5月の透き通るような青空と新緑に彩られた岩櫃山を歩いてきました。2年前に登った時は、郷原側の古谷登山口から密岩通りで山頂に登り赤岩通りで下山しました。
今回は原町側の平沢登山口から尾根通りを歩いて赤岩通分岐から十二様通りでいったん赤岩登山口に下山。そこから密岩登山口に周り、密岩通りを登ってようやく岩櫃山山頂へ。下山は沢通りで平沢登山口へ戻りました。
岩櫃山は大まかに5つの登山コースがあって、初めての人はどのコースで登ったらいいかちょっと戸惑ってしまうでしょう。二つの登山口には登山案内所があって、岩櫃山の登山マップも無料で配布しているので安心です。
登山道も大変よく整備されていて、道迷いしないように案内板も親切すぎるほど設置されていて、とても歩きやすかったです。
新録の森の林床ではひっそりとササバギンランの小さな白い花が輝いていました。山頂近くの日当たりのいいい断崖で、ニッコウキスゲの黄色い花が一輪咲いているのには驚きました。
山頂からは360度の絶景です。今日は富士山はわかりませんでしたが、赤城、榛名、妙義の上毛三山が眺められました。
吾妻谷も眼下に一望です。戦国時代の武士たちがここから眺めた浅間山は、江戸時代の大噴火の前だから違った形をしていたかもですね。
今日は平日とあってか山頂付近で1グループだけしかすれ違わなくて、とても静かな山歩きが楽しめました。
山麓にはもう一つ平沢登山口と古谷登山口を結んでいる真田道という登山道コースがあって、こちらも登山者の中で利用する人がいるようです。険しい岩山ですが難易度的に分けられた登山道が選べるので、登山者の体力やその日の天候に応じて何通りにも登山コースがアレンジして登れる山です。