nakanojo(中之条)

第2回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2025-2-4

今年最強の寒波がこれから1週間近く襲来するという日のスノーシューハイキングでした。すでに各地から大雪による交通障害のニュースがいくつも聞こえて来て不安になります。でも関東北部の山沿いだけ大雪予報は軽くて、集合場所のJR長野原草津口駅は全く雪無し。都会からいらっしゃるゲストの皆さんにとっては、安心ですね。ところが、標高600m弱の長野原草津口駅から600m近く標高を上げて、山奥へと分け入ったチャツボミゴケ公園までやってくると、そこは白銀の世界です・・・ 今日のチャツボミゴケ公園の午前11時の気温は、陽射しがあってもマイナスです。ただ風が弱いので、この冷たい空気が頬に気持ちいいです。温泉大滝ではモクモクと湯気が湧き上がって、こんな日だけ特別に見せてくれる迫力の光景で私たちを歓迎してくれました。 滝の壁にはまた大きく成長したチャツボミゴケの姿が確認できました。温泉の中で悠々と息づいて来たチャツボミゴケですから、冬でもたくましく生きていることを観察できます。 深い雪を掻き分けてようやくたどり着いた穴地獄では、雪が舞い始めました。じっと静かにたたずんでいると、チャツボミゴケの群生の形や温泉の暖気で削られた雪の造形がアートのように見えてきます。まるでファンタジックな異空間に迷い込んだような錯覚を感じることが出来るでしょう。 帰りはヤドリギの木に寄り道してみました。オレンジやイエローの前回観察した時よりもさらに実が熟してたわわになっていました。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングのお問い合わせ、お申し込みは中之条町観光協会です。小学生用のスノーシューも準備しているので、ファミリーでも参加できます。

シークレットkuniBCガイド2025-2-1

節分の日の天気予報がどうやら荒れそうとのことで、数日前に一日早めて前日に変更になりました。しかしながら冬型が抜けるのがゆっくりなのか高気圧の張り出しが少し弱いのか、昼になっても稜線の雲がとれませんでした。 今日は縦走ツアーなので、まずは2217mの山頂を目指します。冷たい北風がちょうど気持ち良くて快適なハイクでした。 12時ジャストの山頂です。ときおり陽射しが雲間から射しこむ瞬間があって期待させてくれます。北アルプスも志賀高原の山々の展望も白い闇の中でした。 その代わり、おかげで午後を周っても雪は腐らず気持ちいいパウダーが楽しめました。あんまり気持ちいいのでコース変更して、前回よりもさらに奥のツリーランを楽しみました。 今日は、久しぶりにけっこう深いラッセルもありました。BCツアーの縦走は、ただ単にパウダー斜面を滑るだけでなく、小さな旅をしているような楽しさがあります。

シークレットkuniBC偵察2025-1-27

いつも歩いているところからほんの少し離れて未知のエリアを偵察してみました。あとからGPSの軌跡を地図に落として、実際に見てきた地形や植生を確かめてみます。今まで気になっていた小さな池にスキーで探検できそうなことがわかりました。 ところで、雪質はついにモナカ雪に遭遇してしまいました。表面はまだ薄いですが、密なツリーランでは危なっかしくて安全滑降です。 これから天気も周期的に目まぐるしく変わりそうで、毎日一喜一憂の日々でしょうか。

