March 14, 2024

湯ノ丸高原池ノ平バックカントリーガイド2024-3-13

3月になって何回目の雪でしょうか。今年は今頃になって積雪が増えていくような勢いで雪が降る日が多いです。朝方にかけて南岸低気圧の通過から強い冬型へと天気が変化する予報で、出発時の湯ノ丸高原は吹雪です。予定通りツアーが出来るか心配でしたが、結果的にはお昼の池ノ平では冬晴れの青空が顔を出して楽しくガイドすることが出来ました。 今日のツアーは全員カルフガイドです。ゲストさんたちはまったく初めてのうろこテレマークスキーです。さらに一人はゲレンデスキー自体もほとんど初心者の方でした。 リフトはもちろん乗りません。新雪のデコレーションを纏った落葉松の森の中をのんびりハイクアップしました。途中で休憩しながらテレマークスキー談義をしたり、帰りの滑りの予行演習で森のパウダースノーで少し直滑降の練習をしたりしました。 兎平までウロコを利かせて登ってきたので、そのまま火口原へ一気にダウンヒルです。テレマークスキー初めてのゲストさんたちは、ほんわか積もった軽い新雪に優しく迎えられて、一度も転ぶことなく滑り下りていきました。 時々つむじ風が吹いて地吹雪が起こりましたが、お昼を過ぎると天気は急速に回復していきました。予定通り火口原から雲上の丘にハイクアップしてノートラックの大斜面を一本落とすことにしました。 私たちの他には誰もいません。お一人はアルペンターンで、もう一人は斜滑降で、池ノ平のでっかいキャンパスに豪快なシュプールを描いていました。 下山はスキー場のゲレンデを滑りました。バックカントリーで十分にうろこテレマークスキーに慣れたので、どうやらゲレンデを楽しく滑って帰ることが出来たようです。これは普通ではないですね。

偵察シークレットkuniパウダーガイド2024-3-11

土日は高い山にはずっと雪雲が被っていました。群馬県側は大したことはなかったようですが、長野県側では結構な大雪が積もったようです。週明けの今日は好天が一日約束されそうだったので、思い切ってトップからボトムまでの縦走で偵察してみました。ボトムの残雪状況が心配でしたが、結果的には迎えの車の前までスキーが使えました。 出発地点で知り合いのスキーパトロールのスキーヤーと偶然一緒になり、途中まで一緒に行動しました。 お昼で別れて午後は一人旅になりました。 午後になって気温が高くなったのと標高が低くなっていくのとで雪は急速に腐り始めて重くなりました。途中何度かウロコにスキーワックスを塗って歩きました。 せっかくの偵察なので今シーズンまだ滑っていないAコースを滑ってみました。1月最後の週末のツアーでBコースとCコースを滑ったのですが、その時よりも2倍くらい雪が多く積もっているようです。小さな藪は全く見当たらず、ブナとミズナラの森に気持ち良くテレマークターンを描くことが出来ました。 ハイシーズンでのツアーでは登り返してBコースやCコースへと移動しますが、今日の偵察ではそのまま沢の中を滑って下山しました。 季節外れな暖かい日が続いたりしなければ、まだなんとか楽しめそうなシークレットkuniのバックカントリーです。