来年の9月半ばから1か月間中之条ビエンナーレが開催されることが決まっています。まだ1年も先の話ですが、作家さんたちの作品作りはもう始まっています。

というのも今回は、芳ヶ平湿原の自然のあることをテーマに作品作りを開始している作家さんをガイドです。

初めて訪れる芳ヶ平湿原ですから、作品作りのためにも晴れてほしかったのですが、現実は霧ベールに包まれた幻想的な芳ヶ平でした。

とうとう最後まで霧は晴れず、芳ヶ平湿原の全体像がつかめないままだったので、今後の作品作りは作家さんのインスピレーションがきっと大きく左右することでしょう。どんな作品が展示されることになるのかますます楽しみになってきました。

下の田、上の田、芳池、樺池、長丸池を確認。忘れ池は確認できなかったのですが、名前通りわかりにくいのでしょうか。水池や丸池、下の丸池も確認できず。これらは木道突端のベンチからさらに湿原奥にあるので見えないところかもです。そしてひょうたん池ですが、芳ヶ平湿地群展望台からもよくわかる池塘です。もちろん木道からもはっきり確認できました。

さらに指池と大池、ふたご池も確認できました。でも大池とふたご池の間にあるはずの小池は確認できませんでした。

大池ではツルコケモモの熟した赤い実がいくつもまだ残っていました。

ほかにもクロマメノキやガンコウランの熟した黒い実もまだありました。

芳ヶ平湿原の風景でお気に入りの池塘が長池です。霧のベールをまとう長池も趣がありました。浮島の形が今回だいぶん違っていたので、池塘がつねに姿を変えていくことがわかりました。

だれともすれ違わない1日でした。ダマシ平付近の登山道脇に建てられた江戸時代の石仏だけが、私たちの通行を見守ってくれていました。

芳ヶ平湿原の紅葉は例年ならもう見頃を過ぎているはずですが、まだまだ黄や赤の草紅葉に彩られた湿原の風景はなかなかのものでした。

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