シークレットkuniBC縦走2025-1-24

前日の1月23日は、本白根山が小噴火を起こしてからちょうど7年目でした。草津スキー場で追悼式が行われた様子が夕方のニュースで報じられていました。 今日のような風のない穏やかな日は、湯釜の向こう側にある山頂駐車場から流れる防災無線のアナウンスがかすかに聞こえてきました。風向きによっては火山ガスが噴出する轟音も響きます。 標高2217mの池ノ塔山を目指してかつての山スキークラシックルートをハイクアップ。途中振り返ると、2100m小ピークに噴火口があるのに気付きました。今まで何度も見ている風景ですが、火山という目で見ていないと認識していなかったんですね。今回の新しい発見でした。 山頂から後半のルートを俯瞰します。予定通りのルートで標高差1100mの滑りをこれから楽しみます。雪質は期待していなかったのですが、夜半から10㎝くらいの積雪があったようで、古いシュプール痕はうっすらわかるもののノートラックの斜面が広がっていました。途中バックカントリースキーヤーには誰も合わなかったことから、ほんとうに静かな山を堪能しました。 最後の林道では腐れ気味になるも気温が低かったので表面がうっすら凍り始めていてスキーが滑りました。予定時刻より15分早く送迎の車が待つゴール地点に到着。 春のような陽射しを感じつつも、まだなんとか1月のソフトなパウダースノーを楽しむことが出来て、最後の最後までラッキーな一日でした。

第1回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2025

いよいよ2025シーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングが始まりました。今日は3月並みの陽気で、上着もいらないほどの暖かさです。ツアーに出発する前にいつも行う儀式も気持ちよくダイブ。フカフカの雪の上に大の字に仰向けなってしばらく瞑想しました。そっと目を空けて空を眺めると、今日は鳥のさえずりもひっそりとしていて、青空をゆっくり雲が風で流されていく様子だけが時間を感じさせてくれるようでした。 冬季閉園期間中のチャツボミゴケ公園は動物天国です。誰の足跡かと思いきやウサギやリスやキツネ、イノシシ、カモシカ、オコジョ、テン、ヤマドリなど様々な獣たちの歩いた跡がたくさん残されています。 また冬の森は、樹々のほとんどは葉っぱを落として見通しが良いので、夏の時期とは違う景色も楽しめます。熊棚の痕や小鳥たちの巣の痕、ヤドリギなど、なかなか見ることのできない様々な生き物たちの息遣いをたくさん感じながらスノーシューハイキングが楽しめます。 何万年も前からこんこんと湧き出る火山性温泉とともにたくましくもゆったりと生き続けてきたチャツボミゴケ群落のある穴地獄へやってきました。厳冬期のチャツボミゴケは、春や夏、秋とは全く違う趣です。 雪の中で神秘的なグリーンに輝いている光景に、ゲストの皆さんとともにいつまでも眺めていたくなりました。 まだ一月ですから午後2時を過ぎると陽の傾きは早くなり、光が弱くなるのを感じます。下山も楽しみながらスノーシューツアーを満喫しました。チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングのお問い合わせ、お申し込みは中之条町観光協会 です。小学生用のスノーシューも準備しているので、ファミリーでも参加できます。

シークレットkuniBC偵察2025-1-19

昨日はボトムから偵察しましたが、今日はトップからです。雪は昨日の晴天からだいぶん落ち着いて、パウダーかと思いきやマーブルクラストな斜面にもたくさん出逢いました。 積雪量を判断するいつもの道路標識は、たしかに今シーズンが大雪であることを教えてくれていました。 雪の積もり方が例年と違うというのもなんとなく感じました。標高を下げるごとに積雪が雪不足な昨年並みに近付いていく感じでした。 ところで今日のような雪質だと雪が詰まってビンディングが滑降モードに入らずちょっと手こずります。仕方なく左足は登行モードのままアルペン滑りで滑降しました。ダメもとでお湯をビンディングにかけて滑降モードに入るよう試行錯誤したら、バッチリ。 今回は偵察なのでどうにでもなりますが、やっぱり本番ガイドではNTNはまだ不安が残りますね。 いろんなコースの偵察をしたかったのですが、今回はこれ以上トラブルわけにもいかないのでさっさと下山しました。 今シーズン、まだモナカ雪な悪雪には全く遭いません。来週から暖かい日が続くという天気予報だから、ちょっと心配です。でもまだ1月半ば。パウダーシーズンはこれからも続きます。

