nakanojo(中之条)

第2回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-2-5

雪が激しく降り始めた穴地獄。昼前からちらつき始めていましたが、お昼頃に穴地獄に到着する頃には、10センチくらいの純白パウダーがチャツボミゴケに纏って一幅の水墨画のような美しさでした。 温泉大滝に立ち込める湯気が醸し出す風景の美しさにも皆さん感動されているようでした。 数万年も前からここで鉄鉱石が生成され、戦後経済の復興に大きく貢献したという歴史にも触れながら歩きます。 ラムサール条約芳ヶ平湿地群のことやチャツボミゴケのことなどについても簡単にレクチャー。 でも若いゲストさんたちにとってのスノーシューハイキング最大のお目当ては、やっぱり雪遊びです。 雪まみれになりながらとことん楽しむことが出来るのって、やっぱり若さの特権ですね。 昨日から降り続いた雪は、1日で30㎝以上積もったようです。スノーシューで歩いた痕は完全にリセットですね。チャツボミゴケ公園スノーシューハイキングはまだまだ3月15日まで

第4回シークレットkuniパウダーガイド野反湖エビ山2024-2-3

節分の日、野反湖の外輪山の一つであるエビ山をBCガイドしてきました。今日も気温低めで富士見峠は北風が冷たかったですが、お昼頃から陽光あたたかくなり季節の移ろいを感じ取ることが出来ました。 富士見峠にやっとこさ到着。野反湖を眼下に昨日偵察した八間山をバックにして弁天山方面の尾根を進みます。 十二山を巻いて押し出し尾根をエビ平へ滑り込みました。雪は固いところと薄くパウダーが積もっているところがあって、樹林の濃いところは避けながら滑りやすいところを選びます。モナカ雪までの悪雪にはなってなかったので、全体的に滑りは快適でした。 エビ平からいつもの登行ルートでエビ山頂を目指します。笹薮が完全に埋まっていませんが、しっかりと雪のベースは出来上がっているのでルートファインディングで困ることはなく効率的に歩けました。 今回のエビ山の登行コースは斜度が急なのでゲストさんにはスキーアイゼンを準備してもらっていたのが良かったです。特に山頂直下で役立ちました。 広々としたエビ山山頂から草津白根山や横手山の眺めが素晴らしいです。 山頂からシールを貼ったままエビの見晴らし台のエビ山北峰へ移動。エビの見晴らし台からダイレクトに湖面へと続く尾根から途中左に巻いて、中間部の広々としたツリーランの斜面がお勧めの滑降コースです。 エビの見晴らし台でゆっくり休憩をして、いよいよ湖面に向かって滑降開始。 といっても樹林を縫う迷路のようなコースです。快適な斜面を拾いながら少しでもパウダーの積もっているところを滑って楽しみました。 最後は凍結した湖面へ滑り込みました。八間山をバックにシーハイル!久しぶりの野反湖BCガイド最高! 現在積雪で野反湖までの国道405号は冬季閉鎖中です。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-2-2野反湖八間山

2月になってようやく野反湖BCの偵察に訪れることが出来ました。でもタイミング悪くて、パウダースキーはほとんど楽しめませんでした。といっても、パウダーがないのはどこへ行ってもだいたい同じかな。 そのかわり雪が凍って固いので、ラッセルはほぼ無くて歩くのが楽ちんです。 富士見峠からイカ岩尾根ルートで八間山山頂まで1時間足らずでシール登行できました。 放射冷却もあって朝の歩き出しの気温はマイナス7度くらいでした。お昼近くになってもそんなに気温は上がらず寒い一日でした。ただ風がほとんど気にならなかったのが良かったです。 山頂付近まで登ってくると、東西南北様々な方角の山々が素晴らしい眺めです。 積雪の目安になる八間山山頂の山名標柱は3分の2くらいまで埋まっていました。例年なら全部埋まっているものです。少雪ということでしょう。 帰りは西尾根を滑って湖面に降り立ちました。 無雪期は登山道がないので訪れることはできないこのルートは、野反湖全体を見下ろせて絶景です。悪雪なので滑りは最悪でした。 無事に湖面へ滑り込みます。今週は冷え込みが厳しくなったので、不安なく湖面の氷の上を歩けました。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-30一つ石

