BIKE

MTB散歩2024-12-9

群馬県北部にようやく待望の大雪予報がでました。里には5センチほどしか積りませんでしたが、渋峠にはなかなかの雪が積もったようです。一時は80cmまで記録したのに、たぶんその後強い風に飛ばされて70cmに減ってしまったのは残念ですが。 今日は冬型が緩んで穏やかな一日になりました。高台からシークレットkuniうらやまの様子を偵察です。渋峠は結局一日雲がとれませんでしたが、標高2000m付近の積雪の様子がわかりました。 今週末にもまた大雪予報が出ました。今年は年末パウダーが楽しめるかもです。 薄く積もった新雪には、シカやキツネなどいろいろな動物たちの足跡が残っていました。 一つ石ボウルや八間山もけっこう白くなっていました。

チャツボミゴケ公園までサイクリング2024-11-30

明日から冬季閉園になるので、今年もたくさん訪れてお世話になったチャツボミゴケ公園までペダルを漕いで行ってきました。 日中でも気温7度と低めなので、空気が冷たくて気持ちいいのを通り過ぎてちょっと凍えました。 今朝のチャツボミゴケ公園は、白一色に雪化粧していたそうです。私たちは閉園ぎりぎりの午後2時半だったので、教えてもらわないと気付かないくらいに日陰に少し残っている程度でした。 すっかり紅葉シーズンも終わって、完全に冬枯れな穴地獄のチャツボミゴケ公園を歩けました。今年最後の観光客の方の後ろから周りました。 陽が落ちるのも早くなった穴地獄ですが、相変わらずチャツボミゴケは蛍光グリーンの輝きで元気に迎えてくれました。 マリモみたいにこんもり丸くなっているチャツボミゴケがたくさん見られました。ビロードの絨毯と形容されることが一般的ですが、こちらのマリモなイメージのキャッチフレーズもなにか考えたいです。 そして、さすがにモネの池でもまだ薄い氷が張っていました。 これでチャツボミゴケ公園は来年4月下旬頃まで冬季閉園です。長い冬の間は雪で閉ざされることになります。 ところで2025ホワイトシーズンも、中之条町観光協会主催のスノーシューハイキングツアーが開催です。開催要項のお問い合わせは中之条町観光協会までよろしくお願いします。

E-MTBツアー紅葉の暮坂~八ッ場ダム湖周遊2024-11-11

標高1000mの暮坂高原は今まさに紅葉が見頃です。錦秋色に包まれた静かな林道をのんびり漕ぎながらまずは峠を目指します。 一台の車もすれ違うことなくまったくの無人の林道でした。 美人の湯で知られた古い温泉宿と一日一組限定の知る人ぞ知る秘湯の温泉宿の前を通り過ぎて、八ッ場ダムで新しく作られた国道バイパスに出ました。 吾妻川の橋を渡ります。芦倉山を正面に見ながら橋を渡って道の駅に寄ってみました。芦鞍山は春に地図調査した山です。葉っぱがすべて枯れ落ちる初冬の頃も楽しそうな山です。ただ急坂がある山頂直下は、落ち葉で滑りやすいかもしれません。 観光客でにぎわう道の駅のお土産屋さんを少し覗いてから、八ッ場ダム湖方面へ向かいます。長い長いトンネルを抜けると八ッ場ダム湖に出ました。それほど勾配はきつくなかったですが、トンネルの中は上りだったようです。 ちょうどお昼の時間でお腹も空いてきてました。小さな赤い煙突のあるレストランでゆっくりランチにしました。たまごチャーハンととんかつ定食です。 ここのとんかつ定食はレモン醤油がお薦めのようで、試してみましたが、さっぱりしていてソースよりも美味しくいただけました。 ダム湖は満水でした。湖面に映る紅葉の山々が綺麗でした。 八ッ場ダムにある道の駅にも寄り道して、長野原草津口駅の前を通って帰りました。 帰りはひたすら登りですが、紅葉をゆっくり楽しみながらペダルが漕げました。 帰りの林道沿いでサルの群れに遭いました。罠で仕掛けられた檻の中に一頭のサルがかかっていました。きっと群れのサルたちが仲間を助けようと集まっていたのかもしれません。 これから葉っぱがすべて枯れ落ちる初冬の季節まで、E-MTBやE-BIKEが楽しい季節です。

