偵察乗鞍岳BC2022-4-28
今シーズンは残雪がどこも少なそうで先日の鳥海山が滑り納めかな。2022年の乗鞍岳BCです。 標高1800mちょっとの三本滝バス停からスタート。かろうじてつながっているスキー場ゲレンデの残雪をシール登行です。 樹林帯の中に切り開かれたツアーコースを抜けると位ヶ原です。大雪原の向こうに乗鞍岳の絶景が広がっています。今日はどこの斜面を滑っても楽しそうですが、剣ヶ峰山頂からの雪渓がまだ綺麗につながっていて良さそうです。目を凝らすと前方にちらほらとスキーヤーの小さな人影がいくつも見つけられましたが、とにかく雄大すぎて距離感とか斜度とかが麻痺した感じになりました。 斜度がきつくなりぐんぐん高度を上げると、摩利支天岳の観測所の建物が眼下に見えました。その向こうには北アルプスの山並みが続いています。 周りに肩を並べる3000m級の山々をこんな風に間近で眺められるところは、さすが乗鞍岳です。 反対側には御獄山。 やがて位ヶ原が眼下に広がります。迷路のような雪渓ですが、まだかろうじて何とかどこも雪が切れてないので安心です。 祠のある最後の山頂まではスキーをデポして雪が融けて現れたガレ場の登りをもう一息です。山頂は風も弱く穏やかです。平日とあって静かな時間を過ごしました。 雪渓がつながっているか登りで確認しておいたので安心して滑り込みます。天気に恵まれて今日はいいコンディションのザラメ雪が楽しめました。 私の前に一人滑ったシュプールもありますが、振り返って自分のシュプールが眺めて満足感にちょっぴり浸ってから足早に下山。 三本滝の駐車場に戻ると、すっかり初夏のような陽気でした。