シークレットkuniBCガイド2025-1-13

南岸低気圧の大雪予報も出ていましたが、想定外のパウダー日和となりました。昨日から夜半のうちに10センチくらい降った新雪の上に、なんと今日の午前中に20センチ近くまた降リました。 昨日偵察していた目的の斜面は、まだ視界不良で良く見えません。それに今日のような降雪中は、あまりにも危険で残念ながら次回です。 メローな斜面でも、浮遊感いっぱいなパウダースノーを楽しめました。(昨日の偵察時の写真) そして2本目のコースへ移動。天気予報では晴れマークが出ていましたが、標高の高いところではなかなか雲が切れませんでした。 午後1時、小さなピークに立ちました。今日はこの一本のために頑張ってハイクアップしました。今シーズンで最高のパウダーでした。 誰にも遭わないバックカントリーでした。

シークレットagatsumaBCガイド偵察2025-1-12

低温続きのおかげで今年は例年とは違いサラサラのパウダースノーが長持ちしてくれているのかなと、ハイクアップしながら思いました。今夜からまた冬型の気圧配置になるようで、明日午前中降雪予報。10センチくらい積もってほしいと期待します。 野反の山々が遠望できました。白砂山はその名のごとく真っ白の山なので良く目立ちます。 今日は新しいコースを開拓したくまだ足を踏み入れていないエリアの森の中を彷徨ってみました。雪がいいので楽しい偵察でした。

シークレットkuniBC偵察2025-1-11

今日もいい雪でした。標高2000mの稜線は薄い雲がかかっていたので視界不良だったのかも。標高1800m以下の偵察だったので、風も穏やかでまさにBC日和でした。ハイクアップの途中で先行者のラッセル発見。シークレットkuniの隣人イノシシ君のようです。 お正月のスノーシューツアーの時に訪れた熊棚の木のところでシールを剥がして軽く一本。そして急壁のあるメインリッジをシール登行です。 年末よりも30センチくらい新雪が増えたようです。標高1600mくらいから笹薮も雪の下に埋もれて素晴らしいパウダーコンデョションでした。 2回登り返していつもと違うラインでメローな斜面を楽しみました。

2025チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング下見

2025ホワイトシーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングの開催日程が、いよいよ1月10日から始まります。昨年はなかなか雪が積もらずやきもきしましたが、今年はたっぷりの積雪で全くご心配なくです。本日下見をしてきました。 11月30日に冬季閉園して以来、人間が訪れないひっそりと静かな時間が流れていたチャツボミゴケ公園は、動物天国だったようです。新雪の上には様々な獣たちの息吹が感じられる足跡がたくさん残っていました。 元山神社に初詣をして、かつての鉱山跡の公園内をスノーシューでお散歩です。今年のガイドネタになるような自然の気になるものを探しながら歩きます。 標高1200m前後の高原地帯にあるチャツボミゴケ公園は、かつてあった落葉広葉樹林の森の木々が鉱山開発の名のもとに伐採され、周囲の森も落葉松の人工林へと植林されました。しかしながら閉山後に公園として様々な木々が植林されて、今は見事に美しい森に作り替えられています。すべての葉っぱが枯れ落ちた森は見通しが良くて、野反湖の山々が眺められました。ここからだとギリギリ白砂山も頭のてっぺんを覗かせます。 昨年の穴地獄のチャツボミゴケは、9月あたりから11月30日の最後の開園日まで、素晴らしいビロードの絨毯の光景で私たちを喜ばせてくれました。 今日は風もなくあたたかい陽射しが降り注ぐ穏やかな日だったので、冬ならではの厳しい寒さの中で湯気がモコモコと立ち昇る幻想的な景色は見せてくれませんでした。 池はスノーシューでも渡れるくらいに完全に凍結していました。 チャツボミゴケ公園の冬の森を自然観察しながら、途中ソリ遊びも楽しんだりしながらスノーシューでお散歩しましょう。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングの詳細な開催要項とご予約は、こちら中之条観光協会からお願いします。