第1回E-Bike&Trekking花豆ツアー2024-10-5

中之条六合の山里や奥山の大自然をたっぷり楽しんじゃおうという特別企画のE-Bike&Trekkingツアー第1回です。道の駅六合にある宿花豆から白砂渓谷ラインをE-Bikeで漕ぎ進み、標高1560mの野反峠を目指します。車で通り過ぎるのでは眺められない渓谷の景色や、古い石仏を探し求めたりもできます。今回は自転車から手が届く高さに熟した山ブドウの実がたくさんなっているのを見つけました。みんなで一粒味わって山里の秋を実感することができました。あちこち寄り道しながら様々な出逢いを楽しめるのもE-bikeツアーの醍醐味です。 ちょうどお昼頃に野反峠に到着。深い霧の中、少し霧雨模様でした。初めて野反湖に来たのに、湖が姿を現してくれません。晴れることを願いながら野外テーブルで花豆特製おにぎりランチです。そして午後は八間山のトレッキングです。 登山道沿いにはまだまだ秋の花がいくつか咲いていました。前回目が覚めるような満開のホツツジの花でしたが、まだ残っているのにはびっくりです。イカ岩の肩からイカ岩の頭までの登山道沿いが一番きれいな紅葉が楽しめました。野反峠から合流した2人のゲストさんを含めて全員7人が1934,5mの八間山に無事登頂。まったく視界が無いのは残念でしたが、登山初心者の皆さんは達成感でいっぱいの笑顔です。 下山後はまだ霧のベールに包まれたままだった野反湖の景色を見るために湖畔へ降りてみました。 帰りの野反湖から道の駅六合までは30分のダウンヒル。霧が濃いところは体が濡れてちょっと寒かったので、今度からはレインウエアや手袋を準備するといいかな。

中之条町六合地区の自然と歴史を訪ねて2024-10-2

六合地区の自然とともに先人たちの足跡を辿る歴史を偵察したり下見することも楽しいです。9月30日は、吾妻線のルーツを探るというテーマで、チャツボミゴケ公園と旧太子駅を下見してきました。 視点を変えると今までの概念がひっくり返って新鮮な驚きや発見があります。今までのガイドの流れや話の中身も変わります。当日どんなガイドをしようかと、文献のページをめくりながらあれやこれや調べ直します。 群馬鉄山の歴史を改めて紐解いてみると、今までばらばらだったことがつながったり、先人たちの苦労や熱い思いが伝わってきたりして興味が尽きません。 ガイド当日は太子線の廃線跡も生徒たちと訪ね歩く計画です。 10月1日は、道の駅六合からE-bikeで白砂渓谷ラインを漕いで野反湖までの紅葉の様子も偵察しました。 野反湖は数日の間にどんどん色付きが進んで秋らしくなっていました。ススキの穂が大きく伸びて風に揺られる風情がなんともいえずのどかです。 白砂渓谷ラインもなんとなく木々が黄色くなっていて、真夏の陽ざしがきつかった頃の濃緑の森が懐かしく感じます。 白砂川源流の盟主白砂山も今日は綺麗に遠く輝いています。 E-bike&トレッキングガイドも、ちょっと視点を変えてチャレンジしてみる新しい試みです。 ところで10月2日は青空に恵まれて、吾妻線のルーツを訪ねるテーマで楽しいガイドの一日でした。