今日も素晴らしい青空に恵まれて、偵察にはもったいないくらいの絶好なBC日和。どこに行こうか迷いましたが、昨シーズンに少雪で敬遠して一度も訪れなかった一つ石方面にやってきました。一つ石山頂にはちょうどお昼の時報とともに到着。雪庇は今年も少雪で小さくて簡単に這い上がれました。歩き出しからのんびり3時間でした。 山頂からの景色は絶景です。ガラン渓谷をはさんで横手や草津白根の山々、そして草津温泉の町並み、浅間山、そして群馬北西部の山々が一望です。 反対側には群馬県経稜線トレイルの山々が白砂山へと幾重に続いているのがわかります。 大高山です。 樹林越しにダン沢の頭です。 一つ石山頂の裏の斜面はいい雪でしたが、肝心のボウルの雪質は思ったほどよくなくて残念。天気のいい日が何日も続いているので仕方ないです。それでも日の当たらないツリーランコースを1本見つけて滑ってきました。 ボウルのボトムには雪崩の傷跡が生々しく残っていました。 積雪は少ないながらも笹薮はしっかり埋まっているところが多く、大高山もダン沢の頭もBCツアーできることを確認できました。

第3回シークレットkuniパウダーガイド2024-1-27~28

1日目、視界不良の峠越えは安全第一の滑りでした。こんな日はメローなツリーランの斜面が安心安全です。 風でパウダーが吹き飛ばされてガリガリになった斜面は避けて、フカフカパウダーのいい斜面を選んで滑っては登って楽しみました。 お昼くらいには穏やかに晴れてくることを期待していましたが、結局最後まで視界不良のままでした。 でも皆さん雪山に思い思いのシュプールが描けて楽しんでいただけたようです。 翌日は見事に晴れて気持ちいい朝でした。ゆったりとした時間をヒュッテで楽しみ、今日も皆さん元気にハイクアップです。 雪山の朝の気持ちいい冷気を頬に感じながら樹氷を縫うように進みます。昨日は眺められなかった遠くの景色も今日はバッチリわかります。 白砂山と八間山も笑顔で私たちを見守ってくれていました。 2日目の今日はトップからボトムへと縦走しながらいい斜面を滑って降ります。数日前に偵察してきましたが、今シーズンはまだ標高の低いところには笹が埋まっていないところもあるので心配です。 そんなコンディションでもゲストの皆さんは存分にパウダーを楽しんでいました。 何度も偵察した甲斐がありました。 2日目も充実したツアーでした。皆さんお疲れさま&ありがとうございました。

第2回シークレットkuniパウダーガイド2024-1-26

今日は大荒れの天気だったので、ボトムアップでオムスビ山を目指しました。登山道コースといえども、雪崩の小さな兆候が見られるコンデョションでした。以前大きな新雪表層雪崩のデブリがあった場所です。 上空では吹き荒れる風の音がずっと鳴り響いていました。風の音はちょっと怖い感じもしますが、嫌いじゃないです。 大平湿原からオムスビ山の登りにかかるといよいよ向かい風が強くなってきました。ここまでいいペースで歩いて来たので、芳ヶ平ヒュッテまで頑張ることにしました。 顔面が凍傷になりそうなくらいの冷たい向かい風なのでフェイスマスクなどの防寒体制を整えました。 桜清水は雪崩リスク高そうでした。ヒュッテにはちょうど正午に到着。ゆっくりコーヒータイムとお昼休憩。今日みたいな日はヒュッテで休憩出来てまさに雪山のオアシスです。本当にありがたかったです。 オムスビ山は一部カリカリなところもありましたが、楽しく滑って下山しました。 シークレットkuniうらやまもこれでトップからボトムまで積雪がだいたい整ったようです。 シークレットkuniの2024パウダーシーズンは今が一番いいかもです・・・

