June 10, 2024

第1回ノゾリチャツお散歩ツアー2024-6-9

チャツボミゴケ公園のレンゲツツジは散り終わりましたが、入れ違うかのよう野反湖でレンゲツツジが綺麗に咲き始めました。いつ雨が落ちてきてもおかしくないような雲行きでしたが、思わず湖畔のとっておきミニコースが案内したくなります。 イワカガミ、ミツバオウレン、キジムシロなどの小さな花が目を楽しませてくれます。また、落葉松の柔らかい若葉の感触を確かめてみたり、刺々しいオニアザミの葉に恐る恐る触ってみたりもしました。ズミの花は満開の盛りで見事でしたが、ひっそりとアズキナシの花の蕾がこれから開花するタイミングをうかがっているのを見つけました。 今日のお昼の野の屋さんでの手打ちそばランチは、全員キノコ三昧そばでした。ラムお散歩ツアーの風さんの手打ち蕎麦とはまた違う、キノコをたっぷり使った美味しさを楽しめます。午後はチャツボミゴケ公園へ。 今回のゲストさん達のお一人は、今回群馬鉄山の歴史やチャツボミゴケが鉄鉱石の形成に大きく関わっている様子などに大変興味をもっていらっしゃるようでした。 蛍光グリーンの絨毯のコケの美しさだけでなく、茶色や赤色のコケが枯れたところにもじっと観察されていました。 いよいよポツポツと落ちてきそうな予感がしたので、急いでモリアオガエルの卵塊探しです。先週は一つも見つからなかったのに、今日はもう10個以上はありそうなくらい見つかりました。 帰りは少し時間が余ったので、閉館時間20分前に旧太子駅に寄ることが出来ました。入館してチャツボミゴケの化石が見られる鉄鉱石や戦前に建設された鉄筋コンクリートのホッパーの遺跡を見学。実際に近くで実物を見ることが出来てゲストさんも大満足でした。

偵察ぐんま県境稜線トレイル・白砂山~八間山周回コース2024-6-8

午前5時前の野反湖。湖面に霧が発生してとても幻想的です。野反湖名物の朝霧は早起きしないと見られません。今日は土曜日とあって朝早くからたくさんの登山者が白砂山登山口から出発していきました。 登山道の様子と見頃な花の開花状況を観察するために、白砂八間コースで歩いてきました。水場上の雪渓はまだかろうじて残っていましたが、完全に融けるまであと1週間くらいはかかりそうで例年通りでした。 堂岩山までの樹林帯では、登山道脇に小さな花がたくさん観察出来て、花好きの方たちは飽きることが無いでしょう。小鳥たちの歌声も賑やかです。そして堂岩山からいよいよ稜線漫歩が始まります。 シャクナゲやシラネアオイ、ナエバキスミレのたくさんの花々が出迎えてくれます。 厳しい気象条件の中でたくましく生きる高山の花々たちから力をもらうようにして、最後の登りを頑張ります。 午前9時山頂着。稜線ではすでに何人もの下山する登山者とすれ違いましたが、山頂にも数グループの登山者が休んでいました。いつものように山頂を通り越した三国境の手前の景色のいいところで休憩しました。 先週ある登山者から三国境の場所がわからなかったという感想をいただいていたので、目印のピンクテープを付け足しておきました。 もう一つ気になっていた道迷いしやすい中尾根と黒渋の頭の間の鞍部ですが、昨秋に設置したピンクテープがしっかりと生き残っているのが確認できて一安心。 白砂山を振り返ると山頂付近に少し雲がかかっていました。タイミング的に山頂で展望が楽しめなかった登山者もいたようですが、その後また雲が綺麗にとれていました。