4月になって何度も至仏山に登る道すがら、久しぶりの笠ヶ岳に行ってみたくなりました。津奈木橋から直接笠ヶ岳を目指すのもいいですが、悪沢岳からの稜線をうろこテレマークの機動力がどれくらい生かせるかも気になります。前回は2002年4月20日にスリバナ沢とタル沢の間の尾根ルートで小笠から小至仏山までを往復して以来です。それ以前にも何度か笠ヶ岳の稜線を滑ったりしたものです。今日は青空はまったくなかったですが、風もほとんどなく穏やかなBC日和でした。

鳩待峠からオヤマ沢田代手前まで至仏山ルートです。小山沢田代手前から悪沢岳へ至仏山コースからそれて笠ヶ岳へと続く稜線に方向転換です。午前中は小至仏山と至仏山の山頂部は雲にかかって見えませんでしたが、小笠と笠ヶ岳へと続く稜線はクリアでした。こちらへは滅多に人が入らないようで、森の空気感が新鮮な感じに変わるのがわかります。

小笠までは下りとトラバースが多くて快適にスキーを走らせることが出来ました。小笠のピークは往路は素通りして笠ヶ岳へ向かいます。山頂部だけはピラミダルで存在感のある山です。うろこで山頂まで登って行けそうです。

結局山頂まであと少しというところは雪が無くて這松の藪漕ぎだったので、手前にデポ。これが失敗で、藪漕ぎで無理しても山頂までスキーを担ぎ上げるべきでした。山頂からスリバナ沢に向かっていい斜面が落とせました。ザラメ雪が緩んでウロコにとっては絶好のコンデョションでしたが、笠ヶ岳山頂付近の雪は腐り過ぎてツボ足では踏み抜かないように苦労しました。

山頂からは奈良俣湖が眺められました。27日に矢木沢ダムとともにいよいよカヤックツアーも解禁です。

帰りは小笠のピークも踏んで往路通りに悪沢岳へ。小笠のピークからも奈良俣湖が良く見えました。

悪沢岳に戻ってきたら、至仏山の雲がとれて天気が良くなっていました。

春のザラメ期は、うろこテレマークスキーの機動力を使うことが出来れば、津奈木橋をスタートゴールにして笠ヶ岳を縦走するルートがいろいろと考えられます。静かな森のツアーが楽しそうなエリアです。

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