尾瀬・富士見峠散歩2024-5-22

午後、尾瀬高校で尾瀬ネイチャーラーニングのガイド講習会が開催されるので、せっかく尾瀬の近くまで行くのだからと午前中は懐かしい思い出がいっぱいある富士見峠へ。雪解けが早くて林道には思ったより残雪は残っていませんでした。途中、オオカメノキやイワナシの花とニホンジカ一頭が見られました。 富士見峠にちょうど正午到着。ようやく天気が回復してきて、青空が見え始めました。アヤメ平まで行っても景色は楽しめそうにないとあきらめていたのですが、期待できそうです。でものんびり行動だったので、アヤメ平まで行ったら研修会は遅刻です。せめて峠からすぐ先の富士見田代へ。残雪で滑りやすい木道をほんの2~3分の距離です。 景色が広がって、燧ケ岳の頭だけ雲の中から垣間見えました。来た甲斐がありました。でもこれでは桧枝岐側からの燧ケ岳北面も残雪はかなり減っているでしょうね。 2018年4月19日にBC偵察で訪れた時のアヤメ平からの絶景です。 景鶴山と平が岳です。 至仏山です。 尾瀬ヶ原です。 相棒ともいえる一番古いテレマークスキー仲間と偶然再会して一緒に下山したのが、彼との最後の滑りになってしまいました。 これから始まるグリーンシーズンのガイドに向けて研修会は盛会のうちに無事終了。尾瀬高校の先進的な学習施設を見学できたのも良かったです。

E-MTB新緑に輝く六合の里散策2024-5-4

GW後半は毎日好天に恵まれて、新緑に輝く六合の里を今日もE-MTBで散策してきました。かつて盛んだった養蚕農家の建物が今も大切に保存されている赤岩集落には、江戸時代の蘭学者高野長英が一時隠遁していたという湯本家があります。 当時の村人が盛んに歩いたであろう廃道同然の古道を下っている途中で二つの石仏に出遭いました。一つは道の真ん中にうつ伏せになって転がっていました。 苔にびっしりと覆われた石仏の台座らしきものも近くに見つけたので、すぐそばにあった境界標のところへ置いておきました。続六合村史で調べると、嘉永4年(1851年)のものでした。 もう一つは「右山みち左さわたり」と記された文化8年(1811年)の石仏です。 風雨に長い間さらされた古い石仏は、どれもじっくり見ると味わいのあるお顔をしています。 こちらはひょっとしたら逃亡する高野長英も(この石仏と)出逢ったかもしれないという歴史ロマンを感じます。 赤岩集落を通り抜けて旧太子駅へ。かつて群馬鉄山の鉄鉱石を輸送するために繁栄した六合村の産業遺産の一つです。観光や体験学習のためにリニューアルされていて、鉄道マニアにも大人気なようです。 旧太子駅から廃線跡のかつてのトンネルをくぐってみました。 最後のゴールは暮坂高原花楽の里です。山桜がまだ楽しめました。暮坂高原にある三つのオートキャンプ場もキャンパーで大賑わいでした。

偵察E-MTB六合の里のわらび餅2024-5-3

先月27日に再オープンした六合の里世立のふるさと活性化センターへ本物のわらび餅を食べに出かけてみました。 世立集落からは浅間山が綺麗に眺められます。まだ逆さ馬雪渓が小さく残っているのがわかりました。世立でもちょうど農作業が始まっている時期で、畑では人々が働く姿がちらほらとみられました。 テイクアウトの先客がいました。私たちは店内の浅間山が見える展望カウンターでわらび餅作りの店主の話を聞きながらゆっくりいただきました。きなこパウダーとチョコレートパウダーの2種類です。 最初の一口で独特のモチモチ感に今まで食べていたわらび餅の違いを感じることが出来ました。なるほど納得でした。 本物のわらび餅は、店主のわらび餅作りのこだわりの話と美味しいお茶も入れてもらって、1000円です。癒しの時間でした。 ここ世立は、近くに世立八滝散策コースもあり、ドライブ観光やロードバイクやEバイクなどでサイクリングしながら途中休憩するのに絶好の場所です。

