ヘリによる訓練はエキサイティングな体験でした。メンバーたちの興奮が治まると、山はまた静けさに包まれました。
白砂山は、遠目から見て、稜線の雪庇は大丈夫そうだし、雪質も安定してそうです。ヘリによるアプローチのおかげで、まだ時間的にも余裕たっぷりです。全員で登頂目指します。
ルートは、堂岩山直下から南面台地に滑り込んで、山頂直下までトラバースしました。猟師の沢の頭の稜線ルートは時間がかかり過ぎるでしょう。
雪質が安定していそうなので、白砂山山頂直下の雪壁が稜線上に這い上がれそうでした。
午前中の早い時間だったのが幸いして、キックステップで調子よく稜線上に立つことが出来ました。
ほぼ無風快晴の白砂山山頂に、無事全員が立つことが出来ました。山頂からの360度の絶景をゆっくりと堪能しました。
後ろから続々とメンバーたちも登ってきます。
帰りは山頂直下の大斜面を滑りました。
一ヵ所急なところがありましたが、雪質が安定していたことが本当にラッキーでした。
堂岩山と中尾根の頭との鞍部まで戻って来れればもう安心です。
日暮れ前のちょうどいい時間に全員野反湖に戻りました。その夜は予定どおり、今は無き野反湖ロッジに宿泊して、翌日下山しました。