June 2024

偵察レイクカヤック奥利根湖奈良沢2024-6-19

例年より梅雨入りが遅いようで、今日もカヤック日和でした。カラッとした北風が奥利根の山々から吹き下りてきて肌に心地よいです。 陰なイメージの本流に対して奈良沢は広くて明るい陽なイメージがあります。今日は奈良沢を漕ぎました。 コツナギ沢から奈良沢、最後に幽ノ沢を周りました。今は禁止ですが、昔はよくカヤックでキャンプしました。コツナギ沢のバックウオーターが一番のお気に入りでした。 幽ノ沢バックウオーターに向かう途中、湖面を見慣れぬ怪しげな生き物が泳いでいるのを見つけました。テンかな。 今日もアークティックウインドパドルで3時間ほど気持ちいいパドリングを楽しみました。 奥利根湖は群馬で一番お気に入りのカヤックフィールドです。いつまでも漕げるように安全第一のマナーとモラルで楽しみたいです。

イワナの夏2024

渓にエゾハルゼミの大合唱が響き渡ります。木漏れ日が眩しく光る谷間には涼しい風がいつも吹き抜けています。 イワナと出逢うことのできる夏の沢歩きは、最高に贅沢な時間です。 目的の沢へのアプローチの途中で、すぐ前の笹薮から突然獣が飛び出して逃げていきました。子鹿でした。驚かせてくれます。 昨年、ゲストさんが針を切られたイワナがまだいるのか確かめにきました。大丈夫、元気に泳いでいきました。

レンゲツツジが見頃な野反湖トレッキングガイド2024-6-14

野反湖のレンゲツツジが今ちょうど見頃です。今日は梅雨入り前の青空に恵まれて湖畔トレッキングを楽しんできました。 コマクサも咲き始めていました。まずはコマクサのガレ場へ。そしてここからの野反湖の風景はおすすめです。 野反湖はこれから季節が秋へ移ろいながら次々と色とりどりな花々が咲き継いでいきます。レンゲツツジはもちろん、キジムシロやツマトリソウ、アマドコロ、ズミ、ナナカマド、コケモモ、イワカガミなどが見られました。 湖畔でのんびりお弁当ランチをいただきました。大きな鯉が入江の浅瀬を泳いでいるのが眺められました。平日なので静かな野反湖を満喫です。 ニッコウキスゲの蕾も膨らみ始めていました。もう6月中旬ですから下旬頃には咲き始めそうです。今年のニッコウキスゲは7月の3連休にちょうど見頃になってほしいのですが、どうでしょう・・・ 帰りに世立のしだれ栗を見物がてら本物のわらび餅を食べるために「よってがねえ館」に寄ってみましたが、残念なことにすでに売り切れでした。 リンク→2024年月31日の八間山BC

偵察初夏のレイクカヤック奥利根湖2024年6月12日

今日も30度超えの真夏日予報ということで、奥利根湖へカヤックの偵察。前回の奈良俣湖で漕いだ時、ソルティス艇のラダーのワイヤーが突然切れるトラブルがありましたが、修理後の試運転も兼ねてです。湖水は100%近い満水で、ロケーションは最高の状態です。 深緑のブナの森にはエゾハルゼミの大合唱が響き渡ります。風は意外にカラッとしていて、ギラギラ太陽もそれほど気にならなくて快適でした。 花の種類もすっかり初夏の花に変わっていて、GWの頃からあっという間の季節の進み具合を感じます。 国境稜線の山々の残雪模様もすっかり小さくなりました。奥利根湖の貯水率はこれからどうなっていくでしょう。カヤックを楽しむなら今です。

吾妻の山・岩櫃山トレッキングガイド探査2024-6-11

今日は気温30度越えの真夏日の予報。標高2000mの稜線漫歩が快適そうだけど、標高802mの岩櫃山へ。 一合目のJR吾妻線郷原駅からスタートです。目指す山が駅から眺められるのは、テンション上がります。 真田の山城として戦国時代の歴史の大舞台となった山です。登山口からの岩櫃山は、天を仰ぐようなド迫力の山です。まさに天然の要塞がたちはだかっているようです。 郷原駅からは山頂まで3コースの登山道があります。前回は密岩通りコースと十二様通りを探査済みなので、今日は赤岩通しコースを登ります。鎖場のこの赤い岩がネーミング元になったのでしょう。 今日は赤岩通りコースからでしたが、やはり鎖場やハシゴ場の多い密岩通りコースで山頂に登ったほうが、岩櫃山に登ったという実感が湧きます。でも360度大展望の山頂に立てば、どのコースであろうと登って良かったという達成感に浸れます。 白砂山稜線も赤城山も榛名山も妙義山も浅間山も四阿山も草津白根山も横手山もみんな見えます。越後と信濃と上野で活躍した真田氏にとってこんなに地の利の良い場所はないですね。 今日は尾根コースで平沢登山口へ下山して、さらに群馬原町駅まで歩いて電車に乗って郷原駅に戻ります。山城跡などを見学しながら戦国時代の歴史ロマンを感じて歩けるのが楽しいですね。 真田道というのが麓にあって、こちらで郷原駅に戻ることもできます。先日この道も探査済みですが、しっかり整備されていました。 私たちは番匠坂という道を選びましたが、こちらもしっかり整備されていて安心して歩けました。 群馬原町駅は今は無人駅ですが、駅舎に東吾妻町観光協会が入っていました。久しぶりに電車に乗るので、わからないことをいろいろと教えてもらえました。 鉄道と登山を組み合わせたプチ山旅でしたが、これはいつもと違うスタイルで楽しいかもです。

