣れて楽しんでいらっしゃいました。 穴地獄の木道に積もった雪はかなり融けてしまったので、スノーシューは手にぶら下げて歩きました。 東屋から穴地獄のチャツボミゴケを眺めながらゆっくりお昼休憩して、またいつものように途中でソリ遊びをしながら楽しく下山しました。

第5回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-18

今日も春のような陽気に包まれて、快適なスノーシューハイキング日和でした。雪の上で大の字になって、いつまでも寝ころんだままでいたいくらいのあたたかさです。 雪融けが進んでそうで、温泉沢の流れも心なしかいつもより勢いがあるように見えます。 淀みの流れも冬の間に様相が大きく変わりました。チャツボミゴケが綺麗な緑色に輝いているコロニーの場所は、温泉の流れが大きく蛇行しています。昨秋の頃はまっすぐ流れていたところです。今日のゲストさんは秋の頃にもお散歩ツアーで参加された方々だったので、その違いに気付かれて鉄鉱石が生成している場所の変化の様子に納得されていました。 途中スノーシューで歩いてくるときは、上着がいらないくらいの汗ばむようなあたたかさでした。でも穴地獄を眺めながらゆっくりと東屋で休憩しているときは、山から吹きおろしてくる風は冷たく感じました。あたたかいカップ麺が身に沁みます。 帰りはソリ遊びをしながらいつものように楽しく下山しました。陽ざしの当たる南斜面の雪はどんどん融けていますが、雪はまだまだたっぷりあります。今週後半からは雪マークが並んでいるので、これからのパウダーなスノーシューハイキングもお楽しみに!

第4回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-17

一昨日の夜半は激しい雨が屋根をたたいていました。このところ春っぽい陽気が続いているので、雪融けが進んでそうで少し心配になってきます。でも現地のチャツボミゴケ公園ではまだまだたっぷり雪があります。ご安心ください。 今年はコースの途中で熊棚が観察できます。一時園内で熊の出没情報が出て登山道閉鎖があったことを想い出します。どんぐりが実っている木を探して山奥から降りてきていたのかもしれません。バックカントリーガイドの偵察で人が入らない山奥に分け入ると、今年は例年以上に熊棚を見つけることが出来ます。 小さな雪崩が起こっていました。こんなところでも人智を超えた自然災害の脅威を想像して、雪崩や雪山のリスクについて考えてみることが出来ます。 今日は晴れていましたが気温が低めだったので、温泉大滝や湯滝でうっすら湯気が立ち昇っていました。冬は落葉樹の葉がすべて枯れ落ちてチャツボミゴケ公園の森は見通しがとても良くなります。夏は見ることが出来ない角度からお気に入りの景色を探してください。 透き通るような青い空に純白の雪山が映えます。きっと冬だからこそ楽しめる景色です。八間山の向こうに白砂山が小さく稜線の頭を出しているのがわかります。

第3回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-15

今日は春一番が吹いたそうです。温泉沢の水温と気温はほぼ変わらなくて、温泉大滝の湯気はまったく立ちのぼらず春爛漫の陽気でした。 それでも先週月曜日に積もった大雪が、穴地獄の木道にはまだ厚く残っていました。ゲストさんにスノーシューで歩くコツを丁寧に伝えて、なんとか安全に楽しくガイド出来ました。 ゲストのお二人はほぼ初めてのスノーシュー体験とのことでしたが、雪山の大自然の魅力を全身で楽しんでもらいました。大の字になって雪の上に寝転んだり冬の森の木々の様子を観察したり、さらに雪の上に残された動物の足跡を見つけたりチャツボミゴケと鉄鉱石の物語の話を聞いたりと、非日常な体験から心身ともに癒されていただけたら、ガイドとしてはとってもうれしいです。 ググっと群馬なチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングはまだまだ3月15日まで開催です。開催日のお問い合わせ、ご予約はこちらです。 今日のゲストさんが残してくれたスノーエンジェルです。スノーエンジェルには見えないかもですね。何に見えますか?