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-25

林道を歩いていると突然こちらを威嚇するような獣の叫び声に驚かされました。イノシシか冬眠中のクマ?じゃないかと身構えて、しばらくじっと静かして辺りを見回します。すると10mくらい離れた斜面を歩くキツネを発見。ほっと胸をなでおろしました。 ドングリの木には熊棚があちらこちらで見つけられます。シークレットkuniの山奥ではきっと熊が冬眠しているはずです。冬眠しないイノシシは雪山の中で生活しているものもいます。彼らはミズナラの木の下に落ちているどんぐりの実を雪の中からほじくって食べたりすることがあります。雪が50センチくらい積もっていても平気でほじくり返したりします。今回はキツネでホント良かった。 ところでパウダーのつもり具合はどうかというと、ドカ雪ではないのでボトムはまだ笹薮が埋まり切っていないものの、ちょうどいい感じに積もってくれてます。一昨日の偵察はカチカチだったのが、今日は気持ちよく滑って帰れました。 標高の高い稜線の大きな斜面は雪崩が怖いので、明日のガイドはボトムアップのツリーランが楽しめるコースがお勧めです。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-23

昨日はボトムアップで標高1650mくらいまでの偵察でしたが、今日はトップダウンで縦走コースを偵察してきました。18日のガイドツアーの時からあたたかい日が続いたので最悪のモナカ雪を心配していましたが、そこまで悪くはなかったです。 ただまったくの視界不良で今日も快適からは程遠い滑りのコンディションでした。峠越えではシールを剥がして滑ろうとしたら方向に確信が持てなくなりそうになりました。 こんなこともあると準備したGPSで確認して慎重に進みました。勝手知ったるうらやまで見覚えのある木々を確認してようやく100%確信することが出来ました。 標高を少し下げると視界が開き始めましたが、今日みたいな日はもう遊ぶ気にはなりません。雪質は固いので斜面をトラバース気味に滑ってどんどん下ることにしました。 予定よりも1時間以上早くヒュッテに到着。ゆっくりお昼休憩までさせてもらって下山。 今夜から冬型が強まって吹雪の日が3日くらい続く予報です。いい雪がたくさん積もってほしいところですが、フルフル詐欺にならないことを祈るばかりです。 カチカチのオムスビ山でした。林道で板が良く滑ってくれたのが今回の偵察で一番快適でした。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-1-22

一昨日の湿雪から雨のあたたかさで春のような雪に一変してしまったうらやまです。明日から本格的な寒波がやってくる予報なので、もう一降りドカ雪を期待したいです。 ドングリの木には熊棚があちこちいたるところで見つけられました。昨年は日本海側の新潟や富山で、頻繁に熊ニュースが報じられていました。ブナなどの山の木の実が不足だったらしいですが、こちらのドングリの森ではそんな困ったことにはならなかったようです。 ザラメ雪なので快適に急斜面もシール登行できます。まだこの辺りは柔らかいので帰りの滑降もなんとかなりそうです。しかしながら、標高1600mを越えてくるとモナカ雪に変わってきました。 標高1800mくらいからどす黒い雲がかかっていましたが、その雲が少しずつ下がってきています。見晴らしのいい雪原でちょうどお昼の時間になりました。今日はここでお昼です。でも急に寒くなってきて、カップ麺の箸を持つ指先も冷たくなってきます。食べたらさっさと下山しました。 昨シーズンはモナカ雪でそれほど困った記憶はなかったですが、今シーズンはまだ1月半ばだというのにモナカ雪になっちゃいました。まったく快適でない滑りになりましたが、ボトムからしっかり偵察が出来て次のガイドに備えることが出来て良かったです。

第1回チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024-1-20

2024シーズンのチャツボミゴケ公園スノーシューハイキングがいよいよ始まりました。 まとまった雪がなかなか降らないのでやきもきしましたが、数日前のドカ雪でスノーシューツアーにとっては十分なコンデョションに恵まれました。 気温高めでフカフカではないものの無風であたたかかったので、ゲストの皆さんには存分に雪と戯れていただけました。 またたくさんの動物たちの足跡や森の木々の生態などもゆっくりと観察できました。 温泉大滝や湯滝からはモクモクと白い湯気が立ち昇り、幻想的な冬の風景を演出していました。そして、昨年も大雨による土砂災害などの影響を受けなかった今冬のチャツボミゴケは、深い雪の中から湧く温泉とともに綺麗な姿で私たちを出迎えてくれました。 チャツボミゴケ公園スノーシューハイキング2024の開催要項はこちらです。 今シーズンの開催期間は3月15日までです。また2月の実施日は、1日、2日、4日、7日、9日、11日、14日、15日、17日、18日、19日、22日、23日、24日、26日、28日、29日です。ツアーのお問い合わせ、ご予約は、中之条町観光協会にお願いします。