偵察尾瀬笠ヶ岳BCガイド2024-4-18

4月になって何度も至仏山に登る道すがら、久しぶりの笠ヶ岳に行ってみたくなりました。津奈木橋から直接笠ヶ岳を目指すのもいいですが、悪沢岳からの稜線をうろこテレマークの機動力がどれくらい生かせるかも気になります。前回は2002年4月20日にスリバナ沢とタル沢の間の尾根ルートで小笠から小至仏山までを往復して以来です。それ以前にも何度か笠ヶ岳の稜線を滑ったりしたものです。今日は青空はまったくなかったですが、風もほとんどなく穏やかなBC日和でした。 鳩待峠からオヤマ沢田代手前まで至仏山ルートです。小山沢田代手前から悪沢岳へ至仏山コースからそれて笠ヶ岳へと続く稜線に方向転換です。午前中は小至仏山と至仏山の山頂部は雲にかかって見えませんでしたが、小笠と笠ヶ岳へと続く稜線はクリアでした。こちらへは滅多に人が入らないようで、森の空気感が新鮮な感じに変わるのがわかります。 小笠までは下りとトラバースが多くて快適にスキーを走らせることが出来ました。小笠のピークは往路は素通りして笠ヶ岳へ向かいます。山頂部だけはピラミダルで存在感のある山です。うろこで山頂まで登って行けそうです。 結局山頂まであと少しというところは雪が無くて這松の藪漕ぎだったので、手前にデポ。これが失敗で、藪漕ぎで無理しても山頂までスキーを担ぎ上げるべきでした。山頂からスリバナ沢に向かっていい斜面が落とせました。ザラメ雪が緩んでウロコにとっては絶好のコンデョションでしたが、笠ヶ岳山頂付近の雪は腐り過ぎてツボ足では踏み抜かないように苦労しました。 山頂からは奈良俣湖が眺められました。27日に矢木沢ダムとともにいよいよカヤックツアーも解禁です。 帰りは小笠のピークも踏んで往路通りに悪沢岳へ。小笠のピークからも奈良俣湖が良く見えました。 悪沢岳に戻ってきたら、至仏山の雲がとれて天気が良くなっていました。 春のザラメ期は、うろこテレマークスキーの機動力を使うことが出来れば、津奈木橋をスタートゴールにして笠ヶ岳を縦走するルートがいろいろと考えられます。静かな森のツアーが楽しそうなエリアです。

偵察尾瀬バックカントリー至仏山2024-4-14

BC日和な日曜日ということで、今日も至仏山は大賑わいでした。 昨日のガイドではワル沢やオヤマ沢の渡渉はなんとかスノーブリッジが残っていて楽に通過できました。ムジナ沢は今日を逃すと今シーズンは厳しいそうな感じだったので、2日連続の至仏山BC通いでムジナ沢を偵察してきました。 案の定なんとかまだ首の皮一枚で雪渓がつながっていました。広大な雪原の尾瀬ヶ原を眼下に眺めながら、ムジナ沢をはさんで変化に富んだコースどりで滑りを楽しみました。 雪融けの様子からやはり今シーズンも少雪だったのかなと感じました。 ムジナ沢下部はしっかりと水流が出ていたので早めに右岸側の尾根に滑り移りました。最後のオオシラビソのツリーランもストップ雪ながら楽しみました。 尾瀬ヶ原は無人の静けさでした。 鳩待峠までの夏道沿いには踏み抜いた足穴がたくさん残っていて、登山者の苦労が偲ばれました。スキーだとまだ何とか一度も脱がずに歩けましたが、ここも明日以降は雪が切れる場所がどんどん増えそうです。 来週末は鳩待峠までバス運行が始まるので、さらに賑わいそうです。