第1回ノゾリチャツお散歩ツアー2024-6-9

チャツボミゴケ公園のレンゲツツジは散り終わりましたが、入れ違うかのよう野反湖でレンゲツツジが綺麗に咲き始めました。いつ雨が落ちてきてもおかしくないような雲行きでしたが、思わず湖畔のとっておきミニコースが案内したくなります。 イワカガミ、ミツバオウレン、キジムシロなどの小さな花が目を楽しませてくれます。また、落葉松の柔らかい若葉の感触を確かめてみたり、刺々しいオニアザミの葉に恐る恐る触ってみたりもしました。ズミの花は満開の盛りで見事でしたが、ひっそりとアズキナシの花の蕾がこれから開花するタイミングをうかがっているのを見つけました。 今日のお昼の野の屋さんでの手打ちそばランチは、全員キノコ三昧そばでした。ラムお散歩ツアーの風さんの手打ち蕎麦とはまた違う、キノコをたっぷり使った美味しさを楽しめます。午後はチャツボミゴケ公園へ。 今回のゲストさん達のお一人は、今回群馬鉄山の歴史やチャツボミゴケが鉄鉱石の形成に大きく関わっている様子などに大変興味をもっていらっしゃるようでした。 蛍光グリーンの絨毯のコケの美しさだけでなく、茶色や赤色のコケが枯れたところにもじっと観察されていました。 いよいよポツポツと落ちてきそうな予感がしたので、急いでモリアオガエルの卵塊探しです。先週は一つも見つからなかったのに、今日はもう10個以上はありそうなくらい見つかりました。 帰りは少し時間が余ったので、閉館時間20分前に旧太子駅に寄ることが出来ました。入館してチャツボミゴケの化石が見られる鉄鉱石や戦前に建設された鉄筋コンクリートのホッパーの遺跡を見学。実際に近くで実物を見ることが出来てゲストさんも大満足でした。

偵察ぐんま県境稜線トレイル・白砂山~八間山周回コース2024-6-8

午前5時前の野反湖。湖面に霧が発生してとても幻想的です。野反湖名物の朝霧は早起きしないと見られません。今日は土曜日とあって朝早くからたくさんの登山者が白砂山登山口から出発していきました。 登山道の様子と見頃な花の開花状況を観察するために、白砂八間コースで歩いてきました。水場上の雪渓はまだかろうじて残っていましたが、完全に融けるまであと1週間くらいはかかりそうで例年通りでした。 堂岩山までの樹林帯では、登山道脇に小さな花がたくさん観察出来て、花好きの方たちは飽きることが無いでしょう。小鳥たちの歌声も賑やかです。そして堂岩山からいよいよ稜線漫歩が始まります。 シャクナゲやシラネアオイ、ナエバキスミレのたくさんの花々が出迎えてくれます。 厳しい気象条件の中でたくましく生きる高山の花々たちから力をもらうようにして、最後の登りを頑張ります。 午前9時山頂着。稜線ではすでに何人もの下山する登山者とすれ違いましたが、山頂にも数グループの登山者が休んでいました。いつものように山頂を通り越した三国境の手前の景色のいいところで休憩しました。 先週ある登山者から三国境の場所がわからなかったという感想をいただいていたので、目印のピンクテープを付け足しておきました。 もう一つ気になっていた道迷いしやすい中尾根と黒渋の頭の間の鞍部ですが、昨秋に設置したピンクテープがしっかりと生き残っているのが確認できて一安心。 白砂山を振り返ると山頂付近に少し雲がかかっていました。タイミング的に山頂で展望が楽しめなかった登山者もいたようですが、その後また雲が綺麗にとれていました。

偵察初夏のレイクカヤック奈良俣湖2024-6-6

エゾハルゼミの大合唱でむせかえるようなブナの森は、いよいよまた夏がやってきたことを実感させてくれます。奥利根湖の偵察から約1か月ぶりのカヤッキングです。 湖面から仰ぎ見ることが出来る尾瀬の至仏山や笠ヶ岳の山々には残雪がほとんど残っていません。ダムの水位は満水近くあって、岸沿いの森にはタニウツギやナナカマド、山ツツジ、キリの花が見られましたが、季節の巡りの早さにびっくりします。 源流バックウオーターにも雪融けが流れ込んでいる様子はなくて、水も温みはじめていることがわかります。 今日の奈良俣湖は私たち以外誰もいないプライベートレイクでした。静かな湖面を彷徨うようにしてパドリングを楽しみました。 2024シーズンのバックカントリーでは、至仏山へは4回、笠岳に1回訪れましたが、今日は湖面から良く眺められました。 ちょっと遠回りですが帰りは坤六峠周りでドライブしてみました。峠を少し下るとバックカントリーで滑った側の笠岳や至仏山が新緑の森の梢越しに垣間見えました。