良い天気が続くので、昨日の吾儒山~薬師岳に続いて今日は有笠山へ。午後は昨日の調査やさらに岩櫃山調査でも不十分で気になっていたところの確認です。

有笠山は30年くらい前に数度登ったきりで久しぶりです。いつの間にか今ではフリークライミングの山として全国的にも有名なようで、遠く離れた他府県ナンバーの車はだいたいクライマーたちのようです。

西登山口から樹林の中を登山ルートらしき踏み跡と古いピンクテープを探しながら登っていきます。踏み跡が錯綜しているところや薄くなっているところは登山道がはっきりしていなくて、ちょっと迷いやすいところもあります。案内板も朽ちてしまったものばかりで頼りにはなりません。

森の奥からクライミングをしている人たちの話し声が聞こえてきます。登山道奥の駐車場に何台も車が停まっていましたが、みんなクライマーの車だったようです。

東登山道からの合流地点から少し登ったところに、新しい山名標識が設置されていました。この先のハシゴと鎖場の通過が危険だから山頂には担いで登れないのは当然でしょう。

この危険個所を通過すればもう特に肝を冷やすところはないです。岩崖に付けられた細道を反時計回りに巻くように登っていけば山頂です。途中で景色が開ける展望岩があって、昨日登った吾儒山や薬師岳も眺められました。向こうの山頂からは樹林が濃くて見えなかったはずです。

下を覗くと新緑の森が鮮やかで目に眩しいです。くらくらしそう。

山頂からはまったく展望なしなのが残念です。

登頂後いったん西登山口に下山して、今度は東口の登山口からのコースも調査してみました。

東登山口からのコース上には、自然の要塞のような岩壁が立ちはだかっていました。ここには縄文人の住居跡と言われている遺跡があります。

最近はヤマビル被害があるそうですが、今回は晴れて乾燥してたからでしょうか、まったくヤマビルを見ることもないし被害もなかったです。有笠山は群馬百名山の一つです。

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