第2回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-5

雪が激しく降り始めた穴地獄。昼前からちらつき始めていましたが、お昼頃に穴地獄に到着する頃には、10センチくらいの純白パウダーがチャツボミゴケに纏って一幅の水墨画のような美しさでした。 温泉大滝に立ち込める湯気が醸し出す風景の美しさにも皆さん感動されているようでした。 数万年も前からここで鉄鉱石が生成され、戦後経済の復興に大きく貢献したという歴史にも触れながら歩きます。 ラムサール条約芳ヶ平湿地群のことやチャツボミゴケのことなどについても簡単にレクチャー。 でも若いゲストさんたちにとってのスノーシューハイキング最大のお目当ては、やっぱり雪遊びです。 雪まみれになりながらとことん楽しむことが出来るのって、やっぱり若さの特権ですね。 昨日から降り続いた雪は、1日で30㎝以上積もったようです。スノーシューで歩いた痕は完全にリセットですね。チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングはまだまだ3月15日まで

第1回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-1-20

2024シーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングがいよいよ始まりました。 まとまった雪がなかなか降らないのでやきもきしましたが、数日前のドカ雪でスノーシューツアーにとっては十分なコンデョションに恵まれました。 気温高めでフカフカではないものの無風であたたかかったので、ゲストの皆さんには存分に雪と戯れていただけました。 またたくさんの動物たちの足跡や森の木々の生態などもゆっくりと観察できました。 温泉大滝や湯滝からはモクモクと白い湯気が立ち昇り、幻想的な冬の風景を演出していました。そして、昨年も大雨による土砂災害などの影響を受けなかった今冬のチャツボミゴケは、深い雪の中から湧く温泉とともに綺麗な姿で私たちを出迎えてくれました。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024の開催要項はこちらです。 今シーズンの開催期間は3月15日までです。また2月の実施日は、1日、2日、4日、7日、9日、11日、14日、15日、17日、18日、19日、22日、23日、24日、26日、28日、29日です。ツアーのお問い合わせ、ご予約は、中之条町観光協会にお願いします。

最新積雪情報チャツボミゴケ公園スノーシュー ハイキング2024

3連休にまとまった雪が降ってようやくチャツボミゴケ公園も銀世界に変わりました。深いところでは50㎝くらいありますが、平均的に15センチくらいの積雪です。12月からしばらくの間誰も歩いていない公園内には、動物たちの足跡がたくさん雪の上に残されていました。一番多いのはキツネ、ウサギ、リスなどです。 「億万の秋ぞ化石の笹ねむり」と「地吹雪に背曲がりの列黙と行く」の句碑 時々ほんのりと湯気が湧きおこって風情豊かな温泉大滝です。 こちら湯の滝。この冬のチャツボミゴケは例年になく緑がたくさん見られるように感じました。 2024シーズンの開催要項が一部変更になっています。大きな変更はというと、毎日の募集ではなくカレンダーに記載されている特定日の募集になっています。また燃料費等の物価高に合わせてガイド料金も改訂させていただいています。 現在の積雪でもスノーシューハイキングは催行可能です。オープン当初の雪の少ない時期は、初心者の方や体力に自信のない方にとっては歩きやすいので、お勧めのタイミングかもしれません。これからどんどん積もっていけば、そり遊びなども出来るようになります。極寒の吹雪の日は、あたたかい装備の準備をお願いします。 詳細はこちらからご確認ください。いよいよ今日から3月15日までが開催期間です。少しずつ予約が入ってきています。

第1回スノーシューガイド2024-1-3

昨日は北アルプスの山並みが綺麗に眺められました。今日も幸運なことになんとなく北アルプスがわかるくらいの眺めが楽しめる天候で、偵察した甲斐がありました。今シーズンのはじまりは雪不足で、いろいろ偵察してコース選びに悩みました。結果的には勝手知ったるうらやまが、一番安心して楽しんでもらえることを再確認です。 笹薮がまだ埋まっていないですが、かなり締まってきているのでスノーシューツアーなら十分楽しめる積雪量です。山頂付近からの稜線漫歩&ソリ滑りを楽しむことが出来ました。 ところで今回ゲストさんのお一人、スバッツを準備するのを忘れてしまい、急遽ビニールテープで応急処置。 昨シーズン1月6日の偵察の様子です。