台風1号の影響で今日の野反湖は湿った南風が入り霧が予想される天気予報でした。富士見峠まで上がってくると、残念ながら予想通り。初めて野反湖にお連れするゲストさん達の中には外国から来られた方もいます。視界不良のホワイトアウトから始めるのは、きっと不安いっぱいに感じることでしょう。急遽トレッキングコースのスタート地点を、さらに車を走らせてダム側の白砂山登山口に変更です。思った通りダム側は霧が切れて、モノクロームながらどこか日本離れした山と湖の景色が開けていました。

反時計回りで湖畔一周コースを4時間かけて歩きました。野反湖の南半分は霧のベールの中に隠れていましたが、ときおり切れることがあってハッとさせるような美しい表情を見せてくれたりもします。

まだ芽吹き前のダケカンバもたくさん見られて、新緑が始まったばかりです。道脇にもこれから開花の準備をしている小さな花々にもたくさん出逢いました。

ヨーロッパの地中海と大西洋に面した国からのゲストの方は、野反湖の木々や草花を自国の自然と比較しながら興味深く観察されていました。

今回、自然が大好きな方であれば、言葉は通じなくても不思議とコミュニケーションがとれることがわかりました。思いがけず貴重で楽しいガイドの経験になりました。

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