筑波山から八甲田の酸ヶ湯温泉への移動途中で三陸を寄り道しました。震災後まだ間もない2011年の秋に、宮古で開催された三陸シーカヤックマラソンに参加した忘れられない思い出の地です。
震災前から三陸の海をカヤックで漕ぎたい夢をもっていたのになかなか実現せず、実際に初めて漕いだのが震災直後の三陸シーカヤックマラソンでした。イベントの後、浄土ヶ浜までツーリングしながら、もう一度また漕ぎに来たいと思いました。
再訪は2014年8月に実現しました。鵜ノ巣断崖や北山崎の断崖直下の海を漕ぐことが出来ました。
無数の洞窟をくぐりました。2014年はまだ震災の復興真っ只中で、もちろんそのことはいつも頭に入れて行動する必要がありました。
今回通過するだけでしたが、震災後13年以上の月日の重みを強く感じることが出来ました。一見するとほとんど復興したかのように新しい町並みや道路、漁港、堤防などが目に飛び込んできました。うっかりすると津波の恐怖を忘れてしまいそうになります。でもまだまだ癒やされることのない深い傷痕もあると思いました。
鵜ノ巣断崖の展望台からまたもう一度漕ぎに訪れたいと強く思いました。